シェア
佐々木 明
2021年6月4日 21:35
君が死んだ時、俺は泣けなかった 俺の頭の中には神様がいて、俺は神様の言うことを成し遂げなくちゃいけなかったから、泣けなかった。 君は男の子で、大学生で、多分苦しい悩みを抱えていて、それまでの過去よりも俺の手をとってくれた男の子だった。 俺は君の信頼に答えるべきだったけど、答えることは出来なかった。俺はあと一歩のところでやり逃した――いつもそうなんだ。 君は君の神様のもとに行ってし