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「子どもって,すげぇ‼️」小学校で本当に起きた,大縄が生んだドラマみたいな話‼️part2

小学校で学級を経営するにあたって「大縄」は,重要なキーアイテム‼️
もちろん使うか使わないか(遊びのひとつではなく,学級経営の核のひとつとして,という意味で‼️)どちらも選択できます😊
どちらが良いという事はありませんし,思いっきり担任の裁量です。
私自身は,中学年を担任した時はかなり活用していく派です。
もちろん毎回上手くいくわけではありませんが,大縄って結構ドラマを生むんですよね🤗そんな大縄エピソードを書いた昨年の記事がこちら

いくつかの経験の中から,今回はもう一つのエピソードを☝️紹介します‼️
今年の学級経営,大縄を使ってみよう‼️・・・となるかも⁉️笑

🟧大縄を学級の核にしたクラス経営



この年は,転勤を跨いで3回続いた6年生を担当した翌年で,5年ぶり2回目(・・・甲子園出場を決めた時の言い方🤣笑)の4年担任でした。

始めから「大縄」を学級の核にしようと考えていました。

その理由は3つ
①運動が苦手&大嫌いな児童が学級のキーパーソンだったこと。
②基本的に男子の元気とパワーがすごかったこと。
③チャキチャキお姉さんタイプの女の子が多かったこと。

4月から,一気に仕掛けました‼️
休み時間に「みんなで大縄しよう‼️」と毎日声をかけて運動場へ行って汗をかきました。日によってまちまちでしたがクラスの半分くらいは,一緒に大縄をするのが固定され習慣になりつつありました。

キーパーソンだった児童にも何回か声をかけましたが,姿を見せることはありませんでした。その後,5月から1学期が終わるまでは,週1回で声をかけたり学級活動で取り組んだりしていました。

🟧学年で企画した大縄大会

運動会を終えた10月半ば,ずっとあたためていた企画を学年に提案しました。実はこの年,運動会も短縄を使って表現運動をし,その流れもしっかりちゃっかり利用しました。(♯・・・もちろん意図的に作り出した流れ🥴)

学年全体(4クラス)での大縄大会‼️

各クラスから実行委員を募り,企画から運営や審判まで子どもたちで作る大縄大会‼️学年の大きな行事でしたが,個人的には自分のクラスにとってもかなり大きな壁を一気に越えて加速するチャンスになる(不安も同じくらいあるけど・・・😰💦)と思いながらでした。

1ヶ月後に迫る本番に向け,各クラスで担任や子どもたちが動き始めます👍
中でも気合いの入っていたA組は「優勝」を明確に目標として掲げ,休み時間に担任と一緒にクラス全員で練習に励んでいました。しかも,めっちゃ楽しそうに🤣応援の掛け声も考えて,団結している雰囲気がひしひしと伝わってきました。

一方で私が担任するD組。立ち込めていました・・・暗雲が😰
1学期からクラスで大縄リーダー(立候補制)を決めていて,2学期も彼らを中心に大縄に取り組んでいました。大会が決まってからは,私は全体の企画運営をし,クラスの練習などには,担任として一切口出ししないようにしました。(♯もちろん,個別に声掛けや大縄リーダーの相談には乗ります👍)

ある放課後,大縄リーダーである3人の子どもたちが私のところへ来ました。もちろん,険しい顔をしています。相談内容はもちろん・・・

・朝の会で声をかけても,数人しか休み時間の練習に来てくれない。
・練習に来ても,男子がふざけて練習にならない。
・やっと練習ができても,男子と女子で言い合いになって雰囲気が悪い。
・渡り廊下から見える楽しそうに練習するA組が羨ましい。
・というか,絶対A組が優勝すると思う・・・(あきらめ)

・・・予想より・・・ひどかった😰💦やばい😰
特に,A組の様子を見てあきらめている雰囲気がクラス全体にあって,大縄リーダーたちの心が折れそうになっているようでした。
これはいかんと思い,学活の時間にみんなで話し合いをしました。
子どもたちと話してみると

・・・本当はみんなで練習したい,・・・そしてA組にも負けたくない
・・・もっとこれまでみたいに楽しく大縄がしたい

という思いが伝わってきました。中でも驚いたのが,キーパーソンの運動が苦手&大嫌いな子と,1学期から大縄が苦手で跳べない子が大会が決まってから,毎日練習に来ているということ。なんだ,まだまだあきらめてない子どもたちだっている‼️それをみんなが共有した瞬間に,何かがほんのちょっとだけ変わりました。さぁ,どうなる⁉️大会まであと2週間‼️

🟧やっぱりA組が強ぇ・・・

迎えた大縄大会当日。給食の時間あたりから,D組のみんなは少し緊張しているようでした。大会は,下記の3つの跳び方に2回ずつ挑戦し,合計の回数で順位が決まるというルールです。

①時間制限八の字跳び
「引っ掛かっても良いから,とにかく3分で何回跳べるか」

②八の字連続成功の記録
「1分で,何回連続で跳べるか(空回しなし・何度もでも挑戦可)」

③八の字連続一発勝負!
「引っ掛かったら即終了!隙間なし連続で何回跳べるか」

①と②を終えた時点で,前評判通りA組が2位のD組に100回以上の差をつけて暫定トップでした。B・C組は,やや諦めモードで,運動場全体が「A組が優勝で決まりだな」という雰囲気になりつつありました。

A組の健闘を讃えながらも,私は内心「くそぉーーー悔しい!」と思い,D組の輪の中へ・・・。D組の子どもたちは・・・・・


🟧逆転優勝への道は・・・

D組の子どもたちが・・・

めっちゃくっちゃ燃えてたんです‼️🔥

これまで結構な感じで言い合いをしていた男女が,なんなら意気投合‼️
A組に負けられっかぁーー‼️と,吠えていました笑

その勢いにみんなの気持ちも高まっていくのが伝わってきました。
大縄が嫌いなあの子も,苦手で毎日練習をしていたあの子も,
気合い十分で吠えていました🤣笑

③のチャレンジは誰かが引っかかった瞬間終わりという,かなりプレッシャーがかかるものです。1回で終わるかもしれません。ですが,裏を返せば引っ掛からなければどこまでも記録を伸ばせるので,逆転の可能性は十分にあります。挑戦は2クラスずつに分かれて行うのですが,A組とD組が同時に挑戦するという抽選結果。果たして,どんな結末が待っているのか⁉️

スタートの合図をする子どもに,GOサインを出しました。この瞬間の胸の高鳴りは,今でもはっきりと体に残っています😄


🟧想像を超えた感情を

始まって数分,・・・
さすがのA組。軽快に,みんなで声を掛け合いながら,リズムに乗って回数を重ねていきます。

一方のD組。私もこの時間はクラスの子どもたちの近くにいようと,駆け寄りました。そこで見た光景は・・・

みんな,笑っていたんです‼️

挑戦前は気合いが入りまくっていたので,その姿に呆気に取られました。
しかし,間違いなくみんな・・・笑っているんです‼️

練習で新記録を作った時の笑い
休み時間に楽しく遊びならが跳んでいる時の笑い

そのどちらでもない,みんなの気持ちがビタッと重なっているのに,何かを達観したような,穏やかな感じ。
周囲の音が全てシャットアウトされて,この空間には自分達しかいないんじゃないか,ずっと今が続けばいいのに・・・本気でそう思えました。
回数は他クラスの審判係の子が数えています。なので,D組はとにかく跳ぶのみ。

気が付けば,A組が引っかかって記録が止まり
気が付けば,100回以上あった差を越えて,優勝していました。

🟧体験の共有が何かを変える


その後,表彰式をして「賞状」をもらい大会は終了‼️
苦手だった女の子は,嬉しくて泣いていました。記念撮影では,大縄リーダーたちの計らいで,その子に賞状を持ってもらうことに🥴(♯小学生でそんな粋なこと出来んのかよ😆笑)

さらに嬉しいことに,放課後にA組の子たちが10人くらい帰りにD組の教室にやってきて
「最高の闘いをありがとうございました‼️」
と,なんとも素敵な言葉をかけにきてくれました。さらに

「もちろん,リベンジするので,また大会を開催してください‼️」


と,言い残して帰っていったのです🤣
(♯小学生って,そんなに青春できんのかよ🤣笑)

ちなみに,職員室に帰ってからA組の担任が,悔しくてすでにリベンジに向けて着々と計画を進めようとしていることを知りました😭望むところだ‼️


🟧エンディング✨

今回はもう一つの大縄エピソードでした。正直に言います。

もうこれ以上,ありません😆笑

この2つが私のキャリアの中で起こった,大縄に関するドラマみたいなエピソードです。裏を返せば,15年間で「2つ」なんです。

大縄を使わない年もあったので,使ったのは10年だとすると,ざっくりこんなエピソードが生まれるのは狙ったとしても5回に1回・・・

ですが,こんなエピソードが5回に1回生まれるのが,小学校という場所だとも言えますね😆

ただの大縄,されど大縄。

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現役小学校教諭16年目&2児のpapaが教育現場で使えるピッチピチの実践や子育てで感じたことを毎週ハートフル💖に発信してまいす🌟興味のある方は,過去の記事も覗いてみてください✨

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