見出し画像

院内学級の体験談

皆さんは「院内学級」をご存知でしょうか?
院内学級は、長期入院している子どもたちが学びを続けられるように病院内に設けられた学びの場です。

今回は、私が院内学級に通った体験を通して、入院生活での学びや友人との支えについてお話しします。



院内学級とは?

院内学級は、長期入院中の子どもたちが学び続けられるように病院内で開かれており、通うためには転校手続きが必要です。一時的に元の学校を離れることになりますが、退院後は元の学校に戻ることができます。

また、院内学級の先生は近隣の学校から派遣されており、安心して勉強を続けられる環境が整っています。

院内学級に通うメリット

入院生活が長引いても学業の遅れを心配せずに出席扱いになり、基礎学力が維持できる点が大きなメリットです。
さらに、同年代の子どもたちとの交流は、入院生活中の孤独感を和らげてくれます。
勉強は自分のペースで進められ、先生に質問できる環境も整っていました。


私の体験談

私は中学3年生の4月に難病を発症し、地元の病院で治療を続けていましたが、症状が改善せず、8月ごろに大きな病院へ転院。そこで院内学級に出会い、9月から翌年2月までの約半年間通いました。
 
院内学級は朝9:30から14:30頃までで、朝食と朝の検診を終えてから、院内学級に向かいます。
クラスは小学生低学年、小学生高学年、中学生に分かれており、私の中学生クラスには同年代の子が3~4人いました。
授業は基本的には自習形式なので、それぞれの体調や学力に合わせて進められ、無理なく参加が可能です。
体調が安定すると、ダンスや音楽の発表イベントにも参加でき、看護師さんや親御さんに向けて演奏したり踊ったりすることもありました。少し恥ずかしかったですが、今となってはいい思い出です。
 
院内学級に通うことは、私にとってとても大切な支えでした。
入院中は孤独を感じる日も多かったのですが、同年代の友人たちと過ごす時間は心強く、病気は違っても一緒にいることで救われる思いがしたのです。
ただ、仲良くなった友達が退院する時は、とても寂しかったのを今でも覚えています。


まとめ

入院生活は辛いこともありますが、院内学級で過ごした日々は、かけがえのない貴重な時間です。

この記事が、長期入院を経験されている学生の方や、その家族に、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
感想や質問があれば、ぜひお聞かせください!

いいなと思ったら応援しよう!

サーシー
いただいたサポートは、記事作成や今後の発信活動の充実に活用させていただきます。これからも、自分の経験や考えを皆さんとシェアしながら、前向きな気持ちを広げていきたいと思っています。応援よろしくお願いします!