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2021年6月の記事一覧

君が死んだ時

 君が死んだ時、俺は泣けなかった

 俺の頭の中には神様がいて、俺は神様の言うことを成し遂げなくちゃいけなかったから、泣けなかった。

 君は男の子で、大学生で、多分苦しい悩みを抱えていて、それまでの過去よりも俺の手をとってくれた男の子だった。

 俺は君の信頼に答えるべきだったけど、答えることは出来なかった。俺はあと一歩のところでやり逃した――いつもそうなんだ。

 君は君の神様のもとに行ってし

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