お風呂時間完全攻略
風呂キャンセル界隈。
細かいニュアンスまでは知らないが、要はお風呂が面倒臭いから入らないことを指す言葉らしい。
「風呂キャン」と書くと、何かのゲームのテクニックのようにも読める。
まぁ、つまりお風呂が嫌いな人というのは、いつの時代にもいるのだが、現代ではそれを「風呂キャンセル界隈」というのだろう。
私は基本的に湯船は湧かさず、シャワーだけで済ませているが、毎日朝と夜に入っている。
でも、「お風呂の時間が楽しい!」と思ったことはない。
どちらかといえば裸で寒いのが嫌いなので、さっさと済ませたい。
そういう意味では、風呂キャンセル界隈の気持ちは少しだけわかる。
でも、絶対臭いから毎日お風呂に入って欲しいし、ポップな言い方にして流行らそうとしているのが憎い。
「お風呂に入らないなら外出禁止だピョン♪」もセットで流行らせる義務があるはずだ。
(「ピョン♪」という語彙に年齢の限界を感じる。)
そもそも私も「おふろ時間」というものに工夫をしていないので、つまらないのは自分の問題でもある。
裸でシャワーの水がお湯に変わるまでの時間は、ただただ無意味な時間だ。
今までの人生のこの「シャワーの水がお湯に変わるまでの時間」を合計したら、どんな数字になるのだろうか。
興味はあるが、見たくはない数字だ。
何回『クロノ・トリガー』がクリアできたのだろう。
髭剃りの時間も結構退屈だ。
肌が弱いので毎回丁寧に剃っているから、私の髭剃りRTAは全国平均よりも遅いだろう。
最近、3万円くらいで電気シェーバーを購入したが、剃り心地は…まぁ普通。
「そんなもんだよね」という感じだ。
替刃T字カミソリと使用感はほとんど変わらないが、たぶんランニングコスト的には電気シェーバーのほうが安く抑えられそうだ。
もっと早く試算すればよかった。
それにしてもカミソリの替刃は高すぎる。
毎回買い換えるたびに「高すぎるだろ!」と、ちょっと怒っていた。
正直、税金や社会保険料とかよりもムカついてた。
そういう意味では、電気シェーバーは財布とハートに優しい。
100年後の人類からしたら、現代人の髭剃りや身体を洗う煩わしさの悩みなんて、川で洗濯板を使っていた時代のように映るのだろうか。
くやしい。羨ましいよ、未来人が。
たまには時空の歪みを利用して、私にも未来のお風呂マシーンを体験させて欲しい。
ケチケチしていると地球の資源を枯渇させちゃうぞ!
ここまで書いてて思ったけど、実はお風呂でラジオが聞けたら退屈しなくなるのかもしれない。
天才か? え、みんなもうやってるの??
言ってよ~~~~~~
完