イヤホンケースをなくした
イヤホンケースをなくしてしまった。
どうやら先日の仕事帰りに落としたらしい。私の持っていた招き猫パワーもいよいよ尽きたのだろう。やはり、豆サイズのパワーでは限界があったのかもしれない。
私のイヤホンはAirPodsほど高級品ではないが、同じくBluetooth型。充電ケースがないとイヤホン本体も充電できないため、今のところ使い物にならない。
もし有線型イヤホンだったら「ケースを落としただけで済んだ」という話で終わるのだが、便利な文明の利器だからこそ生まれた悲劇だ。とはいえ、もう有線イヤホンに戻る気は全くない。一度Bluetoothの無線生活に慣れてしまったら、もう後戻りはできない。
有線にはメリットもあるのかもしれないが、絡まるコードのストレスは私にとって、かなり上位の不快な体験に数えられる。例えるなら、「人通りの多いスーパーマーケットの入り口でおばさんが突然立ち止まって電話を始める」というくらいのイライラ度だ。なぜ、そこで電話をするのか。
それにしても、新宿なら落ちているAirPodsを拾って生活できるんじゃないか? なんて冗談を言っていたのに、まさか自分のイヤホンケースがその仲間入りをするとは思わなかった。しかも、拾ったやつが「なんだ、AirPodsじゃないのか」とガッカリしているかもしれないと考えると悔しい。
メルカリで調べてみると、私の使っていたイヤホンケースの相場は1500円から2000円くらいらしい。つまり、私のイヤホンケースでちょっと優雅なランチが食べられるというわけだ。(てか、そのケース、俺のじゃないの~?)
まぁ、仕方がない。今回は新しいイヤホンケースを買いなおすことにしよう。拾ったやつよ、ビッグマックでもなんでも食べてくれ。今回は俺のおごりだ。
しばらくは前に使っていたBluetoothヘッドホンで通勤することにする。さっき使ってみたら、低音がめっちゃ響いて、いつも聞いている曲の聞こえ方が全然違った。
「ドン♪ドン♪ドンブラザーズ♪」が「(ドゥンドゥンドゥドゥン)ドンッ! ドンッ! ドンブラザ~~~ッズ!」みたいに、和太鼓の音が体にビシビシくる感じ。これはこれでアリだな。
イヤホンケースを落としたくらいで、いつまでも落ち込んでられない。ドンな時も、don't cry!
今、この記事を最後まで読んだな?
これで お前とも縁ができた!
アーーーッハッハッハ!!
完