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耳鼻科医のめまい検査・治療から逆算する専門外めまい診療

めまいの検査と治療 専門外でもここまでできる - Dr.'s Prime Academia(ドクターズプライムアカデミア)

上記講義を文章化し、解説を深めていきます。
今後も更新していく予定です。更新時は購入された方に通知が届くはずです。

リンクの記事は眼振を診る前に必要な、除外診断を濃厚に解説しています。めまい診療はこの除外こそが大事です。是非、ご覧ください。

【耳鼻科医】怖いめまいを見逃さないためにできること|笹目倫太郎

それではまいりましょう。


耳性めまい確定診断の道

さて、耳性以外の除外が済んだら、確定診断をしに行きますが、皆さん苦手意識があると思いますが、これだけは避けられません、眼振の記載法です。

この形の場合、この位置がこれという風に決まっています。暗記です。
しいて言えば、この見方だと、この形が合理的だよね、というのを感じていただければ覚えやすいと思います。

これがあったら中枢性

この3つは積極的に中枢性を疑うべき注視眼振です。
HINTSで登場するやつです。

他の眼振

は基本的に中枢性か否かの確定はできません。やはり最後まで中枢性の可能性を捨ててはいけません。
言い換えると、全ての眼振で中枢性を除外してはいけないのです。
つまり、残念ながら、苦労して頭位変換眼振を覚えても中枢性の除外はできないのです。頭位変換眼振は中枢性の除外ありきの検査なのです。

・BPPV 耳性めまい最多原因

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