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【文学フリマ香川】さしす文庫出店うらばなし

さしす文庫のはるはるです。
改めてにはなりますが7月28日の文学フリマ香川はありがとうございました!!!

先日、文学フリマ香川のイベント参加レポは公開したのですが、そちらには載せなかった裏話的なものを今回の記事では書いていこうと思います。


その1 作品作りが難航したはるはる

はるはるは、新刊『家に帰ると電気が止まっていたアンソロジー』に「三親等」と「海と月と狼と」で参加しています。

実は最初に予定していた2作品はプロットでボツになりました。
文フリ香川から1ヶ月が経ちましたので正直に打ち明けると、プロットは全部で5個作っていました。

最初は「社会人主人公と女子高生の百合作品」&「人間とエルフの現代ファンタジー百合コメディ」を書く予定でした。
しかし、前者はプロットの段階で文字数がオーバーしそうなこと、後者はオチが思いつかない、設定が詰め切れなくて揺れたなどの理由で両方とも本文を書くには至りませんでした。

そこで生まれたのが「三親等」。
社会人×学生という設定では1作品作りたいな、という気持ちがあり、そこで「叔母×姪」という個人的に好きな百合関係性を軸にお話を作りました。完成したのが「三親等」です。

続いて「海と月と狼と」も個人的にクラゲが好き、というところから始まりました。
しかし、新しい発電としてクラゲの研究員をしている主人公というのは同じですが、当初は擬人化したクラゲとの同居生活、ややコメディチックなものを考えていました。とはいえ、このクラゲ少女の設定がどうしても決められず、今の形に落ち着きました。

さしす文庫の1作目である『相棒』で書いた「ようこそ檜原魔法店へ」はすぐに書けたので、今回はプロットから大変でした。本当に完成してよかったです……。


作品はこちらで電子版をご購入できますのでぜひ!!!


その2 表紙イラストについて


本作品は本当にたくさんの方にご購入いただいて、今でも感謝いっぱいです。
ところで、こちらの作品の表紙なのですが気づいた方はいらっしゃるでしょうか。そうです、はるはるが描いています。(タイトルのデザインは雨隠日鳥)

何故、はるはるが描くことになったのか。
もちろん、表紙や裏表紙などをイラストレーターさんに発注をすることも考えていたのですが、いかんせん、表紙について本格的に話し合いをしたのが6月に入ってからでした。

イベント本番が7月末で、それよりも前に原稿の入稿はしないとダメなので期間が約1ヶ月ほどしかありません。
描いていただく方を探すのにも時間が必要ですし、どのようなイラストを発注するのかも具体的には定まっていません。それらを決めてからお願いをするとなると製作期間が1ヶ月もないくらいになってしまう可能性もある。ということで発注することは諦めて内部制作をすることとなりました。


そこから、はるはるが一番最初に案として提出したのが下のラフです。

こう見ると、最終的にあの表紙にまで修正できたな……本当に良かった……下手過ぎる……という気持ちです。何がダメかというと全部ダメですね!HAHAHA!

完成形に関しても、今になって改めてみるともっと色々できた部分や直したい部分はありますが当時はこれが限界でした。
それでも、1作品目の『相棒』の裏表紙のイラストと比べるとすごくレベルアップしていると思います。成長している。

本分は小説なので、そちらを頑張るのは当たり前なのですが、イラストももっともっと上手くなりたいです。頑張ります。
個人的な話になりますが、はるはるはさしす文庫であんまり役に立っていない感がすごいので、せめてイラストを描けるようにと思っています。もっと思い通りに描けるよう頑張りたい。


以上、文学フリマ香川の出店における裏話でした。
もし他にも思いついたら記事にします。
改めて、文学フリマ香川ありがとうございました!


ちなみに。
文学フリマ香川の作品制作における陸離なぎさんのやらかし備忘録もございますので、そちらも合わせて読んでみてください。



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