NVIDIA株とイーライリリー株を売却
免責事項
当記事に掲載されている内容は、筆者自身の投資記録および個人的な意見をまとめたものであり、いかなる銘柄や金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。また、投資に関する助言を行うものでもありません。読者の皆様におかれましては、投資の最終判断を自己責任で行っていただきますようお願いいたします。特に、記載された情報は執筆時点でのものであり、その後の市場環境や銘柄の状況により変化する可能性があります。正確性や完全性を保証するものではありませんので、参考情報としてご活用ください。投資にはリスクが伴い、元本割れや損失の可能性があります。当ブログの情報を基に発生したいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
本日、NVIDIA(ティッカー:NVDA)の株式215株(所有の約3割)を売却し、約500万円を現金化しました。また、イーライリリー(ティッカー:LLY)の全株式も売却し、ポートフォリオのリスク調整を進めました。これによりキャッシュ比率を10%押し上げ、過熱気味の市場環境に備えた柔軟性を確保しました。一方、ゴールドETF(GLDM)の利確については引き続き検討を進めています。
結果、メイン口座のSBI証券の残高は下記の通りになっています。
ちゃんと計算していませんが銀行口座などの現金も含めるとキャッシュ比率は25-30%程度になるかと思います。
利確の背景:市場の過熱感
今回の売却判断には、市場全体の過熱感が影響しています。多くの指標に加えて以下の指標を基にリスクを軽減する動きを取ることにしました:
Put/Call Ratio
Put/Callレシオが極端に低い水準で推移しており、市場全体が楽観的になりすぎている兆候を示しています。
Margin Debt(信用取引残高)
信用取引残高が歴史的高水準に達しており、投資家が過剰なリスクを取っている状況。
Exposure(リスクエクスポージャー)
投資家全体の株式エクスポージャーが高水準で、「全員参加型相場」に近い状態が続いています。
これらの状況から、市場が短期的な調整局面に入る可能性を警戒し、ポートフォリオの一部を利益確定する決断を下しました。
NVIDIA売却の判断理由
NVIDIAはAIブームの中心銘柄として急激な株価上昇を見せてきましたが、現在の株価水準は市場の期待が十分に織り込まれていると判断しました。今回の売却で、約500万円を現金化しポートフォリオのバランスを調整しました。
売却のポイント:
株価が過熱感のある高値圏に位置。
短期的な調整リスクが高まっている。
キャッシュポジションを引き上げることで、次の投資機会に備える。ポートフォリオ比率が高くなりすぎた。
イーライリリー(LLY)売却の判断理由
イーライリリーは肥満治療薬市場でリーダー的地位を確立し、株価も大幅に上昇していましたが、CANSLIMの利益確定要件を満たしていることを踏まえ、全株式を売却しました。
売却の背景:
高値からの下落
株価は2024年7月に高値を記録後、競争環境の変化を受けて14%程度の下落を記録しました。
CANSLIMの売却ルールである「高値から7-8%以上の下落があった場合の利益確定」に該当。
競合の台頭
バイキング・セラピューティクスやロシュ・ホールディングなどの競合他社が新たな肥満治療薬を開発しており、イーライリリーの市場シェアが脅かされる可能性がある。
利益確定タイミング
CANSLIMの「20-25%の利益を確定する」ルールに沿った判断。既に大きな利益を確保している状況で、さらなる上昇よりも下落リスクを警戒しました。
イーライリリーの競争優位性が一部希薄化しつつある状況を考慮し、今後の不透明感を避けるために売却を決断しました。
ゴールドETF(GLDM)の利確を検討中
ゴールドETFについては現在も保有を維持していますが、利確も選択肢として検討しています。金価格は地政学リスクやインフレ懸念を背景に底堅い動きを見せていますが、以下の戦略を検討中です。
選択肢1: 現金化
GLDMを売却し、キャッシュポジションをさらに強化。
株式市場の調整局面や新しい投資テーマに備える。
選択肢2: 商品先物への移行
ゴールドETFではなく、商品先物での金投資に一本化。
先物取引はコスト効率が高く、レバレッジを活用できるため柔軟性が向上する可能性があります。
金は引き続き分散投資の重要な要素として位置付けていますが、運用方法を見直すことで効率的な資産管理を目指します。
割安感のあるシルバーなどの購入も検討しています。
今後の戦略
キャッシュポジションの活用
NVIDIAとイーライリリーの売却により得たキャッシュを活用し、次の調整局面や投資機会に備える。
PLTRとVRTのホールド
AI関連と産業機器分野で成長期待があるPLTRとVRTは引き続き保有。
トレンドを注視しつつ、適切なタイミングで利益確定を検討。
ゴールドポジションの最適化
GLDMの売却時期を慎重に判断し、必要に応じて商品先物への移行を検討。
市場全体が高値圏にある中、冷静なリスク管理を重視しながらポートフォリオの柔軟性を高めています。過熱相場に振り回されることなく、次の一手を模索していきます。
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