【楽天市場出店者向け】 楽天市場での広告の役割について
楽天市場でショップを運営して5年目のぱらっつあん@楽天てんちょーです。このnoteでは新店舗から月商100万円以下の店舗さん向けの記事を公開しています。
(1)楽天市場の広告とは
広告 = 広く告げるもの
「商品の魅力を広くお客様に知らせるもの」
アクセスが集まり売上が見込める商品に育つまでにかなりの時間がかかります。そもそも通販には類似の商品が存在しています。その商品の中で、あなたの商品を売り込むためには
・じっくり育てる
・値段を下げて売る
・広告で短期間で売る
商品を広く告知し、短期間で売れる商品に育てるための手段が広告です
(2)広告回収率(ROAS)について
次に、広告回収率(ROAS)について考えていきます。
ROAS(Return On Advertising Spend)とは、かけた広告費に対して得られた売上を%で表したものです。
具体的な例として10万円の広告を買いました。
広告での売上が30万円でした。
ROAS=300,000÷100,000×100=300%となります。
ROASが高ければ高いほど効果が高い=コスパが高い広告となります。
広告を出す際に考えてほしいのですが
あなたの商品を楽天市場で販売しお客様のもとに発送してどれほどの経費がかかるのかを把握されていると思います。
では、その商品にいくらまで広告費を使えるのか?
その広告費を回収するには?一体何個売らなければならないのか?
何個分の利益でその広告を買うのか?
楽天手数料・送料を差し引いて
いくらまで、何%まで広告費に使えるのかをしっかりと把握しましょう。
楽天市場で出店して販売するには相当のコストが掛かります。
・楽天市場出店費用月額 19,500円(税別)〜
・販売手数料 5.6~11.6%
・送料
・仕入れ
この商品に広告を使って販売するとなると...
広告費を使うことが恐ろしくなってくると思います。
あなたが広告費を工面できる立場であれば良いのですが、
一担当で広告を打つ為に稟議が必要であれば
10万円以上の広告費は現実的でないかもしれません。
楽天市場のアクセスが見込める、立地の良いバナー広告で10万円以下はありません。
残念なことに楽天市場のTOPページからの導線があるアクセスが良い広告は「転換率=購入率」は決してよくありません。
自分で検索した広告ではなく、見せられた広告だからよほど安いか、質の高い商品ページでないとユーザーを説得できません。
私の経験上、導線の良い広告の「CVR=転換率=購入率」が悪いときは1〜2%程しかありませんでした。
1000人アクセスして売れるのは10〜20個ほどです。
その10〜20人のうち半分リピーターにできる施策がありますか?
・リピーター対策
・転換率対策
・同梱物対策
少なくともこのすべての対策を行った上で広告を購入するようにしてください。高額な広告費が無駄に終わることになります。
楽天市場の広告でROAS=広告回収率が良い広告はかなり数少ないです。
私はRPP広告以外の楽天広告を購入することは現状考えられないです。
勝率の低いギャンブルに思えてならないからです。