
ScanSnap iX1300は小物書類をひたすら電子化するのに最高だった
※本ページにはAmazonアソシエイトリンク(広告リンク)を含みます
最近は、電子化したい紙が郵便物くらいになった。
昔は本の自炊などをしていたが、最近では電子化したい書類といえば、郵便物や、子供が学校から持って帰るプリントなど、数枚の小物書類という感じになった。
今までは、複合機のスキャナ機能で取り込みをしていた。その際の私の作業手順は以下である。
複合機までスキャンしたい書類を持って行く(複合機は家族の共有かつ、それなりに大きいので自室ではなく、リビングに置いている)
複合機へ書類をセットする
書類をスキャンし、家のネットワーク上の共有フォルダにファイルが保存される
自室へ戻って、スキャンされた書類をPCで確認し、クラウドへアップロードする

上記のような手順での運用は、1回1回はそこまで苦ではないが、週1回くらいの頻度で発生しており、地味に時間がとられる仕事だった。
また、複合機側の書類の補正精度(自動で書類の向きを検知して、PDF化した際の画像の方向を合わせてくれるなど)に不満があった。今回、それを解消すべく、ScanSnap iX1300に買い替えたところ、思いのほか快適だったため紹介。
ScanSnap iX1300はコンパクト
iX1300ドキュメントスキャナとしてコンパクトで、場所をとらない。フットプリントとしては背面用紙台を広げてもA4用紙程度である。そして、リターンスキャンという1枚ずつスキャンする方式であれば、書類が前から挿入され、同じ前から排出されるので、背面の原稿台も不要となり、高さ方向のスペースも不要となる。私はすぐに使えるように、PCディスプレイの下に配置をしており、これで問題なくスキャンできている。

ScanSnap iX1300は小物スキャンに強い
スキャンしたいものは、A4用紙のような定型の用紙だけではなく、はがき、レシート、領収書、名刺など小物も多い。(むしろ自分の環境は郵便物のスキャンが主なので、小物の方が多い。)それらのものは、通常のドキュメントスキャナであれば、原稿台にうまくセットできず苦戦することも多い。一方、iX1300は小さなものを気軽に挿入口に突っ込むだけで簡単にスキャンできるのが楽すぎる。この機能は上位機種のiX1600にも無いものであり、かなり重宝する。



ScanSnap iX1300はクラウドファイルアップロードまでの手数が少ない
私が一番使っている、書類ををiX1300へ読み込ませて、OneDriveへアップロードする手順は以下になる。
ファイルをScanSnapの挿入口へスキャンする資料を差し込む
ボタンを押して読み込ませる
(複数枚の場合はここで、連続で読み込ませる)ボタンを押して完了宣言する
これが、自室でさっと行えるのがかなり楽である。また、少し読み取り補正力は落ちる(無駄な余白などがを自動削除などはできなくなる)が、PCレスでスキャンスナップ単独でクラウドアップロードまで実施もできるのが強みである。
ScanSnap iX1300は向きの自動補正や文字の埋め込み、ファイル名の自動付与が(それなりに)できる
ファイルをスキャンする際の面倒な作業の一つに、ファイルの名前付けがある。スキャン日を付与することはどのスキャナでもできるが、内容から代表的な文字を拾ってきてファイル名に自動で付けてくれるのが地味に便利である(制度はそれなりだが、いちいちファイルを開かなくても大体想像できるようになるのが良い。)また、書類の縦横自動判定や、無駄な余白の削除なども間違いが少なくて助かる。以前使っていた複合機はこの精度が悪くて地味にストレスだったため。また、簡易だがOCR文字の埋め込みもしてくれるので、後での検索性を考えるとその点地味にありがたい。

注意点は、家庭内ネットワークの共有フォルダに直接保存できないこと
iX1300はPCを経由した保存、もしくは単体ではクラウドストレージへの保存しか対応をしておらず、LAN内のNASなどに単独で直接保存する機能がない。今まで使用していた複合機には当然のように合った機能だったため、購入後に気づいて、今までのスキャンのフローを変えなければいけない部分が出てきた。とはいえ、クラウドストレージへの保存があれば個人的な要件は満たしていたため、問題なかった。
一方、単独でネットワーク上の共有フォルダへの保存を求めている人は一発で候補から外れる製品なので気を付けてもらいたい。
紙を捨てるために、電子化するための機器は増える
紙はすぐに溜まって場所をとり、後から探すのが難しくなるので、電子化し、検索できるようにしたいという思いが強くある。ただ、それをするために、ドキュメントキャナであったり、参照するための電子ペーパー端末が増えていくのが若干本末転倒感はある。
ただ、それらの機器が廃れても、データとしては残るということで、数年スパンで見れば、有用な活動をしているはず。これからもこまめに電子化することを心がけていきたい。