見出し画像

必達と目標

会社に中途で入社してきた営業部社員に聞かれました

「この会社ではなくノルマじゃなく目標というんですね」

営業部がある会社ではなく必ず1ヶ月や3ヶ月1クールでいくら売るとか数字を課されます

自分も全国展開してるグループに在籍してた時はノルマ、もしくは必達(ひったつ)と言われて未達が許されない空気がありました

営業として数字を追うのは大事ですし必要です、しかし会社から無条件に突き付けられる事に疑問を感じてました

1つの営業所の責任者になった時にノルマを課されてプレッシャーで追い込まれていく社員達の表情を目にする事が増えました

ノルマは達成すれば次の月から数字を引き上げられ、未達成ならペナルティが課されてどちらにしても先が見えなくなっていったりします

その天井知らずの重圧の中で気持ちが折れて辞める人や未達成を恐れて不正をしてしまう人も出ました

営業所責任者としてそういう時にフォローして守ってあげる事が出来ず悩んだ時期がありました

そして独立して会社を立ち上げた時に皆に話をしてノルマ(必達)を目標と呼び名を変えました

能力や経験値を超えて重圧となる数字ではなく自分がいくら歩合がほしいか、周りに課されるのではなく自分が前向きに追える数字を設定する事にしました

【自分が前向きに数字を追えるか】が本当に大事で前向きだから頑張れるし責任を持てるんです

月の初日に営業部社員は皆1人ずつ自分と面談して設定する数字を理由までしっかり話し合って納得して決めてから全体会議で発表します

そして最後まで全力で頑張っても目標に届かない時もありますがその時もただ咎めるのではなく反省と達成出来なかった理由を明確にする事を全員徹底してもらってます

自分も長く営業職をやってきて感じてるのはどんなに忙しくても、どんなにきつくても気持ちが前に向いてれば人は止まらず動けます

逆に気持ちが前を向けずに切れてしまったら動く事が怖くなってしまうんです

無駄な負担を切り捨てて前向きに数字を追いかけていく組織を作りたかったし会社を作りたいと思って3年間 取り組んできました

営業職は個人差が凄く出る分野ですがセンスがある人だけが生き残っていける世界なら未来はないと独立前から思っていて真面目に仕事を続けてれば最低限以上の数字を皆が持ってこれる組織とシステムを作る事を考えてきました

そして3年間 営業部は退職者が1人も出てません
※ご家族が重病になり実家に戻らなくていけなって退職した人は1人いました

気持ちが下を向いてる人は感情がなくなっていきますが前向きな人は喜んだり悔しがったりします

自分が代表を務めてる間は前向きに仕事に取り組む社員達を見ていきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?