「みんな」なんていない

一昨日の金曜日に時間調整のためたまたま寄ったドトールでの出来事です。

サラリーマン風の男性3人が会話をしていました。
雰囲気的に権限を持っていそうな60歳前後に見える方(Aさんとしましょう)、Aさんと同年代の男性(Bさん)、そして20代の若手の男性(Cさん)という布陣でした。

聞き耳を立てていたわけではないのですが、Aさんの声が少し大きく聞こえてきた話は、なんとなく以下のような感じ。

どうやら社内でトラブルがあり、BさんとCさんはそのトラブルを起こしてしまった組織に所属、Aさんは別組織で全体的なマネジメントを行っているようです。

トラブルの内容などはもちろん分からないように話していましたので、詳しいことは分かりませんが、Aさんの話っぷりに「こういう人、苦手だな~」と思ってしまいました。

どんな話しっぷりかというと、
 『今の若手はみんながこうなってしまっている』
 『お前の組織はみんな、自分で考えようとしていない』
といったように、ある集団を「みんな」と十把一絡げに扱う発言を頻発していました。

僕の経験上、Aさんのように「みんながこうだ」という言い方をする人は、ある一つの事例を元に全てがそうに違いない、と決めつけがちな人が多いと感じます。

いわゆる「解像度が低い」ということになるのだと思いますが、どんな集団でも一人一人は別人格であり、「みんな」なんて一括りにできることは基本的にあり得ないのだと僕は思います。

逆に、
『みんな自分で考えようとしない』
と言っている人の場合、その人がめんどくさい人だから、その人の前では考えることを周囲が諦めてしまっているケースが多いと思います。(その場合は、みんなが諦めている、と言っても良いのかも知れませんね笑)

ということで、「みんながこうだ」と言う人には近寄らないようにしよう、と思ったのと、自分自身がそのような解像度の低い発言をしないように気をつけよう、と思いました。

ドトールにいたAさん、良い気付きをありがとうございました!

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