【組織創り】「居心地良い職場」って必ずしも良いことばかりとは限らないと思う
みなさんこんにちは!
僕は今でこそ自分の好きな人たちに囲まれて、好きな仕事をさせて頂いているますが、社会人になった当初はかなり苛烈な環境で働き続けてきました。
超トップダウンの組織で理不尽な指示や要求があり、朝まで徹夜しても終わらない業務量、日々繰り返される朝令暮改など、よく身体を壊したり入院したりしなかったなと今は思います。
でも一方で今オーダーメイドの組織創り支援をしながら感じていることがあって。
それは居心地良い組織、良い会社だねと言われる組織が故に起きる問題もあるなぁ、ってことです。
今回は居心地良い組織が抱えるリスクについてまとめました。
酷い環境ながら得たものは大きかった20代
前述した通り、社会人になって最初・その次に就職した会社はかなり労働環境が過酷で休み返上やサービス残業は当たり前(当時)という状況でした。
いわゆるブラック企業と言われるような会社だったとは思います。
でも、今の僕があるのはその時の経験があってこそだなとも感じています。
無駄なお金は一円たりとも使わないというコスト意識
やると決めたら最後までやり抜くコミット力
目標や成果を絶対に達成するという貪欲さ
そのどれもが今の自分の仕事における信頼感に繋がっている大切な特性だと思います。自分自身ではあそこまで追い込めなかったので、厳しい環境だったからそうなれたという事実は間違い無いです。
居心地良い組織はぬるくなる?
主体性を重んじ、無理な強制や理不尽はなし、私服やリモートなど自分らしく働ける環境、社内の雰囲気も良く社員同士も仲が良い。
そんな一見最高に居心地が良さそうな会社。
でも、そんな会社が業績不振で結果的に人員整理や債務超過になったケースをこれまで幾つも見てきました。
それはなぜか?
居心地良いがゆえに成果や目標に対しての意識までぬるくなってしまう。
そんなリスクがあるということです。
居心地が良いことは社員がパフォーマンスを発揮するために大切なことです。ただ、そんな居心地の良い会社が成長し続ける為には条件があると思います。
強制力がなくなるがゆえのぬるさ
雰囲気良く、社員同士も仲良しで居心地が良い。
それがそのまま仕事でもただ仲良しこよしな組織になってしまうと大変危険です。
・空気が悪くなることや嫌われることを恐れて会議をしても誰も反対意見や疑問を口にしなくなる。
・目標を達成できなかった部下に強く指導できない上司。
・なぜ自分たちが給与をもらえているのかすら忘れ成果への貪欲さを欠く。
など
こうして組織が腐っていきます。
でも、雰囲気が良いのに業績も良い会社はあります。
それは何が違うのでしょうか。
大切なのは主体性と目標設定
会社の雰囲気が良くてもぬるくならない組織は、メンバー一人一人が自立していることが条件だと思います。
特に会社や上司から強制されるわけでもなく、自ら主体的に動いて成果を達成する。チームメンバーを支援する。新しい気づきから業務改善する。など、自分が成すべきことを理解していて、自立自走する。
ある意味、起業家やフリーランスのように動ける人たちの集まりとも言えるかもしれません。
ただ、とは言え会社からの要望や方針を伝える場も必要です。
定性的には社長や幹部などと普段からカジュアルに交流できる雰囲気・機会があるのは大切なことで、一般社員でも経営層の考えていることを理解できる機会になると思います。
また、定量的には半期に一度など定期的に部署別・個別の目標設定をすることが大切です。
それはたとえ主体的に動けるメンバー揃いでも目標設定がないと、会社として向かう方向ではない仕事を一生懸命やってしまったり、達成して欲しいラインが曖昧になったりと勿体ない事象が起きてしまうからです。
会社の方向性や戦略、チームとして、個人として目指す場所を明確に示すことができれば、後は主体的に動けるメンバー揃いな為、みんなが良い雰囲気の中で伸び伸びと仕事をし、業績も上がることが叶います。
別にブラック環境にすれば良いということではなく、自らを律することができる人たちが集えば自由な雰囲気の中でも会社を伸ばすことは可能です。
そうなるとやはり入口となる「採用」が大切ですね。
いかがでしたでしょうか。
もし、あなたの会社が雰囲気良いのに売り上げが今ひとつ、ということがあった場合、個々人の意識低下や目標設定が機能していない可能性があるかもしれません。
厳しくルール付けをして引き締めるというやり方もありますが、それよりも個々人が自立自走することが居心地良い空気感を守る為に大切なんだと理解して頂くのがまずは大切だと思います。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた明日!
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