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市ヶ谷フィッシュセンターへ




市ヶ谷フィッシュセンター。
それは市ヶ谷駅から丸見えの釣り堀。
機会があり初めての鯉釣りをしに行った。


月日の経過を感じる看板。
てかカメレオンいんの?好きなのだが。




鯉を釣るためのエサを受け取り、竿を借りて
いざ釣り堀へ。

先客たちが散らばって、じっと"その時"を待っている。総武線がごうごうと音を響かせて走ってゆく。


天気良すぎる。



「釣り上手なおじさんの側で技を盗もう」と
邪な感情を持って釣る位置を決める。

そんな卑しい私と同行者に
そのおじさんが後々優しくノウハウを教えてくれた。
あざま〜す!!

優しいお兄さんが「もう終わるんで良かったら」と
エサの余りを丸々くれた。
あざま〜す!!


おじさんとお兄さんのおかげで3匹釣れた。



見事な演舞だ。


死なない程度の死に体が笑いのツボだから
4枚目笑っちゃうんだよな。


途中で気づくけど、くっさ〜。
香ばしいエサを指で練り練りしたり、
その手でスマホ取り出して写真撮ったり、
釣った鯉がビチビチした時の飛沫を浴びたりして
全身に魚の香水をつけた人みたいになった。

においの犠牲になったところ: 
髪・眼鏡・顔・指・上着・ズボン・スマホ表面・スマホカバー・カバン

臭くなった代償にかなり楽しかった。


深海魚みたいな鯉。
本当に鯉なのだろうか。


この時期にしてはかなりの防寒をしていったけど、
直射日光で終始体を焼かれカラカラに干からびた。



じっと待つ時間はのんびり流れるものかと思いきや、
ウキが沈む(=鯉がエサに食いつく)一瞬を
見逃さないためにかなり目をギンギンにした。

エサだけ持って行かれたことに気づかず
ボーッとしている時間だけでも豊かだった。

釣れたら釣れたで大騒ぎの大暴れ。
クールに仕留めるおじさん達の姿が眩しかった。


また行きたいな。
今度は全身全霊で臭くなりにいこう。




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