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【魂の悩み】学びとなる意識レベルが原因でおこる苦悩

~「分離した意識レベル」をもっとわかりやすく~

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本記事はD・ホーキンズ博士の『パワーか、フォースか』の意識レベルを考察した内容となっています。

※ココナラで有料配布していた内容を一部修正し掲載しています

Kindle電子書籍
《意識レベルを考察してみたシリーズ1~2》

1巻:わたしらしく自己成長するための17STEP

~人生が180°変わる自己実現の方法~

2巻:こころの輪廻は竜を超えて「好きなことをする」だけで抜ける

~生きる意味を見失ったむなしさは覚醒の兆し!?~

上記の2冊は電子書籍での発売となっています。
「電子書籍だと読むことが苦手!!」という声も多く聞かれました。


本記事は、2冊の本の中から魂のギャップとなる【本来の意識レベル】と【分離した意識レベル】をまとめて解説しています。

最後に第1巻から第8章の「正直者は救われる時代」を掲載しています。最後まで読んでいただけたら幸いです。

きっと、あなたの望む人生の第一歩が踏み出せます

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意識はとどまらず変化している

これまでに800人以上(2024.10.12時点)の意識レベルを測定してきました。

多くの人を測定して確信が持てたことは、ひとりが持っている意識帯は複数あるということです。

例えるなら、オーラの色が複数出ているようなものかもしれません。

「この人は赤と黄色のオーラが感じられるけど、この人は白とピンクのオーラを感じる」という感じです。

そして、状況や環境によって、意識レベルも上下したりしていると考えます。

たとえば、人や自然から温もりを感じ心が晴れやかになったときは意識レベルが高くなり、他人を見下したり蔑んだりしたときには意識レベルが低くなると考えます。

感情に左右されるだけではなく、心の在り方や想いの強さでも上下します。

その他にも体調や極度の疲労でも変化することが確認できています。

ただし、「本来の自分」やありのままの姿の意識レベルは、数値が高いところにあると考えます。

高い意識帯を「本来の意識レベル」と呼び、それよりも低い意識帯を「分離した意識レベル」と呼ばせていただいています。


意識の階層もマトリョーシカのよう


そして、分離した意識レベルを数値200未満のネガティブな分離した意識レベルと、数値200以上のポジティブな分離した意識レベルに分けました。

図1:本来の意識レベルとネガティブ・ポジティブな分離した意識レベル

意識レベルを階層としてわけてみる


本来の意識レベルは、瞬間的に起こる「フロー体験(集中・ゾーンに入った状態)」や至高体験、神秘体験などで本来の自分を体験することができます。

このときに「自分だけ」という意識を超えて何かと一体となった感覚を得ることができます。

それが本来の魂の在り方だと考えます。

意識レベル200以上の分離した意識レベルは、こだわりや執着(がんこ)程度となっています。

意識レベル200未満の場合は冷静な判断ができなくなる状態のトラウマやひどく傷ついたインナーチャイルドの領域となっています。

多くの人が「根強いネガティブ」を抱えています。

この領域は他人が土足で踏み込んではいけないデリケートな意識帯になります。

本書では、心の探求・成長を目的としているため、分離した意識レベルに焦点をしぼって解説していきたいと思います。

はじめに

この度は本冊子を手に取っていただき誠にありがとうございました。

本冊子は、意識レベルを探求するブログ「いま、心と体。~satci(さっち) ハウス~」と2冊の本をまとめて加筆修正したものとなっております。

ブログ内容との違いは、わかりにくい言葉をできるだけ省き、くだいた言葉で説明しています。

自分らしく生きることを目指してみませんか?

この冊子のポイント

自分の良いところが見つからなくても、悪いところばかりに目が向いたりします。

日々努力しても、些細なことで怒ったり、機嫌が悪くなったりします。

それは、あなたの努力や我慢が足りないからではありません。自分の内面に気づいていないからです。


本冊子の目的は、

・あなただけの意識レベル鑑定をより深く理解する

・「自分らしく生きる」ためにどうしたら良いのかを理解する

このふたつを達成するために作成しています。

ポイント①:エゴと本来の素敵なあなたの気持ちが離れている

ポイント②:心の成長過程で「生きる意味」を見失ってしまう

盲信したり、努力し取り組んだりする必要はありません。

自分の心を理解し、見つめるだけで心が楽になります。自分の心を頻繁に見つめるだけで、心はどんどん正直になっていきます。

心に、正直に生きれば、あなただけの人生は「あなたが主人公になって生きる」ことができます。

自分らしく生きるとは?


過去の私は、にぎやかな話についていけなかったり、顔色をうかがったり、人の目を気にして生きてきました。

華やかで人気がありキラキラしている人をみて羨ましがったりしていました。

そんな中、意識レベルを通して、誰にもコントロールされない自分だけの人生を歩むことができました。

自分らしくいられると誰もあなたをコントロールはできないし、他の人からみると特別な存在に見えます。

唯一無二の存在となります。

本来の自分に気づけば、顔色・人の目や華やかさというものが、自分にとって大切ではなくなります。

大切なことは、「自分の人生に自分が主人公」であるということだけです。

自分はどのような人なのかを知って向き合うことが大切になってきます。

そのために、心の成長と課題を見えるようにした意識レベルが重要になります。

「魂の苦悩」に縛られると相手に振り回される

意識レベルを提唱したデヴィッド・R・ホーキンズ博士は、理想と現実のギャップを「魂の苦悩」と呼んでいました。

あなたの「自分らしさ」を引き出すために、魂のギャップをなくしていくことが大切になってきます。

そして、人生の課題を乗り越えることで「魂の苦悩(自分らしくいられない)」を解放することができます。

心や考え方がどんどん変わり、成長していくと小さな幸せに気づき、苦しみはみんなで分かち合うことで乗り越えることができるようになります。


願いが叶わないのは理想と現実のギャップが原因

スピリチュアルを取り入れる目的は人によって違います。

スピリチュアルの3つの目的

この3つのどれかに当てはまれば、きっとスピリチュアルは生活に彩りをもたらせてくれます。

しかし、目的は変わり願いに欲が入ると少し遠回りをしてしまいます。

・お金持ちになりたい

・成功したい

・有名になりたい

・立派な人になりたい

ご利益系の自己啓発本や動画でスピリチュアルを学んだけど、この願いが達成されない多くの原因がここにあります。

願いや想いが叶わず、現実の世界に戻された時になんとも言えない虚しさを覚える人は多いのではないでしょうか。

理由は、理想と現実にギャップがあるからです。

このギャップが大きいほどに自分を許すことができずに、心が不安定になったり相手の顔色をうかがったりします。

・自分らしさや能力を思うように発揮できない

・他の人と比べる度に心がざわつく

・心の平穏と豊かさが遠ざかる

これが、やりたいことができずに願いや想いが叶わない原因です。

現実の自分に向き合い、一つ一つの苦悩を乗り越えていくことで、心(精神・内面)の豊かさが得られます。

そして、心の豊かさは、生活に繋がります。

いま、望んでいるような華やかな生活ではないかもしれませんが、心の豊かさに比例した「豊かな生活」が目の前に広がっていることに気づきます。

心を探求し、豊かさが広がれば、生活の彩も自然と広がります。

意識レベルは常に変化し分離する可能性がある

D・ホーキンズ氏の意識レベルに関する書籍を読んでいて、いくつか疑問がありました。

疑問①:意識レベルは日常生活の影響で変動しないのだろうか?

疑問②:意識レベルが高い人には、共通することや何か同じような傾向があるのだろうか?という点です。

疑問①は多くの人を測定してみて、実際に意識レベルの結果で「一つの数字だけ」が出るのかということを確認してみました。

疑問②は心理テストを用いて『左脳・右脳・両方で意識レベルの高さに差があるのか』を検討しています。

結論としては、意識レベルは流動的であり、かつ分離することもあるとわかりました。心理テストでは特に差はみられませんでした。

ただし、意識レベルが高い人は瞑想・禅・仏教・ヒーラーなど取り組みの共通事項がある印象でした。

意識レベルを測定してわかったこと①意識レベルは常に変化する

依頼された方の意識レベルを計測した結果から、数値が断定的なことよりも意識レベルに振り幅がある方が自然だと考えました。一日のうちに、ポジティブエネルギーを発することもあれば、ネガティブエネルギーを発することもあります。

流動的な意識レベルを山のように例えると、以下のようになると考えます。


本来の意識レベル

図:ケース①日常生活の環境や習慣によって意識レベルが変化する。

図の意識レベルのイメージは、縦の軸が筋反射テストを行った時の反応の強さで横軸が100ごとに分けた意識レベルを表しています。

意識レベルが変動する振り幅は、山の横の広がりです。生活習慣の中で変化する意識レベルと考えています。

例えば、怒りがこみ上げたり、罪悪感が出たり、自虐的になってしまったりすると、仮に意識レベルが高い人でも低いエネルギーを発していることは簡単に想像できると思います。

逆に、神秘的な体験をしたり意識レベルが高い人と接したりして一時的に意識レベルが高くなることもあります。この2つの要素で振り幅が変化しているのではないかと考えます。


課題のある意識レベル⇒分離する意識レベル

意識レベルは、成長する過程や働く環境や家庭内の状況の中で自分がどうありたいかによって大きく変化します。

意識レベルの測定イベントで、意識レベル測定時に低い数値で反応したあとに高い数値でも反応するという方がおられました。

例えば、意識レベル300台の質問で強い反応YESが出た後に、意識レベル600台でもYESが出たりします。

測定を依頼された方々との質疑で、低い意識レベルの文言(300台であれば意欲や受容など)が課題になっていることがわかりました。

また一部の人は、この課題を乗り越えると、2回目以降の測定で意識レベルが飛躍的に上がっていました。逆に、数値が高くなることで課題の答えがひらめくこともありました。

2回目の測定時では低い意識レベルが測定されず、本来の意識レベルが100ポイントほど高くなっていました。その質疑の途中に、課題に対する答えを自分の中に見出した方もおられました。

結論としては、低い意識レベルと高い意識レベルはほとんどの人が持っていました。

低い意識レベルを『課題のある意識レベル(以下、分離した意識レベル)』とし、高い意識レベルを『本来の意識レベル』と考えました。

課題になっている意識レベルをクリアすることで本来の意識レベルはさらに上がります。
課題をクリアして取り込む(統合する)ことは、弱点を克服するということになります。


ケース②(図):平時は600台でありながら、日常生活の中で300台の意識レベルが強くなることがある。

・高い意識レベルは600、低い意識レベルは300と分離している。

・意識レベル300が人生の壁になっていることがある。


ケース③(図):意識レベルが高くても人生の課題がある。

平時は700台でありながら、日常生活の中で500台の意識レベルが強くなることがある。


・高い意識レベルは700、低い意識レベルは500と分離している。

・意識レベル500が人生の壁になっていることがある。

分離した意識レベルと本来の意識レベル

1ヶ月の中で見れば、意識レベル600の覚醒者でも一時的に怒りが込み上げて意識レベルが急激に下がったりします。

逆に意識レベルが低くても瞑想や神秘的な体験をして、一時的に上がることもあります。

低い意識レベルに分離してしまうことは自己成長する中で課題として残してしまった部分となっています(課題を先送りにした)。

そのため、意識レベルが2分割してしまった人は低い意識レベルを統合することで、さらに意識レベルが高くなります。

※本冊子と趣旨が逸れてしまいますので、こちらの詳細は「わたしらしく自己成長するための17STEP~人生が180°変わる自己実現の方法~」の第6章:意識レベルを上げるには?~覚醒への挑戦編~に記載しております。(Amazonキンドル)


魂の苦悩は意識レベルの分離によるもの

気になる点は、分離してしまった部分をなぜ統合する必要があるのか?というところです。私たちは、魂が望むレベルに近づこうとしています。一般的には自己成長を通して、意識レベルは上がっていきます。

しかし、この低い意識レベルが残っていることで、足かせとなっています。

例えば、良い経験をして学びを得たことで、普段の意識レベルがどんどん上がっていったとしても、先送りにした課題が何度もやってきて『ダメな自分』という気持ちが沸き上がります。

すると、自己肯定感は下がり、自己嫌悪になったり、ふさぎ込んだりしてしまうのです。D・ホーキンズ氏は、理想と現実のギャップを『魂の苦悩』と呼んでいます。

意識レベルが高くても、この開き(魂とのギャップ)が大きければ大きいほど、課題に直面した時の自己嫌悪は大きくなると考えます。これは課題が超えられるまで続きます。

その裏付けとして、D・ホーキンズ氏は、スピリチュアル(精神世界)に関心がある人は情報を得ただけで意識のレベルが飛躍することがあると言及しています。

D・ホーキンズ氏によると、スピリチュアル講義の後では参加者の意識レベル平均が10~40ポイント変化し、個人では4~100ポイントまで変化することが認められたと報告しています。

また逆に、通常は善良な市民でも一時的に意識レベルが下がり、犯罪行為を起こすことがあると述べていました。

意識レベルに関する疑問①(意識レベルは日常生活の影響で変動はしないのだろうか?) の結論としては、意識レベルは変動しやすく、変動により生活や人生にも影響することが考えられました。

また、分離した意識レベルの統合を目指すと意識レベルが上がると考えます(詳細は「わたしらしく自己成長するための17STEP~人生が180°変わる自己実現の方法~」第6章を参照) 。

※ハイヤーセルフ:自分を見守っている自分大先輩と思っていただけたら幸いです。

エネルギー医学に関する書籍では、「ハイヤーセルフ」(高次の自己)とは、物質レベルにおける数々の人生のなかで学習・経験されたすべてのものを含む、全体でひとまとまりの意識集合体をさしています。

分離した意識レベルとは?エゴ・分離意識のレベル

分離意識=エゴ・こだわり・ゆがんだ思い込み

まずは、分離した意識レベルとは何か?を具体的に説明します。ポジティブに説明すると、意識していたり注意して心がけていたり、努めている部分になります。分離した意識レベルのすべてが悪いものではありません。

意識レベル200未満であれば、記憶にこびりついている強い想いや感情の起伏が激しくなるトラウマとなります。

心を成長させていく中で「課題を残してしまった」、または「課題を後回しにしてしまった」という部分になります。

自分を見つめ課題を乗り越えることで分離した意識レベルは統合され本来の意識レベルも高くなると考えます。

課題を通して、大きな気づきが得られたり、自分の軸が安定したりします。人生の悩みや問題も、乗り越えても次から次へと出てきます。

大きな壁を何度も乗り越えることで経験値が増し、問題を乗り越える力となります。そして、心の豊かさに繋がり、心の輝きとして本来の意識レベルも高くなっていきます。

結果として、それぞれが掲げる目標「成長する/アセンション、幸せになる/至福、苦しみを乗り越える/解脱」に繋がると考えます。

本来の意識レベルと分離した意識レベルの関係を天気で例えたいと思います。

本来の意識レベルは太陽の輝きのようにさんさんと輝いています。

しかし、日によって晴れたり、雲や雨雲がかかったり色んな空が天気として表現されます。

このときに、日陰になるくらいの雲はポジティブな分離した意識レベルです。太陽の輝きが見えなくなるくらいの雨雲(嵐の状態)はネガティブな分離した意識レベルです。

私たちの心は、きっと素晴らしいくらいに輝いているかもしれません。

この天気の例えにはD・ホーキンズ博士のドラッグの話を参考にしています。

“ドラッグは意識レベル80以下です。略、ドラッグがただ太陽を覆う雲を取り除いたので、太陽が輝きだしたというのと同じことです”

アルコールやドラッグにより、エゴ(思考や感情、すべての執着)が吹き飛んで太陽である自己(本来のあなた)が感じられるようになったと表現しています。

快楽を感じたのは、本当の自分の輝きに触れたからだと述べています。

そして、自己(太陽)を再度感じ、思考や感情とすべての執着を忘れるために、自我とエゴはドラッグ依存と中毒に走ってしまいます。

つまり、自分の課題を忘れ「本来のあなた(自己)」を感じるためにドラッグを使用するということになります。故意に至高体験・神秘体験を得ることがドラッグの意味するところかもしれません。

※注意:ドラッグに関しては知識がないため中立な立場(判断を保留)をとらせていただいております。過度な解釈と意味を部分的に切り抜かないようご協力のほどよろしくお願いいたします。

課題(学びポイント)とは?

先ほどから「課題」という言葉を多く使っています。

課題をネット検索で調べてみると「与えられた問題」という意味のようです。

もしかすると課題と聞くと、イメージすることは「するべきこと」や「やらなければならないもの」と思ってしまうかもしれません。

心の探求にとっての課題とは「そこに学びポイントがあるよ!!」と教えてくれているものでそれ以上もそれ以下もありません。

なので、学ぶポイントがあるだけで、乗り越えてもそのままにしてもどちらでも良いと思います。

図2:意識エネルギーの放出をON/OFFとボリュームスイッチで調整

私が考える複数の意識レベルを持っているイメージ図です。

絵にした方が分かりやすいかもしれません。

On-offスイッチを入れることで、エネルギーが出たり切れたりします。右のボリュームつまみで、エネルギーの強さを調整します。

意識レベルがどんどん高くなれば、より下の意識レベルは「お役御免」ということではありません。

図のように日常生活で必要なときに、意識レベル200の「勇気」エネルギーを高めたり、意識レベル350の「受容」エネルギーを高めたりすると考えます。


図3:分離した意識レベルはON/OFFとボリュームスイッチが錆びて動かない


上記の図は分離した意識レベルのイメージです。

スイッチやボリュームのつまみが錆を喰って動かないとき(エネルギーが垂れ流しの状態やまったく入らない状態)が分離した意識レベルだと考えます。

ここには、スイッチやつまみを動かす為の学びポイントがあります。

それを動かす為には別の「カギ」となる意識レベルがあります。

分離した意識レベルの「エゴと執着」は生きづらさに繋がる

前もってお伝えすると、分離した意識レベルという言葉は意識レベルを提唱したD・ホーキンズ博士の書籍には一切書かれていません。

著者が勝手に「分離した意識レベル」や「キーとなる意識レベル」と呼ばせていただいています。

意識レベルを「知識」や机上の空論ではなく、心が楽になるために実生活に落とし込んだ結果、色んな意識レベルがあることに気づきました。

心の状況を表すためには、一つの意識レベルだけではなく、たくさんの役割を持った意識レベルで表現することが自然だと考えました。

分離した意識レベルは、人生の課題となり本来の自分や魂が望む生き方にとって足かせになるかもしれません。

エゴやこだわり、執着、過剰な自信として表れます。

ここに悩みや乗り越える課題・学びポイントがあると考えます。同じように、自分を許し認めることができず、無意識に自分を好きになれなかったりする部分かもしれません。

自分らしく生きることができない理由に、

①分離した意識レベルをいくつも抱えている

②本来の意識レベルと分離した意識レベルの数値の差(ギャップ)が大きい

ということがあげられます。

順を追って説明します。

分離した意識レベルの説明

・分離した意識レベルは人生の学びポイント

・複数あると苦しくなる分離した意識レベル

・意識レベル200未満の意識レベルは魂に刻まれた傷

著者は、本来の意識レベルと対になる意識レベルとして「分離した意識レベル」と呼ばせていただいています。

本来の意識レベルの最も高い数値に対して、分離した意識レベルはそれよりも低い数値になります。多くの人は高い意識レベルと、複数の低い意識レベルを持っています。

たとえば、本来の意識レベルは600台だとしても分離した意識レベルは200台と400台の二つを持っていたりします。

この200台(勇気)と400台(知性)の領域に強いエゴがあったり、自信過剰、悩み、トラブルの元、思い込みなどがあったりします。

200台(勇気・行動)と400台(知性・理性)が持つ関係する意味合いは、『行動する勇気がなく頭でっかち』を意味するかもしれません。

持っている分離した意識レベルが多ければ多いほど、「自分には悪いところしかない」と想い込み、心が苦しくなるかもしれません。

誰しもが自分の悪い面やダメなところには気が付きやすく「あ~、わかる」となってしまいます。

けど、自分の良いところを教えてくださいと質問しても「ん~、わかりません」という人が多いのではないでしょうか。それだけ、人は自分の良い面を認識できていないと考えます。

そして、どんなに本来の意識レベルが高くても、分離した意識レベルをたくさん持ってしまうと身動きが取れなくなってしまいます。

理由としては、一度に抱えている課題や悩みが多く、そして悩みごとが絡み合っていてどこから手を付けたら良いのかわからなくなってしまうからです。

さらに深い部分の分離した意識レベル200未満は子どものときや親からの行き過ぎた教育や過干渉/放置、愛情不足、劣悪な環境で心の傷として分離してしまいます。

このネガティブな領域では、他人を敵対したり、穏やかな反面、攻撃的な一面を持っていたりします。

根深くデリケートかつセンシティブなので、「嫌な一面」として周囲から捉えられてしまうかもしれません。この領域はまさに魂に刻まれた傷と言って良いかもしれませんね。

魂には「日にち薬」は効かず、どんなに時間が経っても傷は癒えません。

深層心理の奥深くに閉じ込められた記憶で、自分でも自覚できないことが多くあります。

「自分は大丈夫」と思っていても、何かの拍子に突然フラッシュバックし感情が溢れ出てきたりするかもしれません。

普段はできるはずの「大人の対応」ができないことも多いと思います。

冷静さを欠き判断を鈍らせたり、すねたり・ひねくれたり、理不尽に怒ってみたりします。

傷を受けた、その時の状態に戻ってしまうこと、つまりインナーチャイルドと呼ばれる内面が飛び出してしまいます。

周囲からは「こんなことで怒って」と冷めた目で見られたりするかもしれません。これが分離した意識レベル200未満の心理状態だと考えます。

少し話が脱線してしまいましたが意識レベル200未満の課題を乗り越えるためにはインナーチャイルドを癒したり、心をさらけ出したりすることが大切だと考えます。

ただし、話すときは抑え込んでいた感情によりノドが詰まるような想いをするかもしれません。

意識レベル200以上は、社会で生きていく中で自分を犠牲にしたことや、心を大切にすることを忘れたりしたときに課題として残る印象です。

また、課題や悩みの解決を先送りにしたときに分離した意識レベルとして残ってしまいます。助言や気づきを得てすぐに解決できることもあれば、時間を要する場合もあります。

D・ホーキンズ博士は以下のように報告しています。

"ひらめきや気づきで、突然何百ポイントも一気に跳ね上がるポジティブなジャンプも多く見られます"


意識もマトリョーシカ


魂のギャップ(本来のあなたとエゴが創り出すあなた)

「本来の意識レベル」と「分離した意識レベル」の数値の差を魂のギャップと呼ばせていただいています。

本来の意識レベルは、いまのあなたの魂が望む姿であり、分離した意識レベルはエゴが創り出すもうひとつのあなたの「頭で考えるあるべき姿」です。

ただし、頭で考えた在り方(生き方)でいると想定できない状況や間違ってしまったときに、板ばさみになり感情の起伏も激しくなります。

このときにネガティブな感情がグワーッと出てきたりします。

本来の意識レベルとしてのベストな自分と、沸き上がるネガティブな感情の間で苦しむことが多くなると心の軸はブレてしまいます。

素敵な一面を持つ私とダメダメな私の中で「本当の私はどっち?」とわからなくなります。

もちろん、どちらも「あなた」です。

次の項目で、もう少し説明していきます。

分離してしまった部分をなぜ統合する必要があるのか?

スポーツ選手が、日々、自分の理想に近づこうと努力するように、本来の意識レベルも魂が望むレベルにどんどん近づこうとしています。

しかし、低い分離した意識レベルが残っていると足かせの状態になってしまいます。

例えば、良い経験や神秘体験、瞑想や内観、自分を見つめることから新しい気づきを得ることで本来の意識レベルは上がっていきます。

本来の意識レベルが高まっても課題を乗り越える力が強くなったわけではありません。

後回しにした課題や悩みが、現れる度につまずいたり、頭を抱えたりしてしまいます。

問題が来るたびにつまずいていると『ダメな自分』という気持ちが沸き上がって来るかもしれません。至高体験からくる万能感によりテンションがハイになることもあれば、簡単なことで落ち込んでしまうこともあります。

本来の意識レベルと分離した意識レベルの関係性は、気持ちの浮き沈みという精神面の不安定さに繋がります。

そのため冷静な判断ができるときは、沈んでいた自分を振り返り自分のことが嫌になったり、後悔したりしてしまうかもしれませんね。

この点が、自分が嫌いになったり否定してしまったり自己肯定感の低さ(自己嫌悪)に繋がる理由だと考えます。

分離した意識レベルが多くあったり、理想と現実のギャップが大きかったりすると、結果として「心の不安定さ」や「自分軸のブレ」に繋がります。他人の目を気にする自己表現や自己実現は、他人軸であり本来のあなたではないと考えます。

「スーパーパワー」意識レベルが高ければ良いわけではない 

どんなに本来の意識レベルが高くてもエゴや課題となる分離した意識レベルとの開き(魂のギャップ)が大きいほど、課題に直面した時の自己嫌悪が大きくなったり、自己肯定感が低くなったりします。

また、意識レベルが高い時は「なんでもできるスーパーパワー」の万能感がある躁状態、意識レベルが低い時はうつ状態になるという報告が5例ほどありました。

ただし、しっかりと受け止めて自分に向き合い気づきを得て乗り越えられていました。

すぐに自分に向き合うというところが、意識レベルの高さに現れているのかもしれませんね。

どうして人生の課題として分離してしまうのか?

悩みは理想と本質的な自分とネガティブな自分との差によって生まれます。

問題や悩みで思いわずらうときは「自分がイメージする理想」に対して現実の自分が異なるときです。現実というのは等身大の自分です。

理想のイメージに到達できないときほど大きな壁のように感じ、頭を抱えてしまうかもしれません。

乗り越えられない壁に感じたり、無力感を味わったりしてしまうかもしれません。

前項の「魂のギャップ」では、ふたつ(本来の意識レベルと、エゴの意識レベル)の差が悩みや自己肯定感に繋がると説明しました。

悩みは分離意識を見えるようにしてくれている

スピリチュアルでよく使われる「分離意識」という言葉は一部の人にとってはネガティブなイメージがあるかもしれません。

しかし、心を成長させるためには大切なカギとなります。

自分にとっての課題をできごと(トラブルや悩み)として“見える化”しているだけになります。「ここに学びポイントがあるのだよ」と教えてくれています。

意識や性格は、自分では把握しづらいため外界を通して、自分が持っている学びポイントが返ってくるだけとなります。

ただし、複雑に絡みあった悩みをそのまま受け取ってしまうとたくさんの悩みがあるように見えてしまいます。

悩みの原因は「実は少ない」

少し眠たくなるような話ですが、数学の授業で素因数分解という問題の解き方がありました。素因数分解は、ごちゃごちゃしている数字やx・y・zなどの記号をまとめて、どんどん整理していく作業です。よく分からない数字や記号を「この数字と数字が一緒で、この記号とこの記号が一緒で」とまとめる作業を「分解」と表現しています。

図4:悩みを因数分解のように整理してみると根本の悩みは少ない


よくよく見れば原因は、そんなに多くはありません。悩みの本質は、aまたはxとyです。その他に例えを挙げるなら、本棚の整理です。

カテゴリー別で本を仕分けしていく要領です。そうすることで問題/課題の種類はそんなに多くないと気づくと思います。

心の問題も同じで、色々なことが混ざった状態の中、問題として解きやすい状態にすることが大切です。紙に書いたりして、一旦、整理してみます。

大きく見える悩みは複雑なように見えて、実は人間関係の課題と環境が悪いという状況が絡み合っただけかもしれません 。

分離意識(悩み・エゴなど)は本来のあなたが成長するために、絡み合った問題をあなたの内面から分離させて「トラブルとして見える」ようにしてくれています。

分離意識がわかる方法は、感情が大きく揺れ動いたときです。

怒り、イライラ、我慢、思いわずらいなどです。きっと、何も問題がなければ感情は動きませんよね。



あなたは、どの世界を見ていますか?

あなたが感じる世界は「あなたが生きているステージ」です。

あなたは競争/闘争の世界で生きていますか?

それとも平和な世界で生きていますか?

いまは苦しいこと辛いこと悩みがあっても、あなたの本質(大切な部分)はもっと愛で溢れているかもしれません。

清らかな本来の心の目で世界を見ると「世界は愛おしく」見えるかもしれません。

しかし、分離した意識レベル(エゴ・思い込み・トラブルになりやすい執着など)の目線で世界を見ると「世界はエゴの塊・悪」、そして犯罪が多くなった世の中に見えるかもしれません。

D・ホーキンズ博士は社会問題をおこす割合を以下のように述べています。

"社会問題の72%をその2.6%(全体の7割の社会問題は、100人中2~3人が原因)が占めていることがわかっています"

日本における犯罪件数は右肩下がりと減少傾向にあります。

しかし、ニュースやSNSでの拡散力が追い風となり、今までは目立たなかった犯罪も行き過ぎた遊びもスポットライトを浴びるようになりました。

この世界はどんどん悪い世界になっていくと思う人もいるかもしれません。

下記の表は、犯罪を件数の推移(実数ではない)を表したものとなっています。


表3:刑法犯、凶悪犯、侵入窃盗の指数推移

引用6:「犯罪は増えていて凶悪化している」という誤解,京都産業大学

同HPに記載されている誤解の原因は「人は誰もが悪いことに敏感に反応する」、犯罪に巻き込まれないための「注意喚起が多くなっている」としています。

心理面でも幸せなニュースよりも、事件・トラブル・不正や疑惑(不倫)などのニュースの方が、刺激性があり注目されやすい印象ですよね。

このことから表面的な言葉をうのみにせず、注目されているその真意や裏側、反対側(同じタイミングで別の情報)も観察してみる必要があります。

アンテナを張ることは日々の観察力や洞察力を養い、人の本質に気づくための「心の目」を養うことに繋がります。

“社会問題の72%をその2.6%(全体の7割の社会問題は、100人中2~3人が原因)が占めていることがわかっています”

この引用を解説すると、書籍の中ではD・ホーキンズ博士がいう「その2.6%」は意識レベル200未満の存在を指しています。

わかりやすく説明すると当時の世界問題の72%の原因は意識レベル200未満の世界人口2.6%の方々が問題を起こしていたというニュアンスで書かれていました。

もし、この世界が「100人の村」だとすると、悪事を働いている人は3人いるかいないかです。残りの97人は善良な市民になります。

もちろん、腐ったリンゴをポイっと捨てれば良い話ではないし、すべての原因がこの方々にあるとは思いません。

お伝えしたいことは、疑心暗鬼になる必要はないということです。

いま、あなた自身が「この世界は悲しみに溢れ悪に染まっている」ように見えていれば、それは一つの側面に注目しているだけかもしれません。

ならびに善悪に関する判断・ジャッジについてD・ホーキンズ博士は「相手をみる自分の中に原因がある」ことを指摘しています。

“道徳的ジレンマは、悪を見る人の目の中にあるというイエス・キリストの教えを理解することによって解決します。”

道徳的なことを考えたときに「善悪、正義と悪を判断する」こと自体がすでに、道徳的ではなく答えが出せずに迷い葛藤してしまいます。

そのジレンマ(2元性の判断)を起こす正体というのは、相手をみる自分の心(ジャッジする心)に原因があることを言い表しています。

そして、この答えの出ないジレンマや板ばさみに向き合い考えるほどに道徳性が発達するとされています。

あなたの中にあるネガティブな目線(分離意識)や問題意識で世界を観ると、人の悪い面に目がいくかもしれません。

人の印象も、素直な心の目で見るか、エゴや偏見の目で見るかで変わってきます。過剰・過度な思い込みは冷静さや判断を鈍らせますので「曇りなき眼」で見定めてください。

おわりに~「正直者は救われる」時代~


これからの時代


意識レベルに興味を持っていただいたこと、ならびに本記事を手に取っていただきありがとうございました。

出版させていただいた2冊のkindle本の最後の章には、必ず熱い想いを書かせていただいております。

難しく思われる方もいるかもしれませんが正直に生きることが楽になるかもしれません。まだまだ、正直に生きることが苦しかったり辛かったり、バカに思えたりすることもあるかもしれません。

それでも、私は正直者を応援し肯定します。誰かが見ていなくても、神様とご先祖様・亡くなった方々、そしてあなたの本心は必ず「あなた」を見ています。

きっと、正直に生きている人を応援しているかもしれませんね。

そんな損得勘定を超えた方々が少しでも生きやすくなる世界が訪れますよう心から願っております。

《わたしらしく自己成長するための17STEP 第8章:「正直者は救われる」時代》

ここまで本冊子を読んでくださりありがとうございました。本章からは、話が難しくなります。この先、私たちの暮らしはどうなっていくのかを考えてみました。

端的にいえばここ10年~15年は個人の時代がまだまだ続きます。個人の時代とは、大企業に勤めているとか権威がある(家柄が良い、高学歴)とかよりも、その人が今まで何をしてきたのか、これから何をするのか、どんな人柄なのかという部分が重要になってきている時代です。

ことわざの「虎の威を借りる狐(他人の権威にすがって威張る)」が通じなくなってきました。今は昔のように根性論のような我慢比べの社会ではなく、心と心のコミュニケーションを中心とした社会となってきました。

このような社会では相手をコントロールすることは難しくなり、心を支配することが難しくなってきます。

つまり、建前はどうであれ誰もが「自分の心を大切にする」という生き方になってきたということです。それが社会的に認知されたのは2013年のアナと雪の女王の主題歌「Let It GO~ありのままで~」が大流行したことだと考えます。

流行した背景には多くの人が自分を見失っていることに気づき「ありのままの自分」を求めていたのではないかと考えています。

もちろん、哲学的にいうと「ありのままの自分」というのはいません。

しかし、この流行からみてわかることは、多くの人が「自分の在り方」に関心を持つようになってきているということです。

〇正直者が救われる時代になった

過去20年の間に携帯・パソコンを媒体にインターネットが普及し、世界では不況と災害、疫病が続きました。

これからは物理的な制限を超越した仮想通貨と仮想空間が広がり、必然的に「現実世界とは何か」を考える人が多くなってきます。

この短期的なスパンで、産業革命ほどの大きなパラダイムシフト(人類全体の考え方が変わる)がIT革命により起きています。中世の時代では自然崇拝を超越する科学が生まれました。現代では科学と物理を超越したネット空間が生まれました。

歴史的にみても、これからは大きな新しい世界への変化を目の当たりにするのではないでしょうか。昔のように社会的地位や成功、仕事に価値を置く人は少なくなります。インターネットの普及により名もない人々の声が拡散され、自分が働いている会社はブラックな会社に該当するのか比較できるようになりました。

人生観についても同様なことがいえます。ただ「華やかさ」を追求することから、人との違いに価値観を見出すこともできるようになりました。これまで情報弱者だった一般庶民が情報を手に入れやすくなりました。

苦しかった時代から霞が晴れて一人ひとりが「生き方にフォーカス」するようになりました。死語になりつつある『リア充(リアルが充実している)』という言葉が生まれたのもその要因ではないでしょうか。

良くも悪くも自分の人生と他人の人生を照らし合わせて落ち込んだり奮闘したり、自分の人生に向き合うようになってきたと考えます。

またIT技術の革新により、情報が嫌でも入ってくる時代になりました(webページでは一人ひとりに合わせたオススメ動画やサイトが選ばれて表示される)。それは2極化が極端に進むことに繋がります。

ネットの世界=世界の状況に見えてしまうのもその要因です。

このことは、インターネットの世界ですら「鏡の法則」が適用されるようになりました(アルゴリズム技術の発展により)。つまり、ネットの世界でも人格者であればあるほど、周囲には人格者が集まります。目標とする人も集まります。

このことから、今の人生をより良くしたいのであれば「自己成長」することは必須になります。

「正直者はバカをみる」から「正直者は救われる」時代になりました。私は、正直で痛い目を何度もみてきました。

本書を読んでいる多くの人も同じことを思ったかもしれません。正直でいることに嫌気がさすこともありました。しかし、これからは自己成長と啓発に意識を向けてきた皆さんの時代です。

〇人生をより良くするためには心の分野

私の人生ではスピリチュアルや精神世界に没入する周期がありました。その周期は半年~1年の間でスピリチュアルと精神世界に興味を示す期間と、理論思考の期間が交互に入れ替わっていました。

ひとつの人生でサイクルがあり、同じように世界の歴史でも大きなサイクルがあるように考えています。

日本では戦後、天皇制を中心とした宗教は大きな影響力を失いました。その後、高度経済成長に入り華々しい時代へと移りました。

ヨーロッパでは中世時代に宗教と芸術が民衆の心のより所となっていましたが、産業革命により、宗教は科学の前に没落し芸術は一部の人の娯楽となってしまいました。

その後、科学の発展により生活が豊かになったヨーロッパの先進国では、ある変化が起こりました。経済成長よりも社会福祉が発展し、生活の質(Quality of Life)や終末の質(End of Life)など人生を見直す時代に入りました。

遅れて日本でも2015年ごろからメディアを通して生活の質(Quality of Life)や終末の質(End of Life)が取り上げられました。

つまり、現代では華やかさよりもどのような人生を送りたいかを追求する時代(豊かゆえに)になってきているのではないかと考えます。

そして、ある国を通して、科学が発展し、富がもたらされても完全な「心の平穏」を得ることはできないということを知りました。南アジアにあるブータンという国は、2013年の世界の幸福度ランキングでは世界8位と発展途上国でありながらも高い順位を誇っていました。

しかし、2019年には95位まで大幅にランクを下げてしまいました。

理由は、科学や他国の情報が入ってきたため、国民の中に比較対象が生まれてしまったからです。科学の発展や経済的豊かさは幸福には直接つながらず、ブータンのように外からの情報により「他人と比較する心」を生み出してしまいます。

私は自分への戒めとして「隣の芝生は青く見える」と心に留めています。おごりではなく、幸福を保つため、自分らしさを保つためにとても重要な考えになります。

以上のことから現代の苦境の中に私たちが追い求めていることは、生き方を見直し「人生をより良く生きる」ことだと気づきました。

それを担うのが心を扱う分野です。スピリチュアルや精神世界は、そのための一つの手段になっているといえるのではないでしょうか。



皆さまの幸せと成長がこれからも続きますよう心より願っております。





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