言葉とフィクション
言葉は平気で嘘をつく。
現実を何ひとつ変えてくれはしない。
薄っぺらで、無価値で無力なものだ。
投げた言葉は信じてもらうことによって、ようやく価値を持てる。
だからこそ、言葉には相手との信頼関係が不可欠だ。
心に響いた言葉はその人の人生を、たとえほんの少しだろうと変えることができる。
そうして、言葉は現実を切り開く力に変わる。
無価値だったはずの言葉が、無限の可能性を持つ。
フィクションも同じだと思う。
フィクションは所詮、作り話だ。
現実を何ひとつ変えてくれはしない。
薄っぺらで、無価値で無力なものだ。
けれど、作り話の中に込めた想いを受け手が信じたとき、感じ取ったとき、フィクションは無限の価値になる。
伝えたい気持ちがあるなら、言葉を綴ろう。
伝えたい気持ちがあるなら、物語を綴ろう。
最後まで、読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
ちょっとだけ立ち止まりかけている自分に向けてのメッセージが、誰かの力にもなってると嬉しい。
お金も言葉も物語も、人が創り出している以上、それはフィクション。
そして、フィクションの根底を支えているのは人の信じる力だ。
本当に伝えたいメッセージがあるなら、誠実な自分でいなければ、伝わるものも伝わらない。
嘘をつくときは、人にやさしくしてあげようと思ったときだけっていうのが、理想の生き方だよね。
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