ルールを手放すことが自分の休むにつながる
こんにちは、ももこ(@sasakuremomoko)です。
最近発見したんですが、自分の無自覚なルールを自覚して手放していくことが、自分にとっての「休む」につながるなと思っています。
例えば「洗濯物はたたまなきゃいけない」とか。我が家では洗濯物は乾いたらそのままクローゼットにかけて終わりにしています。「洗濯物をたたむ」ルールを手放すためにハンガーを多く買うことになりましたが、「かけて終わり」の手軽さを考えたらどうってことない。
今日は、そんな自分のルールと休むについて書いていきます。
「仕事をしていない時間=休む」だった出勤時代
会社に出社して仕事をしているときは、仕事がない土日祝を当然「休み」と考えていた。平日でも仕事が終わった夜の時間も「休み」ととらえていたかもしれない。
わたしは、現在、海外でフルリモートワーカーとして働いている。出社しているときに土日に詰めて行っていた家事を、今は仕事の合間に片付ける。休憩時間に昼寝をすることもある。土日に仕事をすることはめったにないけれど、休みを平日か休日かで区切れなくなった。休もうと思えば、いつでも休めるからだ。
リモートワークになってルールをつくった
規則正しい生活をするために、自分なりにルールや時間割をつくった。朝起きて何をどの順番でやって、始業開始を迎えるか。「何からしよう」と悩んでいると、あっという間に時間は過ぎる。悩んでいると、元気がなくなってくる。
悩まずにすむように、安定して生活を送り、仕事をするために、ルールがあることは効率的かつ合理的だと思う。
休んでいても苦しい3週間
あるとき、気持ちの面で調子が悪い日が2、3日続いた。あまり深刻に捉えず、いつもどおり過ごした。その状態が1週間続いた。海外に住んでいればそんな1週間もあるだろうと気楽にかまえた。
2週間目に突入した。状態は改善できずに週末になったが、夫に話して気持ちが上向いた。
「さあ、今週は大丈夫だろう」と思って迎えた月曜日の朝。うまく起きれたが、いつものルーティーンがうまくこなせなかった。落ち込んだ。次の日も同じだった。
悩みや不安は、解決できそうなものは解決した。今すぐ変えられないことは、悩み状態にせず、分解して次のアクションを起こせるようにノートに書いて、自分を落ち着かせた。なんでだろう?それでも苦しかった。
ルール放棄した4週目
4週目、全てのルールを放棄してみた。夫と話して、私は自分に課すルールが多すぎるのかもしれない、と感じたからだ。自分が気持ちよく、規則正しく生活するためにつくったルール。辞めたらだらしない生活になるのではと不安もあったが、辞めた。
朝、起きたければ起きるし、ストレッチしたければする。「ずっと在宅では健康に悪そうだ」と思ってカフェで仕事する曜日を決めていた。健康かどうかは関係なく、開放感のある明るいカフェで気持ちよく過ごせる姿が思い浮かんだらカフェに行く。
自分で決めたルールを辞めはじめたら、無意識に守っていたルールも見えてきた。洗濯物も夕飯の準備もいかに短く済ませるかが大事だった。洗濯物は自然の流れで干す。夕飯の準備は、複数のおかずづくりと洗い物を同時並行でしなくてもいい。毎週書いていた振り返りもやめてみた。
ルールで見えなくなっていた自分の気持ち
ルールを守らなくてもいいと決めて2、3日。驚くほど気持ちが軽くなっていた。元気がでるとかポジティブになるとはちょっと違う。プラスもマイナスもなくフラットな自分に戻っていた。
ルールを実行するたびに「うーん、面倒だな。でもやらないと」、ルールをやぶってしまったら「本当はやったほうがいいのにやらなかった」。そんな感情が積み重なって、海底に沈むいかりのようになっていた。
さいごに
これまで休むとは、ゆっくりお風呂にはいり、しっかり寝て身体的な疲れをとったり、自分が好きなことをする時間をとって精神的に回復することだと思っていた。
それだけでなく、自分が決めたルールや無自覚に守っているルールを認識してやめてみたり、今の自分にあうように変えていくことも、自分の休むことにつながるようだ。続けることは素晴らしいことであるけれど、続けなくてはいけないルールはない。
今の自分に違和感を感じていたら、一度自分のルールを点検してみてはいかがでしょうか?
ライティングを学び合う会員コミュニティ「sentence」のメンバーが、月ごとのテーマに沿ってマガジン「gate, by sentence」を更新していきます。
3月のテーマは『あなたの「休み方」について』です。
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