生きているだけで優勝している
少し前に、3ヶ月だけコールセンターでアルバイトをした。
離婚して人生初の1人暮らしで、自分の収入だけで生計を立てることに不安を感じることが多く、生活費を安定させるために始めた仕事だった。
金髪の私が働ける場所はやや限られており、髪色自由という条件をメインに、正直テキトーに選んだ。
そしたら、まあ覚えることが多い多い。
インフラ系のコールセンターで、生活に身近な内容を扱っていたが、興味がないのと専門用語が多すぎて覚えられなくて、私は研修の段階でパンクしていた。(私が真面目なのもあって、頑張ろうと覚えようとしていたのも大きかったかもしれない)
そんなあからさまにパンクしている私を見かねたのか、研修担当の社員さんが私に、
「研修期間で覚えられる量じゃないし、徐々に覚えられれば大丈夫です。出勤しているだけで優勝と思っていいですよ。」
と言ってくれた。
「出勤しているだけで優勝」
この一言がなんかすごく身に染みたのだ。
今の日本社会は、どこか頑張ることが当たり前で、褒めてくれることが少ない。
そんな空気に飲まれて、人も自分にも周りにも優しくなれる余裕が少ない気がする。
でも、朝起きて、着替えて、電車に乗って、出勤している。
それで十分立派じゃないか。
当たり前は当たり前じゃない。
まずは、自分に優しくなる。
日々の努力を認めてあげる。
私たちは、毎日生きているだけで優勝しているんだ。
コールセンターの仕事は訳あって3ヶ月で辞めてしまったが、この気づきを得られたことが、私にとって宝物になった。
このnoteを読んでくれたあなたも、日々優勝しているのです◎
お互い、優勝おめでとうございます。
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