息子に教えられた今の自分に出来ること
今の自分にしか出来ないこと
息子が4年生の頃だったと思う
息子は、とある団体内でダンスを習い始めた。
というより、ダンスというカリキュラムみたいなものだ。
ダンスは身体能力を上げるには体全体を使うし、スポーツ系は全くやってこなかった息子にはいいんじゃない?くらいにしか思ってなかった。
勿論プロダンサーを見るとスゲーなぁとは思う。
でも昭和生まれのおじさんにはピンと来なかった。
最初は嫌嫌やっていた息子も少し踊れるようになると楽しくなってきたみたいだった。
俺は目指すなら音楽や役者の方がいいんじゃない?って思ったりしてた。
まるで息子が芸能界にでも入って成功すると思うような馬鹿な親なのだが…
俺は息子なら成功するって、根拠もないのに何となくそう思えた。
本当に馬鹿な親だか、親なら子供達にそんな風に思ったりするんじゃないかな?
期待してるよ、とかそんなんじゃなく、
無限大の可能性を秘めてると。
何にだってなれるって思ったりする。
俺はそんな息子に
「ダンスって体力勝負なとこあんじゃん?若い内しか出来ないんじゃない?
だったら役者とか目指した方がいいんじゃない。あと音楽とか!!役者も音楽も年取ってからも出来るよ」と。
ホント芸能人のたまごに話すように…
すると息子から返って来た言葉は
「だったら今はダンスをする!!だって役者は年取ってからも出来んでしょ?ダンスは若い内にしか出来ないんでしょ?だったら今しか出来ないことをやるよ!!」
と。
ハッとさせられた。
まさか息子からそんな言葉が出るとは。
何か忘れてしまったことを思い出させてもらった。
と同時に息子の成長を感じだ。
大人になると色んな経験を積み何となく未来を予測してしまう。そこに損得感情を交え、"する""しない"を決める。
何なら結果を恐れ、やらない理由を自分でこじつけてしまうことも。
チャレンジすることを拒んでしまう。
守りに入るってヤツだ。
でも息子にはその感情はない。
少なくともその時の息子には。
やりたいことにチャレンジする。
なりたい自分を想像して頑張る。
未来しかない子供達。
ただ未来だけを見つめる子供達。
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