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アマチュア論 そこに愛はあるのかい?
先日、少し前に書いたシレン6の記事を読み返してみたら、思った以上に厳しいことを書いていて自分でも驚きました。
改めて考えると、シレン6にももちろん良いところはたくさんあります。遊びやすくて今風のゲームらしさがあり、特にシリーズ初心者にはすごく入りやすい作品だと思っています。
今回この記事を書こうと思ったのは、半年前に投稿したシレン6の記事に、とある方が「スキボタン」を押してくれたのがきっかけでした。その人は私にとって特別な存在で、その一票が特別な意味を持つように感じたんです。たった一票であっても、誰にでも「この人の評価は特別だ」と思えるような存在っているんじゃないでしょうか。
ただ、その人がシレン6をすごく楽しんでいるようだったことを思い出すと、少し心がざわつきます。
私自身もシレン6を楽しく遊んだ作品ではあるのですが、記事ではどうしても不満点にフォーカスしてしまい、楽しんだ部分をあまり書かなかったんですよね。
もしその記事を読んで、楽しんだゲームを否定されたような気持ちになっていたら…と思うと、ちょっと反省しました。
でも、あの記事は「100%自分の主観」を貫いたもので、あくまで一人のプレイヤーとしての正直な感想を書いたつもりです。一般人である私がシリーズ初心者のフォローを意識して感想を書く必要はないと思っているし、最終的にどう受け取るかは読んだ人に委ねるものだと思っています。
個人的には、「アマチュアがプロに対抗できる唯一の方法」は「自分本位な主観」をストレートに書けることだと思うんです。
確かに、この諸刃の刃のようなやり方はリスクもあるし、場合によっては読む人を不快にさせてしまう可能性もあります。でもだからこそ、そこには特別な価値があると思っています。
文字書きのプロのように収益を考えるならもっと別のやり方が必要ですが、「サラリーで収入を得て、表現は多方面を気にせず好きなことやる」という生き方もアマチュアだからこそできる強い選択肢だと思っています。
ただし、アマチュアだからと言って無差別に批判をしていいわけではないとも思います。そういう態度(無敵の人ムーヴ)は「ただの攻撃」に見えてしまい、見る人を不快にさせるだけです。だからこそ、批判には「愛」が必要だと考えています。
たとえ厳しい意見でも、その根底に対象への愛情があれば、ただの否定ではなく、建設的で前向きなものとして伝わるはずです。
私がシレン6に対して不満や批判を述べたのも、シレンシリーズ全体への愛があったからこそです。
このシリーズには、ローグライクRPGの頂点であり続けてほしいという願いがあります。だからこそ、次回作に向けて期待を込めた批判を書きました。厳しい意見も、根っこに愛があるからこそ意味が生まれると信じています。
また、「100%自分本位な主観」で書くことは、自分の気持ちに正直でいることだと思います。他人の評価や世間の流れに流されるのではなく、自分の視点をしっかりと持つこと。これが結果的に、自分の文章や表現に力を与えるのではないでしょうか。
シレンシリーズには、これからも進化を続けて、より多くの人に愛される存在であり続けてほしいと心から願っています。
次の作品でまた笑顔で向き合える日を楽しみにしています。そのときは、もっと前向きな感想を書けるようになっていたらいいなと思っています。
スパチュンさ~ん!辛辣に書いちゃってごめ~~ん!シレン6面白かったよ☆
完
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