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砂漠の中で 離ればなれになった 陽炎が揺らいでいた 声は、届いた それは、歪められた 変な形…
私は道に咲く花である。 ものごころついた頃にはアスファルトに囲まれていた。 すぐそばにはど…
夕暮れに立ち昇った怪物が 夜の闇に完全に溶けきった頃 車も街灯もない一本道は 前も後ろも奥…
秋の夕暮れは空っぽか 映る世界が幻か ――― 大海原。 産み落とされた故郷の地は、何もか…