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脳天唐竹割り【他動詞】brain
Zarono was struggling to his feet when a painted savage rushed upon him from behind and brained him with a war-ax.
ザラノが立ち上がろうとしてもがいているところへ、入れ墨だらけの原住民の男が後から襲いかかり、斧で頭をかち割った。
読んでる本が偏ってるせいか、物騒な話が続きます。
他動詞の brain は、「頭を使う」とか「悩む」とかいう意味になるかと思いきや、「〔~の〕頭を殴る[たたき割る]、〔~の〕頭を打ち砕いて殺す」(英辞郎)の一点攻めです。
例えば jaw や stomach に「あごを殴る」「腹を殴る」といった意味はないようですから、これは特殊な用法なのでしょうか。体の部位を表す名詞がその部位を攻撃する意味の他動詞になるという例が他にもあるのか、気になります。
想像するに、太古の昔、brain は思考や記憶や感情をつかさどる場所であることよりも、素早く相手を倒すための急所であることのほうが、サヴァイヴしていく上で重要だったからかもしれません。