昔の写真を振り返る6 デュッセルドルフ
古いスマホに入っている昔の写真を振り返る企画第6段。今回はデュッセルドルフの写真です。
広角レンズで撮影した、デュッセルドルフ競馬場のスタンド前です。このときはAfter Work開催といって、要は仕事を終えた5時から男(女も!)のための夕方開催です。それでも家族連れがいていつもと変わらない雰囲気でした。実は2019年9月6日もケルンで同じような開催があり、なんとゲストとして元ドイツ代表ゴールキーパーのオリバー・カーン氏が来場されました。その様子は後日紹介します。
次の写真は独身時代によく通っていたアイリッシュパブの写真です。相変わらず画質がひどいです。本当は一眼レフカメラで撮影したのですが、どこかの工程で画質が劣化してしまっています。とはいえなんとか店内の雰囲気は伝わるでしょうか。ここはダーツが無料でできるので、友人とよく集まっていました。そしてもちろんギネスビールがうまい。僕にとっては、外からいらっしゃったお客さんを連れてくることが多いお店です。今でもたまに行きます。
これは以前住んでいたアパートです。いつ撮影したかはわかりません。いやあ懐かしい。あまり裕福でない人が多い地域で家賃が安かったものの、なかなか広い部屋で、一人暮らしにとっては最高でした。ここに写っていないですが、右側に寝室、手前側にリビングがありました。これで450ユーロですからお得以外の何物でもありません。ハウスマイスターという用務員の人がやたら厳しくて怖い顔をしていたのが唯一の難点でしたが、僕が引っ越す頃に若くて優しい兄ちゃんに変わったので助かりました。というのも、ここを出るとなったときに、
「地下の部屋は片付けた?」
と聞かれたものの、地下室の存在など知らなかったのです。一緒に地下に行き、
「ほらここがあなたのスペースだよ」
と言われても、そこを開ける鍵など持っておらず、目の前が真っ暗になりました。部屋を上から覗くといくつかの荷物があり、
「鍵を開けてこれらを片付けてくれ」
と。僕だけでは到底不可能なので、一緒にやってくれませんかとお願いしたら意外にもオッケーが出ました。それで作業日の相談時に
「この日は妻の出産予定日だから無理です」
と伝えると彼はしばらく黙り、
「じゃあ僕が全部やるからいいよ」
と言ってくれました。
「だって赤ちゃんが生まれるんでしょ?それは大事だよ。ここはいいから赤ちゃん休暇をエンジョイしてくれ」
ドイツ人は融通が利かないイメージでしたが、温かい心をもった人たちでもあります。このときにそれを強く感じました。
感動的な話のわりには文章力がなく残念な内容になりましたが、少しでもドイツのよさが伝われば幸いです。それでは今回はこのへんで。またお会いしましょう。
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