対象を評価、判断せず、ありのままに見る。
瞑想の際、呼吸や体の感覚を評価、判断せずありのままに見る。 「評価、判断せず、ありのままに見る」とは対象を言語化せず、 ありのままに見るということだ。 言語=思考は頭の中の概念の世界だ。 人間は五感で感じ取ったものを言語化し、思考し、 頭の中の概念の世界を作り上げてしまっている。 これは現実の世界をありのままに見ていない。 「ありのままの世界」を、 「言語化した世界、思考の世界、頭の中の概念の世界」に変換してしまっている。 瞑想の時は、対象を評価、判断せず、ありのままに見る。 言語化せずにありのままに見る。
人間は概念化された世界に反応している。欲や怒りで。 また、人間はありのままの世界(対象)を知覚した瞬間、 快か不快かを瞬時に評価、判断している。 ところで、人間がありのままの世界(対象)を知覚すると、 そこから思考が発生し、思考が続くと、思考は妄想に発展する。 「知覚 → 思考 → 妄想」の順に進行していくのだ。 早い段階でサティを入れよう。サティを入れ、思考の後続切断を行う。 妄想にまで進行しても、サティを入れ、妄想の後続切断を行う。
ありのままの世界(対象)を評価、判断せず、ありのままに見る。 「ありのままに見る」とは「言語化せずに見る」ということ。 瞑想中は、呼吸や体の感覚を評価、判断せず、ありのままに見る。 サティを入れる。入れ続ける。 サティを入れた状態を保持する。 思考に意識が逸れたら、そのことに気づき、呼吸や体の感覚に意識を戻す。 呼吸や体の感覚は今にしかない。心を今にあらしめる。 今に心がある状態を保持し続ける。 今に気づいている状態を保持し続ける。 サティを入れた状態を保持する。 マインドフルネスな状態を保持し続ける。 今に気づいている状態、意識している状態、観察している状態、自覚している状態、集中している状態、マインドフルネスな状態、サティを入れている状態。 それを保持する。
マインドフルネス、瞑想についてサイトにまとめています。
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