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SNSで園の価値観や大事にしていることを効果的に伝え、求職者や地域の人に愛される園運営を

「求人サイトを見て就職してくれた人が、園のカラーと合わず短期間で辞めてしまった」
「目立つ特徴がない園なので、地域の中でもあまり存在が知られていない」
「既存のSNSはあるけど、広報の効果を感じられない」

保育園や幼稚園、認定こども園などの経営者・園長のお話を聞くところ、このような課題を感じている園は少なくないようです。

Saticleの「SNSまるごと支援」は園の課題解決や広報活動をお手伝いするサービスです。InstagramをはじめとするSNSを計画的に運用し、求職者や地域の保護者に向けて情報を発信していきます。

サービスの特徴やサポートの流れ、実際に活用した園の事例などを、Saticleの代表取締役である“えっちゃん”こと悦田愛笑が語ります。

株式会社Saticle 代表取締役 悦田 愛笑

SNSを効果的に活用することで、園の魅力や特徴を知ってもらえる

─「SNSまるごと支援」はどんなサービス?

その名の通り、SNSの運用を私たちにまるごとお任せいただくサービスになります。日々の活動の様子はもちろん、園の最新情報や採用情報、現場で活躍する保育者たちの思い、地域の特色が伝わる内容などを写真・動画・言葉と多様な手法で伝えてまいります。

ただ単に投稿を代行するだけでなく、各種データを取得・分析し、園のニーズや特色に合わせてSNSを運用しているのも特徴です。振り返りも月に一度の頻度で行い、園のご担当者と目線を合わせながら次月の運用方針を決めていきます。

─SNSをうまく運用することで園にどんなメリットがあるの?

SNSを使うことで、求職者や保護者、地域の人々へ向かって、園の日々の活動の様子などをリアルタイムで届けることが可能になります。
昨今、求職者や保護者のほとんどがInstagramなどのSNSを利用しています。応募や見学の前に、その園が大切にしている価値観や日々の活動の様子などが分かることで、「この園を実際に見てみよう」「求人に応募してみようかな」という次のアクションに繋がりやすくなります。

素晴らしい保育を実践していたり、職場環境を整えている園であっても、情報発信が適切になされていないことが原因で、保育士や子どもが集まらないといった問題が起こり得ます。20代〜30代の方たちにしっかりと情報を届けるのであれば、SNSを活用することはとても効果の高い手法なんです。

知人間で情報をシェアしやすい点や、更新を続けることによりコンテンツが貯まっていく点もSNSの強みです。一時的に情報を発信して終わりではなく、過去に投稿したコンテンツが貯蓄され、園にとっての財産になっていきます。

─採用の効果は?

就職・転職活動をスタートする前の層にもアプローチすることができます。求職者の声を聞いたところ、SNSで地域の園の情報をリサーチしたり、学生の場合は、実習先やアルバイト先を探す際に園のInstagramがないかチェックしている人はとても多いようです。

そういった方は、園の雰囲気や職員の姿などを知った上で来てくれるので、園の目指す保育に共感してくれる可能性が高く、離職しにくい傾向があります。

また、SNSは基本的に無料で利用することができるため、求人広告や人材紹介サービス等にかける採用コストを大きく削減できる点もメリットと言えます。

一時的な人手不足解消や不特定多数への拡散が目的ではありません

─他社のSNSマーケティングとは何が違うの?

私たちは、フォロワーやいいねの数の極端な増加をねらったり、不特定多数の方に見てもらうためのサポートはしてません。そのため、一般的なSNSマーケティングサービスとは少し質が異なります。園の魅力を適切な形で発信し共感を生み出す仕組みづくりは、Saticleが日頃から大切にしていることの一つです。

「うちの園には目立つ特徴がない」という悩みをお聞きすることもあるのですが、どの園にもその園ならではの魅力があります。私たちの役割はその魅力を見える化し、共感者を増やしていくこと。言わば、園のファンづくりのお手伝いなんです。

─「SNSまるごと支援」の弱点はある?

効果が出るまでに時間がかかることです。サポートを利用していただいている園には、効果が出るまでには最低でも3ヶ月〜半年ほどの時間が必要であることをお伝えしています。

そのため、人手不足をすぐに解消したい場合や、いわゆるSNS上の「バズ」を狙い、大勢の人に向けた情報拡散を思い描いている場合はご満足いただけない可能性が高いです。

反対に「時間をかけてでも確かなファンを増やしていきたい」という思いを持っている方に対しては、お手伝いできることがたくさんあると思っています。

「何のためにSNSを使いたいのか」を明確にすることが大切

─サポートの流れは?

まずは現状や課題、希望についてヒアリングさせていただきます。目的が採用なのか園児獲得なのかによっても、SNSの最適な運用方法は異なるためです。ニーズに応じたサポートをするために、具体的なお話を聞かせていただきます。

運用がスタートした後は、月に12回(週に2〜3回)の投稿を行い、月末には分析したデータに基づいて、園のご担当者と共に振り返りをします。そこで新たな課題や希望が見えてくることもあるので、実情に合わせて運用の仕方を調整していきます。

「SNSまるごと支援」は、基本的には6ヶ月間の契約となっています。先にお伝えした通り、効果が見えてくるまで最低でも3ヶ月、平均半年はかかるため、半年という期間を設定しております。

7ヶ月目以降も引き続きお任せいただくことで、より効果の高いSNS運用が可能になりますが、6ヶ月間で構築した土台をもとに自分たちで運用していただく選択肢もあります。その場合は、効果を落とさず運用を続けることができるように、しっかりと引き継ぎ作業を行わせていただきます。

─求職者以外にも情報を届けることは可能?

可能です。実際にご利用されている園では、SNSを介して地域のファンも増えています。園の利用者である保護者にも発信を見ていただくことで、一人ひとりの保育者が大切にしている思いや、子どもたちの日々の様子などをリアルタイムで届けることができます。園と保護者の信頼関係を強固にするためにも、SNSは役に立つツールです。

園の大切な想いや価値観を発信し、共感してくれる「誰か」に届けます

─実際にサポートを受けた園の様子は?

SNSを見た大学生から園見学の申し込みがあったり、隣の市の中学生が園の雰囲気を気に入ってボランティアに来てくれた、といった喜びの報告がありました。地域の人々からも「いつも投稿見てるよ!」と声を掛けられることも増えたのだとか。

また、ある園では「SNSまるごと支援」を利用して4ヶ月間で、3人の職員を採用することに成功したそうです。いずれも求職者がInstagramの投稿内容に興味を持ち、園に直接連絡をくれたとお聞きしています。

─どんな園にサービスを活用してほしい?

園が大切にしている価値観や想いを届けていきたいと考えている方がいましたら、ぜひご相談ください。私たちは、SNSにアップするための特別な動画の制作や、非日常的な演出の提案は行なっていません。SNSのために用意した特別なことではなく、日常の活動や子どもや保育者のありのままの姿から、園の魅力を知ってほしいと考えています。

誰にどんなメッセージを伝えたいか、一緒に考えていきましょう。園と「両思いの人」を増やすためのお手伝いをさせてください。

(聞き手・文/佐藤 愛美)

株式会社Saticle 代表取締役
悦田 愛笑 Manae Etsuda

幼児教育を専攻する中で、人格形成を培う大切な時期に携わる保育者の存在の重要性を実感。
学生時代は、保育者を目指している学生が気軽に保育現場に足を運ぶことができるプラットホームの構築や就活イベントの企画・運営を行う。
卒業後、認可保育園に就職するものの、もどかしさを感じ退職。“保育の世界に希望が持てない人をこれ以上増やしたくない“という思いで、2021年1月に株式会社Saticleを設立しました。

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