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GARMIN Instinct3 dual powerを2週間使った少し深めのレビュー

GARMIN Instinct3 dual power 50mmのファーストインプレッションとして以下記事を書いた。

その後、追加で1週間、色々な使い方を深堀りした結果のレビューを共有したい。


良い:14日使った後のバッテリー残量は52%

14日間普段使いした後のバッテリー容量は52%だった。設定としては、バックライトの光量5%(最低値だが夜間で見る分には十分な光量)、ジェスチャーでのバックライトOFF、スマホ通知ON、スマホ切断アラートOFF。使い方は、風呂以外の時間は常に装着。GPS最高精度設定で、45分の日中ランニングを4回、30分の夜間ランニング1回(安全のためストロボON)を実施、懐中電灯代わりに5分フラッシュライトを使用(光量最低)。ハードな使い方ではないが、セーブせずに使ったという感じでこの結果なので、個人的には大満足。

良い:ソーラー充電の恩恵は確実にある。どれだけ恩恵を受けられるかは生活スタイルによる

Instinct3では、どれだけソーラー充電できたかを時計で確認できる。基本的のは天気によらず日中外に出ると、その時間はソーラー充電できているという感じ。屋内ではどれだけ明るくてもソーラー充電はされない思って良い。
ソーラー充電の効果を一番感じたのは、晴れた日に子供の公園遊びに2時間半付き合ったとき。このときは常に充電がされていたようで、バッテリー残量表示も62%→65%へ回復した。

この週は4連休で外出する日も多く、比較的充電量が多かった。

良い:屋外ランニングのバッテリー消費はかなり少ない。夜ラン用にストロボ設定したら、流石にバッテリー消費するがそれでも他機種よりは優秀

屋外ランニング時も、ソーラー充電されているようで、他のウォッチに比べてバッテリーの消費量が明らかに少ない。45分のランニングでGalaxy Watch6なら10%以上バッテリー消費するが、Instinct3なら、GPS最高精度(GNSSマルチバンド)設定でも0〜2%である。一方、夜ランニングにて、安全のためにストロボONで走ってみたところ、30分のランニングで4%バッテリーを消費した。それでも他のウォッチに比べて消費は明らかに少ないので優秀だが、夜ランニングかつストロボONをメインで使いたい人は、バッテリー消費は流石に激しいことを前提にしておいてほしい。(それでも十分持つ方だが)
ちなみに、日の入り〜日の出の時間帯のランニングで自動でストロボをONにするというピンポイントな機能があり、ストロボ設定を都度せず走れるのは大変楽である。

気になる:バッテリーの%表示は少しアバウトかも

これまでの話でバッテリーの%表示を基準に話しているのに、少し微妙な話だが、バッテリーの%表示はアバウト?なのか反映が少し遅いのか、挙動が気になるところがある。例えば、比較的、バッテリー消費に差が出ないと思われる、睡眠時だが、3%消費する日もあれば、1%も消費しない日もある。他には、屋外に出て十分ソーラー充電したと思っていても、バッテリー表示は増えず、むしろ1%数値が下がっていて、1時間後に見ると2%上がっているということがあったり、と挙動が読めない。ただ、どちらにせよ長時間バッテリーが持つことは確かなので、数%の細かい数値は気にせず、10%単位くらいで気にしていおくか、もしくはバッテリー残り日数表示で表示しておくくらいがいいだろう。

バッテリーは%表示と残り日数表示が選べるが、%表示で細かく把握というよりは、日数表示でざっくり把握くらいでいいのかもしれない。

悪い:歩数カウントがおかしい

私は毎朝ラジオ体操をしているのだが、そのラジオ体操で300歩ほどカウントされる。
さらに、バス移動やバイク移動でも歩数がカウントされることが多く、毎日、Galaxy Watch6と比べて、1000歩ほど、多めにカウントされる。実感としてはGalaxy Watch6の方が正しいので、ここは現状のInstinct3の計測が悪いのではと思っている。このあたりはファームアップで改善を期待する。(個体差かもしれないので、あまりにもひどい場合は、交換申請をしようと思う)

この時間はラジオ体操しかしてなかったはずだが歩数が341カウントされている…。

良い:6年前のvivoactive3に比べ健康管理指標・パフォーマンス管理指標が確実に進化しており、特に睡眠評価がうれしい

GARMINの7年前の機種vivoactive3と比べると、健康管理指標が確実に進化しており、色々な情報が取れるようになったり、改善に向けたアドバイスが表示されるようになったりする。最近の機種としては当たり前だが、特に、睡眠に関してスコア付されるのはうれしい。今まではvivoactive3では睡眠の時間や深い・浅いなどのデータが取れたがそれが良い睡眠だったのか悪い睡眠だったのかは特にでなかった。ただ、Instinct3では、スコア付けされ、そのスコアの理由もわかるようになったので、改善に向けた行動も起こしやすくなった。

睡眠がスコア付けされると、より良い睡眠を目指すというモチベーションになる。

注意:睡眠時バッテリー節約をオンにすると、睡眠検知されなかったので注意

いくつか設定をいじっているときに、睡眠時にパワーセーブをするというような設定を見つけた。これを安直にONにしてみたところ、睡眠検知がされなくなった。睡眠情報はボディーバッテリーなどその他の健康指標とリンクをしているものなので、健康管理やスポーツのパフォーマンス管理目的でGARMINを使っている人(ほとんどの方はそうだと思う)基本的にはこの設定はすべきではない。

この、睡眠時バッテリー節約というモードをONにすると、睡眠が自動検知されなくなった。

良い:昼寝は高精度で検知される(ただし、昼寝が何に効いているかはわからない)

今まで使ったスマートウォッチと1点明確に増えた自動測定項目が、昼寝だ。15分程度の短い昼寝であっても検知されるので、それが記録残るのは単純に嬉しい。ただし、昼寝がなにか健康に効いているかはよくわからず、ボディーバッテリーの値にも影響を与えているようには見えない。一応、適度な長さの睡眠はOK、長すぎる昼寝は良くないよとかコメントはくれるので、それが昼寝時間の指針にはなる。

お昼寝が検知、記録されるのはいいが、健康指標には影響していない?

良い:スマートEX設定が問題なくできた

本製品はSuica機能がついているので、できて当たり前のことだが、スマートEX設定も簡単にでき、切符を発券せず、新幹線にも問題なく乗れた。以前、Galaxy Watch6で新幹線に乗っている間にバッテリーが切れてしまい、改札が通れるか冷や汗をかいたことがあった。一方、本製品であればバッテリー持ちがそもそも圧倒的なので、その心配もない。安定して使えるSuicaとしての利便性を感じた。

スマートEXアプリのお客様情報に時計側のSuicaID番号を登録すればいいだけ。SuicaID番号はGARMIN ConnectアプリのGARMIN Payから確認できる。

注意:スマホ通知の画面表示できる文字数が少ない

解像度の問題だと思われるが、スマホからの通知を表示できる内容量が少なく感じる。個人的にはもっと小さい字でたくさん表示してもらってもいいのだが、大きい文字で少ない量の表示しかできない。視認性はいいのだが、設定でフォントの大きさなどを変更できるとなお良かった。

右上の窓(アイコン)もあるので、表示内容はさらに少ない。

まとめ:少し気になる部分はあるが、とても気に入っている。今後のソフトウェア・アップデートに期待

2週間使ってみて、ますます気に入っている。今回書いたような気になる点はあるものの、基本的には些細なことばかり。良い点の利点が圧倒的というのが、私の評価。
ここまでの使用で、今までのGalaxy Watch6から完全に交代する決心がついた。GARMINのスマートウォッチは、ソフトウェア・アップデートで改善することも多く、今回不満に思ったことが改善される見込みも十分あると期待している。
今後もしっかり使っていきたい。


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