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【言の葉の庭】アニメの聖地で感じた静かな共鳴

今回は新海誠監督の映画『言の葉の庭』に感銘を受け、その後、聖地を訪れた時の体験についてお話しします。



『言の葉の庭』との出会い

高校生の頃、『言の葉の庭』という映画を観ました。

「言の葉の庭」は新海誠監督の作品で、「君の名は」と同じく、美しいアニメーションが印象的な作品です。
当時は新海監督について詳しく知らず、ただ「アニメーションが綺麗だな」という印象を持って興味本位で観た映画です。

しかし、見終わったあと、その映像美と物語に引き込まれ、心を奪われました。そして、何より印象的だったのが、主人公とヒロインが出会う場所であり、この作品のメイン舞台とも言える「新宿御苑」です。

当時の私は、東京にそんな美しい場所があるとは思わず、新宿御苑という名前も場所も知らなかったのです。アニメでは非常に美しく描かれていたものの、現実はそれほど綺麗じゃないだろうと思っていました。


 聖地巡礼の計画

それから数年後、専門学校3年の夏、東京の会社でのインターンに行く機会が訪れました。インターンは朝からだったので、夜行バスで前日入りし、少し観光を楽しもうと計画。観光先をどこにしようか考えた時、ふとあの場所が思い浮かんだのです。

私は急いでインターネットで調べ、ついにその場所が「新宿御苑」だということを初めて知ったのです。インターン先からも近いこともあり、行ってみることにしました。

朝6時に夜行バスで東京に到着し、新宿へ直行。新宿に着いた瞬間、都会の臭いや排気ガスの匂いが強く感じられ、「現実はアニメと違うな」と少しがっかりしつつも、開園を待って新宿御苑に入りました。


映画と現実の重なり

私は衝撃を受けました。

目の前には、「本当にここは新宿なのか?」と疑うほどの緑豊かな風景
都会の喧騒を離れ、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みながら、映画で観た聖地を目指して歩きました。

そしてアニメと現実の風景が重なり合う場所が目の前に現れたのです。

そこには『言の葉の庭』の中で見た情景が、現実の景色と重なり合っていたのです。まるで自分が映画の一部になったかのように感じられ、静かな庭園の中で周りの時間が止まったように思えました。

その場に立ち尽くし、映画の中で主人公達が感じていた感情が自分の中に流れ込んでくるような、不思議な共鳴を覚えました。あの二人が過ごした時間や、物語の中で描かれた情景が、この場所に存在しているかのようで、ずっとここに佇んでいたいと思ったのです。

またいつか、ここに戻って来よう。

そう心に誓い、今度は映画のように雨の日に訪れてみたいと考えながらその場を後にしました。


まとめ

『言の葉の庭』の舞台、新宿御苑を訪れることで、映画の世界と現実が重なる特別な体験ができました。
この場所は、私にとって映画と共に大切な思い出の場所となったのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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サーシー
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