#21 『世界は経営でできている』
本書への一言
経営者としてイタイ表紙ではあるが、
自分の目的を経営的視点でユニークなトピックに仕立てた、非常にユーモアあふれる一冊
なにもかも経営でできている
恋愛
恋愛は人間関係の構築である。
恋愛の目的にたいする手段があり、達成するまでの罠がある。
短期的な思考や感情の罠といった経営する上で必要なスキルを要する
勉強📖
基礎的な知識を身に付けた、問題を解くために、実演の場として実践、検証をする。
しかし勉強することを手段にしている人が非常に多い。
何かを学びたい時は、全体像を把握してから細かく見ていく方が理解しやすい。
つまり全体を最初に把握してから、自分が最も弱い部分を補強していく。これが効率的な勉強方法である。
心労☁️
私たちは時に自発的に最悪の状況を想像して、自分から不安を生み出す状況に陥ることがある
ゴールではなく、細かいプロセスに目がいってしまいがちである。
就活
自分自身にとって究極の目的は何か、そしてそのためにはどのような手段があるのかを問い直す活動である。
仕事
仕事とは顧客を生み出し、顧客を満足させ、幸せにし、その対価として顧客が喜んで奉仕を支払ってくれる
これができないのであれば組織を維持するためにかかる費用を捻出する原資がなくなる。
世の中に提供できる付加価値、つまりバリューが増加すると、仕事も楽しくなるパラダイス的な状況が得られる。
しかし現実の社会ではこれに気がつかない人があまりにも多い。
怒り
怒りは別の感情を隠すために用意されている。
怒りの裏には、嫉妬、困惑、焦りや後悔、不安、期待、失望が潜む
相手の腹立ちのシーンを明らかにしなければ、相手の怒りは沈まらない。
怒ると言う行為は、相手の考えを勝手に想像し、自分の常識と比べて非常識だと決めつけ勝手に怒ることだ。そして怒ることで、さらに怒りの原因を自ら作ってしまう。
著者からのメッセージ
自分自身のもつ本来の目的を忘れたものは滅びてしまう。
つまり手段が目的になってしまうことへ警告をする
利己主義と言う考えが世にはびこり、世界から経営的な視点が失われている
人間は社会的な動物である。
それゆえに、
自分の幸福を人に左右され、人を不幸にする。
悲しく利己的な行動をとった過去は、未来において罰せられてしまう
他者と自己を同時に幸せにする価値の創造でしか、個人にも集団にも恒久的な幸せは訪れない
自分の中で誰かと対立が起きてしまったときには、
自分の究極の目的は何だったのかを取りもどせばよい
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