【カウンセリング事例】きょうだいケンカをする子供に悩む母親のケース
2020年4月26日㈰です。今回はきょうだいケンカで悩んでいる母親のケースについてのシェアになります。
”なぜ、きょうだいはケンカをするのか”や、親はどのように接したらよいか。をチェックしていきましょう。
フュ~イゴ~👇👇👀
【きょうだいケンカをする2人】
あなたはシンくん(小学6年生)と妹のナツミちゃん(小学4年生)とその母親の3人のカウンセリングを担当しております。
ナツミちゃんは、兄であるシンくんの宿題の邪魔をしたり、テレビを見ている時、急にテレビの前に割って入ったりなど、怒らせるような事をしてしまいます。
それに怒るシンくんは、ナツミちゃんに対して物を投げたり、暴言を吐いたりします。
そうなると、ナツミちゃんはすぐに大泣きして母親に助けを求めるそうです。
3人でカウンセリングを進めていくと、ナツミちゃんは実は、「お兄ちゃんにかまって欲しい」という気持ちがあることが分かりました。
しかし、そのお兄ちゃんの注意を引く行動が、お兄ちゃんであるシンくんの嫌がる事ばかりなので、結果的にケンカになってしまい、妹のナツミちゃんはいつも泣いてしまうようです。
母親は「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」とシンくんばかりを注意していた事に気づき、今はとても反省しているようです。
その時の会話↓↓
あなた
「お母さんは、シンくんばかりに注意してきた事を反省してらっしゃるのですね。
そしてナツミちゃんは、本当はお兄ちゃんと遊びたくて色んなちょっかいを出してしまうんだね。
お母さんは、君たち2人のケンカに困っているんだけど、どうしたらいいかな?」
シンくん
「別にお母さんは悪くないから何もしなくてもいいとおもうけど…。」
ナツミちゃん
「うん…。そうだね。私もそう思う。」
あなた
「なるほど。2人の子供さんはこう思われているようですが、お母さんはどう思われますか?」
【GOODな対応】
『それぞれの意図を正確に理解するように努める』
きょうだいケンカの目的には、
・親から関心を得る。
・親を傷つけようとする。
・親や他のきょうだいよりも自分が偉いんだ、という感覚になりたい。
・他のきょうだいにかまってほしい。
などの意図が隠されている事あります。
きょうだいの一方に問題があると考えず、それぞれの意図を探りましょう。
【BADな対応】
『きょうだいの一方を責める』
親は子供の意図を考えずに、とにかくケンカを辞めさせようという心理に陥りがちになります。
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」など、一方を責めるような事を行うと、その子供は納得が出来ずに他のきょうだいに対して復習をするようになります。
きょうだい2人の気持ちを把握して平等に対応するようにしましょう。
【まとめ】
✅きょうだいケンカの理由には、
・親から関心を得る。
・親を傷つけようとする。
・親や他のきょうだいよりも自分が偉いんだ、という感覚になりたい。
・他のきょうだいにかまってほしい。
などの心理が隠れている事がある。
✅一方のきょうだいに対してだけ責めるような発言をすると、その子供は納得が出来ずに復習をする事がある。
✅きょうだいそれぞれの意図を正確に理解しようとする事が大切である。
👆感想。
私も長男だったので、「お兄ちゃんなんだから」と言われて納得しなかった思いがあります。
子供のケンカに親が介入するという事は、子供にどういう影響を与えるのかを考えなくてはいけないと思いました。
はい。いかがでしょうか。
今回はこちらで以上となります。
よろしければコメントもお待ちしております。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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