自分を大事にするのも、わたしにとっては挑戦だったかもしれない
\ ようこそ /
なんとなく自堕落な生活を送ってしまう、
ささみです。
最近わたしは、
月に1度は午後のお休みをもらって、
有意義に過ごせるよう心掛けている。
のだけど。
結局家に帰ってだらだらしたり、
適当にファストフードで済ませたり。
こんな過ごし方をするのは、
何するのにもお金がかかることを考えてしまうから。
平日のランチといえど、
2000円近くすることがほとんど。
奨学金、車のローン、日々の生活費。
最近ではパソコンもiPadも新しくしてしまったので、
出費がかさみ、
貯金とは縁が遠い生活になっている。
そういうわけで、
なるべくお金を使わないように…
というのが頭から離れない。
この前の午後の休み。
不用品を売りにいったところ、
買取不可のものがほとんどだったけれど、
それでも1000円くらいになった。
1000円の収入にはなったけど、
やっぱり出費がもったいないと思って、
適当にファストフードで済ませるつもりでいた。
でも、近くに、平日の昼の時間帯にしか営業していないお店がある。
きっと、今日でなければ、行かない。
車を走らせてはいたけど、
目的地を変更して、気になっていたお店に行くことにした。
駐車場に着くと、
わたしの車で満車になった。
もう少し遅かったり、早かったりしたら、
入れなかったかもしれない。
こんなことがあると、
めぐり合わせかしらかしら…
なんて都合よく考えてしまいます。
そうして思い立って行きたかったお店に来ても、
やっぱり気にしてしまうのは値段のところ。
あれは高い、これならお手頃。
自分の食べたいものよりも、
何を選んだら安上がりになるのかを考えて
おしながきとにらめっこ。
そんなことを考えていて、
ふといま読んでいる本のことを思い出す。
その本のなかの登場人物は、
「食べたいときに食べたいものを食べる」
「おいしくないものは食べたくない」
そこまでの極端なことはしなくても、
わたしも、真似してみようと思った。
食べたいものを食べてみる。
値段のことは気にしない。
で、
パフェを注文。
言わずもがな、
高級!ってわけではないけど、
普段だったら頼まないようなパフェ。
きれいな見た目で、
わたしの好きな甘いものが詰まった、
わたしの好きな食べ物。
これをゆっくり食べられる豊かさ。
冷たいアイス、
甘いクリーム、
つるんとした寒天、
粒の食感もおいしいあんこ。
家に帰ってだらだら過ごしていたら、
食べられなかった味。
いつでも食べられるファストフードでは味わえない、
豊かな味わい。
そうだ、わたしは、
本当はこういうものが食べたかった。
値段で決めていたら、味わえなかったもの。
そして再び、
いま読んでいる本のセリフを思い出す。
「ちゃんと暮らしてくれないのは、誰かへの暴力」
「自分を粗末に扱うということは、誰かに怒りをぶつけていること」
という言葉を思い出す。
読んだときは、
どう暮らしていたって、
誰かを傷つけているわけじゃないし、
とピンとこなかったのだけど、
パフェを食べるごとに理解していく。
わたしは、わたしへの暴力をふるっていた。
わたしを雑に扱って、わたしに怒りをぶつけていた。
自分の好きな気持ちを押し殺して、
自分の好きなものに蓋をして。
自分のやりたいことに目を向けていなかった。
自分の気持ちに目を向けないことで、
自分を傷つけていた。
パフェを1口すくうたびに、
おいしさの感動と、
これまで我慢していた気持ちとで、
なんだか涙が出そうになる。
ここまできたらとことん甘やかしてやろうと、
ほうじ茶も注文。
つるつるしたゼリーは
スプーンで捕まえるのに苦労したけど、
パフェで甘くなった口がさっぱりとしていく。
泣きそうになっていた気持ちも
すっきりしていくような感じがする。
好きなものを食べて、
食後は少し本を読んで。
家でもできることかもしれないけれど、
お店でしか味わえないものを食べて、
自分を大事にできて、
とても満足した時間を過ごせた。
自分の気持ちのまま行動することには慣れていないけど、
これからも好きなことを躊躇なく挑戦する時間を持ちたい。
お会計は1000円超えて、
不用品売ったより高くついたけど、
後悔はないのです。
おまけ
帰りにスタバで生クリーム増しで注文したら、
「蓋からあふれてしまいました!すみません!」
と言われました。むしろラッキー!
ここまでのお付き合いいただきありがとうございました。
お時間あればほかの記事も読んでやってください。
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