詩|寝ぼけまにまに


太古の海
地球最古の生命は
眠っていた

豊穣な海で育ち
夢を見たまま
墜ちる石にやられていた

いつしか
海の恵みは減り
降りしきる石に懲り
生命は起きることを選んだ


やさしい海だった



あら
おきたん?
おはよう
ねむたいね
そうだ
オムレツ作るね



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