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Fragment シリウスまで秒
何度やっても飽きない主題というものがあって、
繰り返し同じものを描いても、何度やってもダメであるのに、それを何回も繰り返す。
ダメなら諦めるのも手であるけれど、実のところ、ダメがダメじゃないからやっている。
祈りを動かす。
ダメから見ているものが常にダメじゃないものだから、常にダメじゃない。
フラグメント。
自分はどこまでいっても、何回やっても駄目なのに、見ているものはずっと善いもの。
自分と善いものとは無限の隔たりがあるけれど、それを一直線に結ぶ目が在る。
昔よく空に輝いている星を見て、見るだけでそこに自分がいるような気がしていた。
わざわざ行こうとする人もあるけれど、遥か彼方のシリウスまで、見るだけで行けんじゃね?見たら行ったも同然。
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