モチベーションと付き合う
自分は、モチベーションについて考えたり話したりすることが多いと気づいた。
特に意識しているわけではないのだが、昔から話題が「モチベーション」に収束することが多いようだ。もしかすると、周囲からは「また同じ話をしている」と思われているかもしれない。
なぜいつもモチベーションに関心が向かうのか考えてみると、たぶん、常に何かについて考えることが自分にとって自然な精神状態だからだと思う。
解けないパズルを手元に置いておくような状況が、心の安定につながっているのかもしれない。
ここ数年の自分にとって、その「対象」は格闘ゲームだ。
見方を変えれば、ある意味で格ゲーに「依存」しているとも言えるだろう。
世の中には自分よりもはるかに熱意を持ってプレイしている人が大勢いるのは理解しているため、公の場では「モチベがある」とはあまり言いづらい。しかし、自分の基準では十分にモチベーションがある状態だ。
ただ、現在の格ゲーに対するモチベーションが最大値である「100」ではないことも自覚している。おそらく「30〜50」を推移している感じだろう。
しかも、このモチベーションは自然に湧き上がっているわけではなく、日頃から「モチベーションについて」考え、工夫を重ねることで維持している状態だ。薪をくべて火を絶やさないように努めている、といったところだ。
こうしてモチベーションの火種を絶やさないよう維持していると、時に偶然やきっかけで火が一気に燃え上がる瞬間がある。その時は、その燃え上がった火に身を任せ、行けるところまで挑戦してみる。これが、自分なりのモチベーションのバイオリズムといえるだろう。
今のところ、自分を分析する限りでは「燃料」を集めて火を絶やさないよう注ぎ込んでいる状態だ。新しく注文したアケコンが届けば、さらに火が燃え上がるかもしれないと期待している。
そうして考えると、私のモチベーション維持の鍵は「とりあえず続ける」ことにあるのだろう。漠然と続けることは一般には良いとされないが、何もしないよりはましだと感じるし、漠然とやっている部分に意識していればいずれ改善も可能だろう。
続けてさえいれば、モチベーションが後からついてくることもある。
そして、自ら発火できるタイプの人は本当に強いと思う。実際、この界隈で何人かそういう人を見てきて憧れをひっそりと抱いている。
今後もモチベーションについて書くことがあると思うが、その際は「また同じ話か」と思わず、もう少し付き合ってもらえると嬉しい。
完