めそめそをもぐもぐ、ごっくんと。
疲れているとき、なんだか元気が出ないとき、悲しいことがあったとき。
お腹が減っていることに気づかないし、食欲も感じないことが多い。
無理に食べなくてもいいのだけれど、食べずにただ眠ってみても、なかなか思考をダウンできず、頭の中でぐるぐるもやもや考えて、くよくよめそめそサイクルに入りやすい。
以前は、そのうち調子良くなるだろうと適当なものを食べたり食べなかったりして、さらに調子を崩し食べられなくなる…悪循環になることもあった。
疲れが抜けず、元気もなんでか出ない。
そんなとき、ご飯って何を食べたらいいんだろうと考えてみた。
この一年、ランニングを始め、日々変わるじぶんの調子に向き合いわかったこと。
それは、気分に左右されない体調・体調に左右されないマインドの大切さである。
人間だから仕事でミスしたら落ち込むし、好きな人とご飯に行けたら嬉しいし、気持ちに多少の波はある。
ただ、気分や機嫌に体調を引っ張られすぎない。
体調も低気圧で偏頭痛がしたり、風邪気味で熱っぽかったり、季節や時期による変化から不意に見舞われるアクシデントで崩れることもある。
体調の良し悪しもある中でも、普段大切にしていることへの姿勢や心の向け方はできれば変わらないでありたい。
そんな日々変わる心身の調子に耳を傾けるために、ご飯はいいバロメーターだ。
具体的な食材はあまりこだわらなくても、
五感で味わえるような色彩鮮やかな食材や薫りがいいもの、旬なものを選んだり、
身体に優しいように温かく柔らかく調理したり、
食べる時間をゆっくりとったり、買い物や準備したりするところから楽しめる心の余裕を作ったり、
あえてひとりで食べたり、いっしょにいたい人とご飯を食べられたら、
食べ終わる頃には、疲れもだるさもこわばりも取れて元気になっている気がするなあ。
“今日はどんな感じ?” “がんばったね、おつかれさま”
そうやって自分と対話しながら、
めそめそをもぐもぐ、ごっくん!して、
明日へつなげていけたら、と思う。
時折訪れる、誰かが書いた文章を無性に読みたくなるときに、ご利用いただけたら幸いです。