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なぜブレイブ・ワークを創業したのか(第1章:大阪府庁)

はじめに

ブレイブ・ワーク」を創業してもうすぐ丸3年が経とうとしています。

クライアント様との商談時に、私自身の自己紹介をする機会が多くありますが、最近よく「変わった経歴ですね!」と仰っていただくことが多いことに気が付きました。

自分自身は実は気が付いていなかったのですが、確かに20代で公務員(大阪府庁)、野村證券(大手)、フリーランス、スタートアップ、起業を経験している人は意外と少ないかもしれません。

そこで今回は、各キャリアの中で学んだことや当時の想い等を振り返ろうと思います。

ブレイブ・ワークに興味を持ってくれている方に自分自身について知ってもらったり、記事を読んでいただく皆さんの何かしらの気づきになったりできると嬉しいです。

第1章:大阪府庁
第2章:野村證券
第3章:フリーランス
第4章:スタートアップ
第5章:起業

の5章立てで更新をしていきますので、良ければお付き合いください。

第1章:大阪府庁編

大卒ファーストキャリアで学んだこと

大阪府庁で学んだことは
・自分自身の性格を知れたこと
・今後のキャリアをどうしていきたいのかの否定形(何をしたくないのか?)が見つかったこと

です。

大阪府庁で私は「河川室」に配属されました。

川やダムの管理や予算策定について専門家を集めて行う、ダムの審議会の開催などを担当している組織です。

日常業務は国土交通省からの調査ものがほとんどでした。

※後は年に1回「大阪府内の河川で危険度が高い河川はココだから」というように優先順位を決め、堤防を作ることや川幅を広げるための予算を大阪府庁内、国土交通省に取りにいく仕事がありました。

1年目の業務とマインド

当時の私の仕事に対するマインドはこんな感じでした。

<予算取り>
笹木「大阪府民を守るために、少しでも多くの予算を取りその予算で河川氾濫を防ぎ、安心して生活してもらえるように頑張ろう!」

<国土交通省からの調査もの>
笹木「国土交通省に、大阪府内の正しい現状を土木事務所と協力をしながら正確に伝えることで、正しい判断のもとに大阪府に予算を付けてもらおう」

ではこのマインドで実際に働いてみてどうだったのか?

●業務とその結果

1年目は「例年までと何も変化を起こせない」結果になりました。

・予算取り→去年の予算通り(くそ!僕の力不足か)
・国土交通省からの調査もの→どれだけ関係各所からヒアリングしても去年と同じ情報しかあがってこない


とはいえ1年目。多くのことが当然うまくはできませんでした。それらの失敗などを通して色々なことを学んだので、気合を入れて2年目に突入です。

ただ結果的に私は2年目で退職します。

2年目の業務とマインド

・業務内容は1年目とほぼ変わらず
・1年目で業務内容や基礎知識もついている状態

上記を考えてみても「1年目より絶対上手くいくに決まっている」と自信に溢れながら臨んだ2年目でした。

先に結果からお伝えします。

何も変わりませんでした・・・。

・予算取り→変化なし
・国土交通省からの調査もの→変化なし


当然この結果になる前の過程では、色々なことを試してみました。

・コミュニケーションの仕方の工夫
・言葉の些細なニュアンス
・飲み会もたくさん参加したし企画もした
・ベースボール大会も運営しました(笹木自身はサッカー派)

仕事も早くなったし、勉強もしたし、提案もたくさんしたし、府民の声を独自に集めて上司に勝手に提出し改革提案もしたし、当時思いつくことは全部しました。

ただ結果としては書いた通り、
これまでと何も変えることができませんでした。

「ここまでやってこの結果ということは自分の力不足なのか…」と自分を責めもしました。

そして2年目が終わる頃、上記の結果も相まって気が緩んだのか、インフルエンザに罹ってしまい、1週間仕事を休ませてもらいました。

家で休養を取りながら、色々なことを考えました。

(自分は少しでも良くしたい!変えたいと思っていたがそもそもこれが間違いなのでは?)

(120%を目指せばもちろん多少のリスクはついてくる。しかし大阪府民を守ることにおいてリスクを取ることほどダメなものはない)

(100%をなるべくリスクを取らず、横並びのバランスを崩さず実現することがこの組織に求められていることなんじゃないか?)

(自分が1週間休んでいる間も誰も困っている人はいない(復帰後判明))

(僕でなくても誰でもいいのかもしれない)

(僕でないといけない仕事はこの組織にはない)

突っ走ってきた分、1週間の休養は、本当に色々なことを考えるきっかけになったなと思います。

また、
・学生の時に一般企業の就職活動はしておらず、公務員一本だったこと(公務員の勉強しかしていなかった)
・つまりは、幅広く就職先候補を見た上で、大阪府庁を選んだわけではない

ことからも「自分が仕事に対して求めていることを見つめ直して行動すべき」と考えて、その結果大阪府庁を退職することにしました。

次のキャリアは「野村證券」

大阪府庁を辞めた僕は、次のキャリアとして野村證券の営業職に進むことになりました。

転職の軸としては、
・100%でなくてそれ以上
・笹木でないといけない仕事
・世の中に求められるビジネスパーソンになるには(ビジネス市場価値)
・行動の結果がしっかり跳ね返ってくる仕事
でした。

次回は野村證券時代について筆を走らせます。

野村證券時代が、サラリーマン人生で一番濃かった経験かつ僕自身の初期マインドが形成された時期といっても過言ではないです。

是非次回もよろしくお願いします。


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