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【就活】「編集力」を活かした自己PRのつくり方

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

就活支援をしていると「この人、ご自身の魅力をちゃんと表現できていなくて勿体ないな」と感じることがよくあります。
その原因は大きく「情報不足・研究不足・編集不足」の3つかと思います。

今回は僕が思う、就活の自己PRにおいて大切なことをまとめてみました。

まずは情報を集める

就活での自己PRについて、1パターンを全ての企業で使っている人を見かけますが、これはもったいないと思います。

就職活動での中間ゴールは「内定」をもらうこと。
企業が内定を出す基準「採用したい人物像」はその企業ごとに異なります。
つまり、就活で企業側に伝えていく自分の情報は極力受けている企業の「採用したい人物像に沿った」内容にした方が望ましい、ということです。

とは言っても、嘘をついてはいけません。
仮にそれで内定が出たとしても、先方にとっては間違った情報を基にあなたに内定を出してしまう為、本来のあなたではない人格に対してウチにマッチングしているという誤評価をしたことになります。

結果起きることは、入社後のミスマッチです。

新卒入社3年以内に退職した人の退職事由上位には毎年「こんな会社・仕事だと思わなかった」という理由がランクインしていますが、それはある意味自分ではない人格を騙って入社した結果起きているのかもしれません。

嘘はつかないように、でも、複数企業の採用選考を受ける為に必要なのは
●自分自身の個性・特性・経験の棚卸し
→ 自分についてのたくさんのエピソード(カード)を持つ
●選考を受ける企業・業界の情報を集める
→相手について様々な視点から研究できる情報を持つ
という情報集めからがスタートです。

自己分析については過去にもいくつかnoteに書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

「そのまま伝えちゃう」という落とし穴

自己分析・他己分析を経て自分についての情報をたくさん集めました。
さあ、自己PRをつくろう!となった時によく起こる落とし穴は、「総集編」と「ディレクターズカット版」を作っちゃうということです。

●総集編
総集編とは名前の通り、自分に関する全部の情報を詰め込もうとしてとてつもなく長くなってしまうパターン。
僕自身もこれまで何度も遭遇しました。集団面接の面接官をしていて「一番左の方から順に学校名、お名前と簡単な自己紹介をお願いします」とお声がけしたら1人で5分くらい喋っちゃう人。

全部言いたくなっちゃう気持ちはわかるのですが…

仮に5分間自己PRされたとしたら、最初の方はほとんど覚えていないと思います。結果、他の人が話す時間も短くなってしまい、企業によっては「自分勝手」という判断で採用見送りになるケースもあり得ます。

●ディレクターズカット版
こちらは総集編に比べれば周囲への影響は少ないのですが、「自分の伝えたいことだけ」伝える自己紹介になっているパターンです。

例えばその会社がブライダル企業だったとして、自分には結婚式場でアルバイトをしていた経験があったとします。でも、自分としては小さな頃から将棋が好きで、その魅力にハマったことを伝えたい!と結婚式場でのアルバイトエピソードは話さず、ひたすら将棋愛を語る…

これは極端な事例ではありますが、相手が望んでいない情報をどんなに一生懸命伝えてもあまり意味がありません。

実際就活で活かす為には生情報のまま伝えるのではなく、編集が必要だと思います。

相手が何を望んでいるのかを考えて編集する

相手(企業)が何を望んでいるのか。
これはイコール「採用したい人物像に繋がる情報」ということになります。

企業側は面接や選考を通じて、候補者が自社の採用したい人物像とマッチングしているかを判断しています。
つまり、「面接官に伝わった自分」が「採用したい人物像」と近しい・マッチングしているなと思われたら採用(内定)、違うなと思われたら不採用となるということですね。

よって、就職活動の選考で伝えていく自分の情報は受ける企業によって編集して伝えていくことが大切です。
社長コメントや理念・ビジョン、インターンシップ・会社訪問や社員の声、などから採用したい人物像に関する情報を集め、企業ごとに人物像をイメージして、それに合わせた自分を打ち出していく、という流れですね。

協調性 = 部活動・課外活動などチームで動いたエピソード
主体性 = 自分の意志で周囲を巻き込み進めたプロジェクトなど
事業との相性 = アルバイトで同じ仕事をしたことがあればその話
地域創生 = ゼミの活動・まちづくりに繋がる活動
挑戦心 = 挫折を乗り越えて達成したこと
継続力 = 小さな頃からずっと続けているスポーツ・習い事など

編集が入って相手が望んでいる情報を正しく伝えられている人とそうではない人では結果が大きく変わることがあります。
(面接官のスキルが高く、引き出してくれることもありますが、いつも引き出してくれる人に当たるとは限りません)

いかがでしたでしょうか。
どんなに一生懸命自己分析をしても、合説に通って企業ブースに座っても、そこで得た情報を正しく編集して活用しなければ意味がありません。

また、編集力が大切、というのは社会人になってからも同様で情報を適切に要約して相手に伝える場面は多いので、いくつになっても役に立つスキルだと思います。就活は良い事前トレーニングにもなると思いますので、ぜひ取り組んでみてください。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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