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ことしだけは「数字」を捨てて、大切なひとを大切にすることに集中する自分になる


「ことしはどんな自分になりたい?」
そう問われて、改めて「そうだよね・・・自分次第でいくらでもなりたい自分になれるんだよな。」とハッとした。

たぶん、ここで大事なのは「自分次第で」の部分。自分がなにを意識してなりたい自分に向かっていくのか、一年のはじめの月に明確にしておこうとおもう。


ちょっとだけ過去を振り返ってみる。
わたしは、新卒の会社で生命保険の営業をしていた。新卒で入社した同期は100名ちょっといたのだけど、1年で同期は30名になった。

「ママになっても働ける環境を」と思って一大決心をして入社した会社を1年経たずに辞めることになるなんてよっぽどのこと。

なぜ、1年経たずに70名もの女の子が「辞める」ことをきめたのか。ひとそれぞれ理由は違うかもしれないけれど、辞めた子の多くはこんなことを口にしていた。

「大切な誰かが亡くなったとき、自分が病気になったときに必要になる生命保険は大切だから売りたいけど、数字(ノルマ)のためには売りたくない」

大きなノルマを追ううちに、「大切な誰かのため」のものではなく「自分のノルマのため」に売っているような感覚になってしまい、どんどん心が病んでいくようだった。死を取り扱う生命保険だからこそ、その病みは深かった。


では、なぜわたしは心を病まずにその仕事を6年間続けノルマを達成し続けられたのか?それは、運がいいことに入社1年目にとあることに気づき、意識できたからだと思っている。

それは、目の前のお客さんを「自分の大切なひと(家族)」だと思いながら、話をすすめていくということ。

想像してみてほしい。その”お客さん”は・・
お母さんがおなかを痛めて一生懸命、命がけで産んだ大切な子どもかもしれない。可愛い可愛い妹から慕われているお兄ちゃんかもしれない。後輩や、部下から愛される先輩かもしれない。誰かのかけがえのない大親友かもしれない。彼女から「運命の人だ」と思われている彼氏かもしれない。

そう、目の前のその”お客さん”は、誰かにとっての大事な人なのだ。
わたしはその誰かの大切なひとを、絶対に傷つけたくない。わたしも同じように大切にし、責任をもって自分が守っていくと決めた。
そして、誰かにとっての大事な人を守っていく数が増えるだけ、ノルマはおのずと達成した。


ところが。
わたしは、新卒の会社でこんな大事なことに気づかせてもらったにもかかわらず、自分が起業をして事業を作っていく、となったとたんに数字ばかりに目をむけるようになっていた。

フォロワー数・・・
いいね数・・・
インプレッション数・・・
売上目標・・・
いくら稼ぎたいのか・・・

大切な人のために作った事業なのに。
もちろんその事業を継続させていくためにも、自分が食べていくためにも、数字は大切だとおもう。

でもそれは、もう少し先の話。
”大切な誰か”を見失うほど、いまやらなくてもいいこと。数字を意識するあまり、大事なことを見失ってしまいそうになっていた。

だから、ことしは数字を捨てて、わたしは”わたしが大切にしているひと”を大切にすることに集中するんだ。大事なかけがえのないひとに、わたしの想いや形がとどくように。


よし、ことしも更にハートフルなわたしになってみせる!


ゆぴさんの「2022年がハッピーなる!『#新年書くチャレンジ』」に参加しています。
〜Day10「ことしはどんな自分になっていたい?」〜

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