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全ての経営者が採用したい5つの人物像について僕が思うこと。

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

先日えぞ財団×こゆ財団のイベントにてご一緒し、繋がらせて頂いたこゆ財団代表理事の齋藤潤一さんよりTwitter上でマイクを渡されました笑
齋藤さんはイベント後も一緒に過ごさせて頂き、たくさん話してすっかり大好きになっていたので話題を振ってもらえて嬉しかったです。

その後ふたりでこの話題についてTwitterでやりとりをしていたのですが、齋藤さんがおっしゃる「全ての経営者が採用したい5つの人物像」は僕自身これまでたくさんの経営者の方々とお会いしてきた経験からもホントそうだなぁと感じました。

そこで今回はこの5つの人物像について、Twitterでは書ききれなかった僕が思うことをちょっとまとめてみたいと思います。

1、ゴールを共有できる人

まず先にお伝えしておきたいのは、この経営者が採用したい5つの人物像について、組織としての結論は「現場で今必要とされている役割・機能を全うしつつ、経営層と一緒に未来を創れる人」だということ。

その上で経営者が採用したい人に対して求めていることは「未来を一緒に創ることができる」人物であると感じています。

その一つ目の要素として大切なのは「ゴールを共有できる人」
仕事をしていれば時には「やりたくないこと」や「単純作業」や「地道で泥臭い仕事」もしなくてはならない場面があります。
その時に目指すゴール(ビジョン)が共有出来ている人は「やりたいこと」を叶える為に今は乗り越えよう!と気持ちを奮い立たせ、周囲にもプラスの影響力を発揮できる一方、ゴールが共有できない人は目の前の点の事象に対して一喜一憂し、不満を持ち、組織にとってマイナスな影響力を発揮することになってしまいがちです。

これはどんなにスキルがあっても関係なく、マインドセットの問題なので、採用担当者はスキルや即戦力かどうかばかりに囚われないのが大切です。

2、自分の頭で考えられる人

2つ目は「自分の頭で考えられる人」。
そんなの当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、言い換えると「自分の意志を持ち、行動・発信できる人」ということだと僕は思います。

指示されたこと(それについて考えるということではない)だけをするのではなく、自らの意志で現状を把握して課題を抽出し、仮説を立て、実行できる。そしてその結果を客観的に検証し、また仮説→実行、を繰り返して自立自走型の仕事ができるかどうか。

その際、全てを自分で抱える必要はありません。
自分の不得手なことであれば得意な人の頭や手を借りる。
経営者に動いてもらった方が良い場合は経営者に相談する。
このように全ては「いかに早く成果に繋げられるか」という視点で自分の頭で考え、行動できる人が経営者にとって欲しい人だと思います。

3、プランABC考えられる人

3つ目は「プランABC考えられる人」。
これは若かりし頃、社長秘書をしていた僕が大失敗をしたことがあるのでとても印象深いです。

会社のブランディング向上策を進めるよう社長から指示があり、まずは会社ホームページの見直しから進めようと考えた当時の僕は社長にアポイントを取り相談の時間を頂きました。

その時の僕の相談の仕方。
「社長はどうしたいですか?」

社長「…」

その後爆ギレ。

その時にキレたボスから言われたのは「お前はメッセンジャーボーイか!だったらいらんわ!!」という言葉。

社長のニーズ(というのは言い訳で、答えを知りたかった)を聞こうという理由で完全にノープランで臨んでしまった僕。
「自分ならどうしたいのか」と自分の頭で考えて意志をプランに落とし込んだ上で相談しなくては自分の介在価値がありませんよね。

4、一緒に地道にコツコツ頑張れる人

4つ目は「一緒に地道にコツコツ頑張れる人」。
これは人事として採用活動をしていてよく感じることなのですが、新卒でもキャリア採用でも「カッコいい仕事」をしたい人や「自由に働ける」環境を求める人とよく出会います。

でも実際のところ、どんな仕事でもほとんどが地味な時間ばかりだったりします。
僕も元々マーケティング・広告宣伝の仕事をしていた際、当初は「クリエイティブで芸能人と一緒に仕事をする業界人」っぽいミーハーなイメージを持っていました。
ただ、実際やってみるとちょっと派手目な仕事(CM撮影立ち合い・モデルオーディションとか)なんてのは365日の中で3日あるかないかで、それ以外の300日以上(そもそも休めてもいない)は赤ペン片手にひたすらチラシの校正をしてるか、関係者間の利害調整か、電卓片手に折り込み部数の計算か、費用対効果の算出してるかといった地味な仕事ばかり。これは人事も同じ。
カッコよく見えるのは派手な部分が目立つのと、隣の芝生が青く見えるってだけです。

また、「自由に働きたい」という理想も最近ホントよく聞きますし、実際僕の働き方が自由に見えるのかよく羨ましがられるのですが、忘れちゃいけないことが一つあると思います。

自由と責任は表裏一体

経営者や決裁者がその人に権限を渡したり、自由に動くことを認めているのはなぜかというと、これまでのコツコツ積み重ねてきた成果によって「信用」しているからです。
任せたとしても、適時「報告・連絡・相談・確認」を主体的にしてくれるとわかっているので細かな管理をしないというだけ。

自由とは「責務を果たす覚悟」「着実な成果の積み重ね」があってはじめて得られるものなんじゃないでしょうか。

いきなりカッコいい仕事や自由を欲する人よりも、ゴールの為に目の前のことを地道にコツコツ頑張れる人が経営者にとって欲しい人なのはこういった点からなのかなと僕は思います。

5、一緒にご飯食べて楽しい人(コミュニケーション取れる)

最後の5つ目は「一緒にご飯を食べて楽しい人」。
これまでの4つに比べて仕事っぽくないしカジュアルに感じる方がいるかもしれませんが、個人的には実はこれかなり大切だと思っています。

経営者を前にして過度に恐縮したり、フリーズしてしまう人って一定数いる(真面目な方ほどそうなりやすい)のですが、経営者からするとこういう人とはちょっと「仕事がしにくい」んじゃないかなぁと感じます。

僕は昔から二番手・参謀気質だったこともあって、組織のトップの横にいる機会が多く、トップの孤独や孤立をよく見てきました。
結果、社会人になってからも経営者に対してそこまで特に緊張するということがなく、言いたいことを言ってきた(そしてよく怒られていた)のですが、秘書をしていた時代の社長と退職する日にお茶をして最後に言われたのは「うちの会社で俺にNOというのはお前だけだった。何度も殴りたくなったこともあったが、お前はビジョンを盾にNOを突きつけてくるからズルいんだよ笑」という言葉でした。

もちろん、雇用主である経営者に対して敬意を持つことは大切だと思いますが、経営者も普通に一人の人間です。スーパーマンはいません。
良いことがあれば一緒に喜び、悲しいことがあれば一緒に泣き、辛いことがあっても一緒に戦ってくれる仲間を欲しています。
そういう意味でも食事を共にして楽しいって大切だなって思います。

あと、経営者と食事をするのって僕は個人的に楽しくって大好きです。
見えている世界が現場とは違って、広く・遠くを見ているので、現場に埋没しかけた自分の視座が引き上がりますし、何より叶えたい未来を純粋に語ってくれるのがワクワクします。
今、僕は複業人事として4人の経営者のかたわらにいるのですが、それぞれの夢と個性と覚悟をビシビシ感じられる距離で仕事をさせてもらえて、僕自身も日々成長を実感しています。


いかがでしたでしょうか。
「全ての経営者が採用したい5つの人物像」について、僕が思うことをまとめてみました。
最初に書いた通り、組織としての結論は「現場で今必要とされている役割・機能を全うしつつ、経営層と一緒に未来を創れる人」が採用したい人物像。
経営者視点としては「未来を共に創れる」人であることが大切なんじゃないか、経営と現場の間にいる僕の感覚ではそう感じました。

採用担当者の仕事をずっと現場でしていると、現場が欲する「今の不足を補う」人を追ってしまいがちになるので、気をつけたいですね。

人事は経営者の分身

僕はそう思うんです。
経営者と同じ視座と価値観で、現場の実情も把握した上で採用活動に臨むことを大切にしています。

このたび話題を振って下さった齋藤潤一さん、あらためましてありがとうございました!
齋藤さんもnoteをやっていらっしゃいますので、もしよければこちらもぜひご覧ください。

また、地域から経済活性を進めている北の「えぞ財団」・南の「こゆ財団」も応援よろしくお願いします^^

それでは、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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