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新緑の風景へのアンビエント ▶︎ Model:Cycles + Microcosm + カリンバ +

新しく演奏動画を撮影しました。

生楽器のループと
Model:Cyclesのトラック、
ウクレレ(弾けてない(笑))をあわせた
アンビエント曲

です。

今回制作したのは90年代のいわゆる

古きよきアンビエントな雰囲気をベース

にしつつ、実験的に

生楽器をグルーヴボックスのシーケンサーと融合させること

を試みました。

リズムを入れた方が受け入れやすいかなと思いました

が、どうもイメージと違ったのでやめました。雑念が出てきた時に上手く対処できるようになりたいです。

楽曲制作は、ポップな要素(アレンジやミックスなど聴いてもらいやすくすること)と、オーソドックスな表現に対してアンチテーゼ的な要素(自分が表現したいこと)を、自分が納得できるバランスで実現できればと思っています。

【 楽器・機材構成 】

・HOKEMA ツイン・カリンバ
・goldon メタロフォン
・Hologram Microcosm
・Elektron Model:Cycles
・Famous ウクレレ FS-5
・sE Electronics コンデンサマイク sE8
・MACKIE ミキサー 1202VLZ4
・sony α6300
・TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD / Model B061S
・GoPro9

【 制作の経緯 】

2024年4月27日に出演したイベント『Ambient Pillow』でカリンバやメタロフォンなどをMicrocosmでループさせた曲を演奏しました。

即興でやったのですが、

心地いい雰囲気があり、
イメージ通りの音になったので
作品として残したい

と思いました。

▼『Ambient Pillow』のライブレポ

【 楽曲構成 】

カリンバ、メタロフォン(知育楽器)、コシチャイムをMicrocosmに集音してループさせながら、ピッチを上げたり、フィルターやリバーブ等で加工しました。

Model:Cycles(以下MC)にはパッド、白玉ベース、シンセ、ブラシ的なスネアの計4トラックを使用したパターンをひとつだけ打ち込み、シーケンサーを走らせています。

上段機材は演奏しやすいようにダイソーのモニター台でかさ上げ

後半から打ち込みに使用していないMCの空きトラックをシンセの音色(サイン波のような音)に設定して、keystepのMIDIキーボードで即興演奏しました。

MicrocosmのループとMCのシーケンサーは同期していません。(MicrocosmにはMIDIが付いていて名目上の同期が可能ですが、外部シーケンサーなどとの同期はループの仕様の問題があり、実用的ではないことが分かりました)

また弦の乾いた音が欲しかったので、ウクレレのリフを重ねました。映像を観てもきちんと弾けていないのがバレバレですが(笑)、雰囲気でがんばって押し切りました。

結果的に、

電子楽器よりも生楽器の割合が多いアレンジ

になり、植物の映像ともあわさってオーガニックな世界観になりよかったです。

【 映像 】

三脚を立て演奏風景を俯瞰撮影する時に、構図を決めるのに苦労しました。

真上から撮影しようとすると、デスクの正面に三脚を置くことになり、演奏の妨げになるからです。

三脚を俯瞰撮影モードにして重り(ペットボトル6本)をつけてバランスを保ちました

結局上記画像のように、

三脚をテーブルの上に置き、右斜め上から手元を狙う

ことで落ち着きました。

演奏動画はa6300とタムロンのレンズを使用し、画質は1920 x 1080 30pで撮影しました。ウクレレは部分的に撮影したので4Kにしました。

照明の加減や構図については、まだまだ不慣れなので次回への課題です。

映像と音声を同期

させるために、オーディオインターフェスのヘッドフォンアウトから3.5mmステレオ・ミニジャックケーブルをカメラのマイクインに接続しました。

演奏動画に録音されるこの音声は映像を編集する際に、

2ミックスの音源と演奏動画を自動で同期させるためだけに使用するもの

です。なので同期後は使用されることはありません。

映像と2ミックスを手動で合わせるよりも確実で、時短になる方法ですのでオススメです。

演奏動画を撮り終えたあと、

別の動画素材を画面分割してあわせたら、イメージを広げることができるかもしれないかも

と思い、GoProを公園に持っていき、新緑が生茂る風景を何パターンか撮影しました。

画質は4K 24Pで、あまり広角ぎみにせず、手ぶれ補正は場合によってはブーストしました。

またカメラの特性を活かして、木々や葉をできるだけ接写しました。経験上ですが、

GoProは接写や遠影との相性が一番いい

と思います。中途半端な距離の構図はぱっとしない気が。。。

なので、カメラにつけたグリップを伸ばしながら木の幹やその周辺の葉にできるだけ寄ってパンしながら撮影しました。

【 映像編集 】

Final Cut Pro Xで編集。

生楽器の印象が強いので全体的にフワッとしたやわらかさが出るような方向で進めていきました。

まず、メインの演奏動画、新緑の風景、ウクレレの動画をざっくりと並べた後、RGBパレードを確認しながら、各素材のハイライトやシャドウなどのカラーコレクションをして色彩を調整しました。

次に、全体にかかる調整レイヤーを設定して、LUTを使ってカラーグレーディングを行い、雰囲気を調整しました。

あとは、各素材ごとに色彩の微調整を行い完成。

LUTは下記の無料のものを使いました。

・FixThePhotoFreeLUTs
・70 CGC LUTSのLook LUTsのSummer

音源のミックスについては別記事で書く予定です。

曲を聴いていただいた方の気持ちが少しでも安らぎますように。

お読みいただいて、ありがとうございました。




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