仕事で悩んだとき、読んでほしい「ちいかわ」の話
「ちいかわ」7巻が発売しましたね!
はい、今回も……すごく勇気づけられる話ばかりで元気になりました!
そんなわけで今回は、がんばる大人にこそ読んでもらいたい「ちいかわ」の魅力を語らせてください。
「ちいかわ」は、けっして子供向け、だけではありません。
多くの大人がハマっています。
(ちいかわショップに行ったら、私を含めて大人がたくさんいたので、間違いありません!)
なぜ、こんなにも多くの人々に人気で、そして大人もハマるのか……「ちいかわ」をまだ知らないあなたに、その魅力をお伝えします。
ちいかわ とは
ちいかわは、ナガノさんが描く漫画に登場する、正体不明の生き物です。可愛らしい見た目とは裏腹に、ちょっぴり切ない日常や冒険を描いた物語が人気を集めています。アニメ化もされ、多くの人々に癒しや共感を届けています。
(Geminiに「ちいかわ」についてを3行で説明してください。とお願いしたら、「正体不明の生き物」って言い出して笑ってしまいました。そういえば……なに……なんなんだ?)
ちいかわの魅力は、そのわかりやすい「かわいさ」もあるのですが、読んでいると気づかされる多くの「共感」する部分が大きいのかなぁと、私は思います。
たとえば。
ちいかわを一巻から読んでいると、コツコツ努力するタイプの主人公「ちいかわ」の成長っぷりに気づいてハッとさせられます。
わかりやすいのは、プリンの話。
一巻で、友達の「うさぎ」が「巨・プリン」の上をクルクルと滑るのが羨ましく、挑戦してみるも失敗。
体が入れ替わる回では、うさぎの体に入ったちいかわが、「うさぎの体でならプリンの上をクルクル回れるかも?」と思って、再挑戦します。
しかし、これも失敗……うさぎの体になったちいかわは、上手にプリンの上をクルクル回ることができませんでした。
しかし、今回の最新刊7巻では、ついにちいかわはプリンの上をクルクルと回れるようになりました。
ちょっとぎこちない感じではありますが、しかし友達の「はちわれ」や、うさぎが見て驚くほどに、上手にプリンの上を回ったのです。
(余談ですが、人生でこんなに「プリンの上をクルクル回る」ってワードを連呼した経験、初めてです。こんなワードを何度も書く機会があるなんて……人生って不思議)
ちいかわは、「草むしり検定5級」に受かるため、試験に何度も落ちても、諦めずに勉強する努力家です。
なので、人知れず「プリンの上をクルクルする練習」をしたのでしょう。
その努力が実り、何度も失敗して泣いたこともあったけども、それでもついにプリンの上をクルクル~することに成功しました。
(直後、負けず嫌いの? うさぎが、超高速でプリンの上をクルクルし始めたら、はちわれと二人で「あれはマネできない…」と羨望の眼差しを向けていました。その素直さもちいかわの魅力の一つでしょう)
この、努力と失敗と成功。
子どもの頃もですが、大人になっても、多くの誰もが経験することではないでしょうか。
とくに主人公の「ちいかわ」は、臆病で気が弱いけれども、とにかく諦めずに頑張るタイプです。
(他にも、はちわれやくりまんじゅう、シーサーなど、多くのキャラクターたちが努力して資格を手に入れる姿を見せてくれます)
この、失敗を経験しても諦めずに努力する姿は、多くの人々に共感される要素では無いかと思うのです。
また、同じ境遇であれば、ちいかわの成功は、見ていてとても勇気づけられます。
一見「ちいかわ」の気弱で失敗が多い姿は、主人公にしては頼りないなと感じるのですが、数々の困難に対して、決して諦めない心は読者に力を与えるジャンプ主人公並みの存在です!
何事も失敗を恐れて、そこで立ち止まっていてはいけない。
勇気を出して前に進めば、道が開ける……「ちいかわ」を見ていると、そんなことを思うのです。
歳をとると、新しいことへの挑戦には勇気がいります。
失敗は、今までの失敗の経験を思い出して怖くもなります。
だけど、それを恐れていては、自分はそれ以上の成長は、おそらくはできないでしょう。
だから私は新しい挑戦をするときや、失敗して落ち込んだ時、「ちいかわ」を読むと「よし、頑張ろう!」と気持ちを前向きにします。
きっと(時々、失敗した時の心理描写などがリアルすぎてトラウマを呼び起こし怖くなるレベルの)「ちいかわ」の頑張る姿は、あなたにも勇気を与えてくれます。
そんなわけで、大人にこそ読んでもらいたい「ちいかわ」の魅力についてでした!