詩│蒼い葉月


九月の空は一番青い
入道雲が映えるから

斯くて心は真透明
草木もみんな蒼いから

蝉が染み入り溶けていく
またも沸き立つ合唱歌
今は今しも今然り

夏の終わりの風吹いて
いずれ木の葉も色づけど
今は今しも今然り



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