なぜビジネス書はいつも間違うのだろう?
人は感情で判断し、理性で納得する。
実も蓋もないですが、、
人は感情で判断し、理性でそれを理由づける。
モノやサービスを購入することをイメージしてみます。
よく考えてみると、きちんと判断して購入している。というわけでなく、必要だとおもったというのも、よくよく考えてみると、必要性という理由を後からつけているようにおもいます。たぶん、賢く決断しているわけではないんでしょうね。感情が決定に大きな影響をもたらしていると想像されます。
評論家と経営者
ビジネス書では、そのビジネスがうまくいっているときには、リーダーシップや企業文化が成功の理由とされます。一方、そのビジネスが失敗したときは、リーダーシップと企業文化に欠陥があったとされます。
それって、成功と失敗を論じているのではなく、成功と失敗に「もっともらしい理由」をつけて正当化したい。というのが正確なのかもしれません。それはいたしかたないことかもしれません。ビジネス書の著者は、評論家であって、経営者でないから。
コンサルティングと経営者
評論家と経営者と同様な関係に、コンサルティングと経営者という組み合わせがあります。
経営者の方々と直接お話する機会がおおいのですが、そこで語られる内容は、まさしく現場そのもの。きれい事ではなく、まさしく当事者としての内容です。理論もなにもなにもなく、決定しかない。経営者は、生き抜くためにどうするか。それだけをいつも考えています。
コンサルティングって、決定にそれらしい理由をつけることが仕事?コンサルティングは、決定にもっともらしい理由をつけて正当化する。
だとすると、コンサルタントってなかなか難しい仕事ですね。
全ての芸術家は、起業家である。
芸術家の仕事は、作品の換金である。これは、現代芸術家村上隆さんの言葉。身も蓋もない彼の発言ですが、彼の書籍「芸術起業論」をよむと、彼の本意がわかってきます。この示唆は、建築事務所にも当てはまります。
先の話の続きで言うと、本の中で、彼が参加したパーティで、コンサルタントが余剰のお金で絵を購入する。そしてその絵をもとに、絵のコンサルタントの仕事を受注する。そんなシーンが描かれていました。「絵」も営業ツールなのですね。
アメリカの地下鉄で見かけた太った鼠が小さい鼠をけちらしてえさを独り占めしたように、太った鼠しか生き抜けない冷たい世界が芸術の世界であることを身をもってしっているからこそ、作品の換金とまで言い切れる。
エベレストに登った人しか、エベレストの本当の登り方を知らない。
山頂で見えていた世界は、エベレストに登った本人しかわからない。「芸術起業論」には現代美術の世界において、山頂に登った一人ならではの記述にあふれています。またの機会にもう少し詳しく、、、
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