詩│宇宙デザート


宇宙語を食べたい
太陽風でもいい
そこにパセリなんか乗っていると尚いい
サラダは要らない
メインディッシュも要らない
ただひと品でいい
宇宙語が食べたい
形があって
風変わりで
誰も傷つけず
副作用はなく
カロリーもなく
わけがわからん様相で
でもやっぱり形はあって
味は可もなく不可もなく
何の栄養素もないけれど
よく分からん謎のものが
重箱の隅まで染み渡って
ごっそりそのまま入れ替わってしまえ

ちなみにこれは
夢物語ではない
だって
いつか
食ったことがある
というか
小さい頃は
よく食っていたと思う
同じ名前の料理を食べても
思い出せないのだけど



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