続・普段着として着物を着たい。不器用さんが自分で着付ける時のヒント。
さて、前回の投稿「普段着として着物を着たい。」では、着物ど素人の筆者がどうにかこうにか着付けに必要なモノを一式揃えたところまでご紹介しましたが、肝心のその後の着付け編に進みます。正確には、着付け練習編です。
手持ちの本の他に、今は何と言っても心強い味方YouTubeがあります。それらを頼りにまずは大体の着付けの流れを確認。
私が参考にさせていただいたのは着物YouTuber2大巨頭(と勝手にお呼びしています)のすなおの着物チャンネルさんと普段着物のtontonさん。
素人にとっても、非常にわかりやすく丁寧に着付けや着物に関する動画を本当にたくさんUPしてくださっています。
そんなわかりやすいYouTuber講師陣泣かせなのが、私こと超絶不器用人間。何度挑戦しても、途中で間違え、巻き戻してはやり直し、の繰り返しでした。とほほ。
ほんとYouTube独学でよかった。教室に通っていたら、理解の悪さと不器用さで先生を困らてしまって、それを見て申し訳なくなって諦めてしまっていたと思う。ほんとに感謝です。
今日はそんな筆者がどうにかこうにかはじめて着付けられた時のことを振り返りながら、同じように不器用さんが着付けて見たい時に、少しでもヒントになりそうなことを少しまとめてみたいと思います。
(1)時間に十分余裕のある時に始める
例えば参考にしたい動画が長襦袢+着物+帯のトータルで45分あったとします。何回か場数を踏んでいる方や、過去に着付けに挑戦したことのある方で器用な方は、もしかしたらその通りの長さ+前準備の15分ぐらいでさらっとできるかもしれません。
ブキッチョ&素人の私は少なくとも3〜4時間ぐらいを目安にします。もしかしたらもっと余裕があってもいいかも。仕事も家事も終えて、寝るまで好きなだけ自由に時間をかけられる時なんかが理想です。もしまとめて時間が取れないなら、初めから割り切って「今日は長襦袢を練習する!」など、割り稽古にするのもありです。
あと、お手洗いなんかも事前に済ませておきましょう。
(2)手順を事前に確認する
書籍や動画などで、一連の流れを確認しておきましょう。できれば何度か見ておいて、その都度頭の中でイメトレしておくといいです。
動画を見ている時は「なーんだ簡単そう」と思っていても、はじめて実際に着付け始めると、こんなに思った通りにできないものなのか・・・と思い知らされます。ささっと着られるようになるまでには「とりあえずやってみる → 理解する → 練習して慣れる」ことが必要です。
(3)必要なモノを適切な場所に準備する
これは大きなポイントです。例えば腰紐を必要な本数だけ用意したとします。もちろん着付けは立ちながら進めますが、その腰紐が床や低めのテーブルに置いてあったらどうなるでしょう?
・・・着崩れます。
実際私はこの手のミスのため、何度も「もー!せっかくここまでやったのに!!」とやり直す羽目になりました。
道具は必要な数を・適切な状態で(腰紐の例でいうと、しわくちゃではなくアイロンをかけてすぐに使える状態で)・取りやすい場所に用意しておくことが基本です。
(4)室温を適温にする(夏場)
これは特に夏場、暑がりさんは注意が必要な点です。
私はかなりの暑がり&汗かきなのですが、クーラーをきかせたお部屋で通常じっとしている時ならちょっと肌寒いかな?ぐらいの温度にしていても、着付けを始めたら、もう汗ダク。
洗える着物や帯なんかで練習していたとしても、やっぱり汗染みの原因になることは少ない方がいいし、基本室内で練習するたびに洗うのは避けたい。それに基本が着物は正絹のものが多いですしね。
私は夏用着物&夏用帯で練習していましたが、とりあえず着崩れしまくりながらもなんとか着れた時にはもうぐっしょりでした。
慣れて着たらさらっとできるようになってそんなに汗だくになることもないかもしれないけれど、3〜4時間の一人格闘技ですからね〜。
お出かけへの道のりは長い。
(暑がり&汗かきさんへ)夏用着物グッズでよかったものはまたご紹介しますね!
いかがでしたでしょうか?我こそは天下の不器用者だい!というみなさまのご参考になりましたら幸いです。
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