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「子どもって,すげぇ‼️」小学校で本当に起きた,大縄が生んだドラマみたいな話‼️の話

 今日のお話は,最近あるフォロワーさんの記事を読んで,ふと鮮明に蘇ったエピソード。今から7年前,私が6年生を担任していた時に起こった大縄にまつわる話です。

 小学校で学級を経営するにあたって「大縄」は,結構なキーアイテムですよね❓もちろん使うか使わないか(遊びのひとつではなく,学級経営の核のひとつとして,という意味で‼️)どちらも選択できます😊どちらが良いという事はないですが,ここって思いっきり担任の裁量です。私自身は,中学年を担任した時はかなり活用していく派です。毎回上手くいくわけではありませんが,大縄って結構ドラマを生むんですよね🤗そんな経験の中から,エピソードをひとつ☝️

✅数を積み重ねてはいたけれど・・・

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 運動会も終わって,秋の深まりを迎えた10月。当時,担任をしていた6年A組は,休み時間に大縄をするのがちょっと流行っていました。高学年を受け持つ際,大縄を学級経営に組み込むことはしない時もあるのですが,この年は4月から学活の時間にちょくちょくやってました。2学期,運動会が終わるまでは組体操に向けて,休み時間も体育館や中庭で補助倒立やサボテンの練習をする事が多かったんです。その運動会が終わり,休み時間どうする❓となったクラスの子ども数人が,大縄しよう‼️とやり始めたのがきっかけとなり,クラス10人くらいで休みに中庭で大縄をする流れが何となーくできていました✨それを見ていて,2学期はまだ一度もやっていなかった大縄を学活の時間に提案したところ,みんなでやる事になりました‼️もちろん,中には苦手な子も数人いました💦全く跳べないわけではなくて,3回に1回くらいは引っかかってしまったり,リズム良く入れなかったりするという感じ😣彼女らはあまり気は乗らない感じもありましたが,「しょうがないか」という雰囲気でした💦

✅何とも普通に始まったんだけれど・・・

 という事で,木曜日の6時間目がやってきて,みんなで中庭へ向かいます🌾いつも通り,2グループに別れて3種類の飛び方で回数を貯めます‼️1学期から,この回数を全部累計して教室に掲示していました。ちなみに,3種類の跳び方とは

①引っかかってもいいから,3分で出来るだけ回数を稼ぐ「スピード跳び」

②15分で,八の字跳びでスキマなしに繋いだ回数を数える「繋がり跳び」

③連続八の字跳びで,引っかかったら即終了の「心臓バクバク跳び」

 流れはレーティン化していて,私はタイムマネジメントと応援のみです📣どちらのグループもある程度回数を稼げていました。もちろん楽しく出来ていましたが,かと言ってすごく盛り上がってるわけでもない,そんな時間を過ごしていると,・・・・

✅突然の雨に打たれて

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 夢中で車に走った・・・んではありません🥴笑 終盤に差し掛かる頃,雲行きが怪しくなってきたなぁと思っていたら,一気に当たりが暗くなって雨が降り出しました😖どんどん強くなりそうな感じです。片方のグループは,最後の心臓バクバク跳びを終えていたので,職員室前の廊下にみんなで避難しました。もう一方のグループは,心臓バクバク跳びの真っ只中😆降ってきたー‼️と叫びながらも,引っ掛かるまではやろう‼️ということになって,跳び続けます☝️

 次第に雨が強くなってきました☔️けれど,なぜか誰も引っ掛かる気配がありません。まだかー⁉️と声を上げながら誰一人辞めようとせず,引っ掛かりもせず,八の字跳びが続きます‼️もうみんなビショビショになっても,止まらない止まらない🤣🤣この辺りから,みんないわゆる「ゾーンに入った」状態になったのを感じました。「風邪引くから,もうそろそろやめよう💦」と私が声をかけますが,私の声は誰の耳にも入らない様子。そうこうしている間にキリのいい回数をむかえます。「300‼️」「400‼️」と,子どもたちはどんどん夢中になっていきます✨どんどん強くなる雨☔️,それでも止まらない‼️というか,今の状況を楽しんで跳び続けることしか子どもたちの頭にはありません。「500‼️」

 6時間目終了のチャイムが鳴る。雨宿りをしていた子どもたちの数人はは,もう終わろうよ,とつぶやいていました。ただ,数人は夢中になって雨に打たれて跳び続けるクラスの仲間に釘付けの様子☝️どっちに転ぶかな⁉️私自身の中でも,止めるべきか⁉️(♯なんてったって,雨は大降りでみんなビショビショ💦そりゃいろいろ気になります😣)「600‼️」「700‼️」

✅夢中を止めることはできない‼️

 気がつけば1000回という大台が視野に。子どもたちの集中力が一気に加速したのが伝わってきました😁これは,止められない,いや止めてはいけない‼️そう私が思った時,雨宿りをしていた子どもたち全員が,中庭に集まり始めたんです🤩もちろん雨はまだまだ本降り🤣それでも,近くまで行って一緒に数を数え始めました。「800‼️」「900‼️」みんなでビショビショになって,気がつけば声を揃えて大台へのカウントダウンが始まりました。下校している他のクラスや他の学年も集まり始めます。

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997,998,999,1000‼️😆

 ついに大台に乗った時の歓声と子どもたちの表情は,今でも鮮明に覚えています‼️そして,1000を超えても跳び続ける子どもたち✨本当に美しいと思いました。しかし,限界を迎えている子どもがいました。そう,ターナー(縄を回す人)です😂もう肩がヤバいー‼️と悲痛な叫び‼️でも,何だかとっても嬉しそう✨すると,跳んでる仲間が次のキリがいいところで限界だと思ったら,縄を投げて終了しよう☝️と声をかけて,終わりが見えました。最終的に,1500回目でターナーが縄を離してようやく終了しました。そして,終わった頃には雨が止んで,ビショビショになった子どもたちを祝福するように,雲間から太陽の光が☀️差していました✨✨

✅最高の瞬間があると信じているかどうか

 この経験は,きっと子どもたちの中に何かを残してくれたと思うし,私にとってもかけがえのない財産です✨奇跡的にこの日はクラス全員が揃っていたのも本当に恵まれていた‼️けれど,私が毎年こんな体験を生み出せているかというと,決してそうではありません😖むしろ上手くいかないことの方が圧倒的に多いんです😱クラスで大縄をやったからと言って,いつもいつもこんな結果が生まれるわけではない😣それが現実なんです💦14年間のうち大縄を学級経営の1つの核として取り組んだ年は,8回くらい。その中でも,ドラマみたいなエピソードが起きたのは,この年も含めてたった2回です。それでも,やるからにはこの時みたいな体験が出来る‼️そう信じて取り組んでいるのと,そうでないのとでは,絶対に違うと思ってます。

 偶発的に何かが生まれることもあります。けれど,最高の瞬間がきっとある‼️と信じて取り組む。それがドラマみたいなドラマを引き寄せる唯一の方法だと思います。そして,もっと大事なのは,それが出来なくたって何も問題ない。上手くいかないことの方が圧倒的に多い。それを知っているからこそ,何度だって挑戦できるんだと思います✨😁

✅エンディング✨

 ということで,今日は大縄にまつわるエピソードでした🥴大縄に限らず,学級経営ってやっぱり他と比べてしまいます💦でも,上手くいっているのを見て,その後ろには「上手くいかなかった経験がある」「成功以上に失敗もある」を理解できていれば,見方や感じ方も変わってくるんだと思います☝️そう,「教育にラッキーパンチはない‼️👊」

✨😁今日も最後までありがとうございました😊✨

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現役小学校教諭14年目&2児のpapaが教育現場で使えるピッチピチの実践や子育てで感じたことを毎週ハートフル💖に発信してまいす🌟興味のある方は,過去の記事も覗いてみてください✨👍

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