いつも心にグミを一粒
最近は「ニチアサ」をよく見ている。
「ニチアサ」とは簡単に説明すると、日曜日の朝にテレビ朝日で放送される「プリキュア」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」の子ども向け番組の時間帯だ。
子どもの頃から「スーパー戦隊」を見て育った私は、元々こうした番組が好きだったのだが、最近はさらに積極的に見るようになった。
「子ども向け番組」と説明したが、大人が見ても楽しめるようにさまざまな工夫がされており、飽きることなく視聴している。むしろ、私は下手な子どもよりも前のめりで楽しんでいるかもしれない。
私がニチアサを見る理由は、「面白いから」というのに加え、「元気をもらえるから」でもある。
「元気をもらえる」とは少し安っぽい表現かもしれないが、ニチアサには基本的に強いポジティブなエネルギーが満ちている。視聴している子どもたちを立派に育てるために、様々な大人たちが頭と体を使って一生懸命に作り上げた、約束された「陽(ポジティブ)」がそこにあるのだ。
一方、私が普段見ているツイッターなどには、ゴシップ記事が多く流れてくる。それらの記事はどうしても「陰(ネガティブ)」な話題が多い。
私にとっての「陰」とは、不安を煽るような話題や怒りの共有、あるいは性的な内容やそれを連想させるものだ。他にもたくさんあるが、なんとなくイメージしてもらえただろうか。
もちろん「ネガティブなエンタメ」も時には必要だが、どうも世の中には「ネガティブなエンタメ」が供給過多になっている気がする。
私自身もともと「陰」な要素を多く持つタイプの人間なので、意識的に「陽」を取り入れ、「陰」から遠ざかることでバランスを取っている。
そんなわけで、ニチアサは私にとっては必須アミノ酸のようなもので、自分では生み出しにくい「陽」を確実に摂取できる貴重な時間だ。
ニチアサに限らず、サンリオのかわいいキャラクターなどからも「陽」を摂取している。これらはまさに心の栄養である。
※最近の推しはマイメロディのお友達であるピアノちゃんだ
きっと、人それぞれ心の栄養になるものが違うのだろう。私が「陰」と感じるものからエネルギーを得ている人も多いはずだ。それに関しては敵対心を持つ必要はなく、相容れない存在として別の世界で生きていけばいい。
私は無意識のうちに「敵か味方か」で人を分けてしまう傾向があるので、この記事を書き残すことで「敵か味方か」ではなく、「自分か他人か」という意識の習慣をつけたいと思う。
まあ、いろいろと言っているが、結局のところ「自分が楽しいと思うこと」だけに時間を使いたいし、それを追求していきたいのだ。
こうしたプロセスを経て、世間のゴシップにまったく興味のない中年というのは生まれていくのだろうか。
そういえば、私の両親も世間のゴシップには興味がないタイプだ。良いことだ。
ちなみに、9月から始まった「仮面ライダーガヴ」は、今のところかなり面白い。
放送前は正直「見た目もあまり好みじゃなさそう」と思っていたが、上手く私の心の油断した部分を刺激してくれる物語になっている。シンプルに脚本が丁寧で、しっかりとドラマが描かれていると思う。
最近、人工甘味料の入ったお菓子をなるべく食べないようにしていたのだが、「ガヴ」が始まってからタフグミを2袋も開けてしまった。(イートグミ!)
完全にやられている。
「ガヴ」、恐ろしい子…!
完