お笑いの神は女神、格ゲーの神は男神
最近ラジオで聞いた話、「お笑いの神は女神である」という言葉。
非常に納得がいく。
テレビやメディアで芸人やタレントが活躍するには「面白さ」は当然必要だが、そして面白さと同等かそれ以上に「かわいさ」や、今風にいうところの「エモさ」が求められる。
つまり、純粋な面白さにプラスして「お笑いの女神に微笑まれることができるか?」がポイントとなる。
私も彼女と一緒にお笑い系のテレビ番組を見る機会は多いが、出てくる芸人が男臭さすぎる芸風や風貌だったりすると、おもしろい、おもしろくない以前に 無理 の評価を下されている。
私としては多少のネタは男ウケを狙った芸風だと受け入れてるが、一般的な女性目線からしたら「キモい」は相当な減点要素だ。
学生時代のある男子がクラスの女子達から嫌われていたのを思い出す。
彼は少し背は低めではあったが、自分と同じ男子の目線で見ても比較的普通の風貌だったはずの彼。
どうしてこんなにも女子から嫌われてるのか、非常に興味深かったので女子グループの中でも発言力高めの女子に「なぜ彼は女子から嫌われてるのか?」と直接質問してみたことがある。
彼女の質問の答えは「なんとなくキモいから」
あまりにも残酷である。
彼の所作、言動、仕草の全てが受け入れられなかったのであろう。
そして恐ろしいことに、この手の嫌われ方は本人には自覚がないため気づくことができない可能性が非常に高いのだ。
本来ならば「女子から嫌われてるからなんとかしたほうがいいかもよ?」と彼にさりげないアドバイスをしてあげるのが良き友人としての役目だったのだろうが、むしろ彼を今以上に傷つけてしまうかもしれないと思うと私には言い出せなかった。
ごめんなさい。 嘘です。
むしろ彼が嫌われてるのを面白がってました。(サイテー)
まぁ思い返せばその女子グループも陰湿な感じがあったので嫌われたとしても気に病むことはないでしょう。
男子女子に関わらず波長が合わない人種は必ず存在するので、波長が合わない相手は無理に相手をせず、自分を必要としてくれる居場所を探すのが私は一番無理のない生き方だと思う。
このように「女子 → 男子」のような誰にでもわかりやすい構図の他に、職場で上司や同僚から好かれるかどうかも、やはり「かわいさ、エモさ」が重要な要素になる。
私の観測範囲でも思わず面倒がみたくなるような新入社員には他社員や先輩からの手厚いフォローが入りますし、そうでない人は仕事ぶりをシビアにチェックされています。
私は仕事場では老若男女問わず、なるべくフラットな目線を持つようにしているが、やはり人間が人間を評価する以上、今どきの主流は女神微笑み社会だと感じます。
QOLを上げたいなら、まずはキモさを消してエモさを磨くのが鉄板です。
そして私が今もっともプライベートの時間を割いている「対戦格闘ゲーム(格ゲー)の神様」はどうでしょうか? ※ウメちゃんのことじゃないよ
これはもう完全に男神(おがみ)でしょう。
純度100%、混じりっけなしの強さ至上主義です。
男神は「かわいさ、エモさ」なんてものに1㎜も興味がありません。
笑顔は相手が完全に立てなくなってからが鉄則です。
迂闊にも戦いの最中に歯を見せた瞬間に格ゲー神はそっぽを向き、一気に敗北が近づいてきます。
正確さ、強さ、ずる賢さのすべてを振り絞った末に最後にまでリングの上に立っていた者のみに祝福を与えてくれます。
完全に弱肉強食の世界でこれまた残酷な世界ではありますが、結果に対してはとてもフェアな世界でもあります。
格ゲーは審判(ジャッジ)つまり「有効」、「技あり」の判断がCPUに委ねられているため基本的には言い訳無用の待った無しです。
こちらもまた別のベクトルでのシビアさを持った世界であるため、精神に異常をきたす人間も少なくない界隈ですが、どうしても生まれた持った性分が女神と相性が悪いと感じる方にはオススメできる移住先ではあります。
私としてはこれから続く格ゲーの歴史も変わらず強きものが真に祝福される世界であり続けて欲しいですね。
(強ければなんでもしていいのか?ってのは別問題だけど)
ちなみに私は女神との相性は極めて「普通」です。
極端に人から嫌われてたり、好かれちゃって得しちゃった!みたいな事は今のとこありません。
格ゲー神こと男神もどうでしょうか。 これまた「普通」な気がします。
自分自身に特別な才能を感じたとこはないですし、技術も実力も努力相応だなと実感してます。
ただ、最近よく感じることがあります。
通り過ぎる犬達からの熱い視線を…!
今まで犬を含めた動物からシカトされたり怖がられたりとあまり好かれることのなかった私ですが、ここ5~6年で犬に好かれる方法がなんとなくわかってきた気がしてます。
もしかしたら 犬神様 とは相性がいいかもしれません。
よっしゃぁ!
完