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【カウンセリング事例】親の離婚で苦しく子供にどう接するか。

2020年4月30日㈭です。今回は親の離婚に苦しんでいる子供のケースについてシェアになります。

子供にとっては一大事件になりますので、どのように関わっていけばよいか、チェックしていきましょう。

フュ~イゴ~👇👇👀


【親の離婚に苦しむ子供】

あなたは、小学校でカオリちゃん(小学校6年生)とその母親のカウンセリングを担当しています。

最近のカオリちゃんは学校でも元気がなく、休み時間も友達を避けるかのように図書室に駆け込み、時間を潰しているようです。

このように様子が急変した事で、担任の先生が心配して母親に連絡をしました。

母親も心配になり、あなたの元で2人を別々でカウンセリングを受ける事になりました。


先日の母親のカウンセリングでは、離婚が決定して父親が家に帰って来なくなったこと、新しい生活のために準備活動をしている事が語られました。

そして今日はカオリちゃんのカウンセリングの日です。カオリちゃんはカウンセリングルームに入ってきましたが、ずっとうつ向いています。


その時の会話↓↓


あなた
「今日はよく来てくれましたね。ありがとうございます。」

カオリちゃん
「はい…。」

あなた
「今日ここにきてもらったのは、カオリちゃんに困った事があったら何か力になりたいって思ったからなんだ。

最近、あまり元気がないみたいだし、お母さんや担任の先生も心配しているよ。誰にも話さないから、よかったらお話を聞かせてくれないかな?」

カオリちゃん
「…。お父さんが、お父さんが帰ってこないの。お父さんとお母さんは離婚するかもいしれない。まだわからないけど、たぶん私のせいだと思う…。

私の事でよくケンカしてたから…。離婚するのが私のせいだったらどうしよう。(泣き始める)」


【GOODな対応】

『子供の意見を聞き、まずは気持ちを受け止める』

親の離婚問題で苦しむ子供に対して意識することは、
①子供の苦しみ、怒り、寂しさに共感し、理解すること。
②離婚は誰もせいでもないことを一緒に理解すること。

が重要です。

子供が自分を責めないように気持ちへの共感や、離婚は誰のせいでもないことを一緒に考えましょう。


【BADな対応】

『子供に心配をかけないために何も話さない』

伝えない事で、子供は今の現状が分からず、さらに不安が強くなることがあります。子供が不安にならないように考えなら伝える必要もあります。

子供が自分の気持ちを伝えられるほど成長しているのであれば、まずは子供の意見を聞き、変化する家族の中で居場所を確保出来るように関わりましょう。


【まとめ】

✅離婚問題で苦しむ子供には
①子供の苦しみ、怒り、寂しさに共感し、理解すること。
②離婚は誰もせいでもないことを一緒に理解すること。

を意識する。

✅「心配をさせないために、何も語らない」のは逆効果の可能性がある。

親にも守秘義務があるため、カウンセラーの一存で離婚問題を子供の語ってはいけませんが、子供の不安を大きくしないためにも親と相談して、真実を話す事も大切である。

✅子供の心の居場所を確保する関わり方が求められる。


感想。
子供にとって親の離婚とは、大きな事件になります。自分や親を責めないように寄り添う働きがけをするには、信頼関係が大切だと思いました。

信頼を築くには、理解する力が重要だと思いました。


はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上となります。

よろしければコメントもお待ちしております。

最後までお読み頂いてありがとうございます。

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