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【バカゲー?】海に潜ってモリで突いた魚を寿司にして売るゲームが面白すぎた話【いいえ神ゲー】
先日、ずっと楽しみにしていた
インディーズゲーム【DAVE THE DIVER】のNintendo Switch版がリリースされました。
本作はマル髭のぽっちゃり体型がチャームポイントのちょっと気弱なおじさんダイバーデイヴを操作し昼は海に潜って魚を銛突き漁して
夜は手に入れた獲物を寿司にしてお金を稼ぐ
海洋アクション+経営のハイブリッドゲームらしい。
らしい、と言うのはもうめっちゃ楽しみにしてたので敢えて前情報をほとんど入れなかったから。
この新しいゲームを始める前の高揚感はいくつになっても堪らないものですよね。
と、言う訳で海も寿司もゲームも大好きな
1プレイヤーの感想をつらつらと書き綴ろうと思います。
どうぞよしなに。
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本作、昔懐かしいピクセルでキャラクターが
描かれてるんですよね
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元武器商人の男コブラから連絡を受けます
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的な誘い文句にまんまと乗ってしまい
現地へと向かうデイヴ
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オシャレに出る演出にオタクは弱いんや
さて、腐れ縁の男の甘い言葉に誘われて
ノコノコやって来てしまったデイヴでしたが、そこにあったのは巨大なブルーホール(洞窟や鍾乳洞が何らかの理由で海に沈み、浅瀬に穴が開いたように見える地形)
お目当ての寿司は?と訝しげにしていると何とコブラ氏このブルーホールの魚を使った寿司屋を今日オープンする所だという。
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君もこの素晴らしいビジネスに参加しないか!
と半ば強引に魚の仕入れを担当させられる羽目に
寿司食べに来ただけのハズなのに
続いてコブラ氏、オープンする寿司屋とそこで調理を担当する寿司シェフを紹介してくれるとの事だったのですが、肝心のシェフの格好が
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この寿司シェフのバンチョさん腕は超一流なのだけれども色々と拗らせてる感じがユニークで好きです。一人称拙者だし。
このままでは魚が足りずオープン出来ないから、とせっつかれる形でブルーホール初のダイビングへ。
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全世界から多種多様な生き物が集まっているので
サバの横をオーストラリア沿岸ミナミノコギリザメが泳いでたりもする。ここがオールブルーか
舞台は入る度に地形や魚の配置が変わる
海版不思議のダンジョン。
入る度にランダム要素がある、でお察しの通りいわゆるローグライト形式でプレイヤーは最初に持ち込める最低限の猟具以外は基本現地調達
しかも折角装備をアップグレードしても海上に上がると何故か不思議な力で手に入れた武器等は壊れて次回使えなくなるという大変ご親切な設定。
一期一会、折角良い装備が手に入ったからと、欲をかくとサメ等の強力な魚からの反撃を受けてゲームオーバー。
船上で待機するコブラ氏に引き上げられる際、入手したアイテムは1つを除き全てロストしてしまうので深入りは禁物。と
上手いゲームバランスですよね。
ただ、一日の内に潜れるチャンスは午前と午後の2回あり(後々に夜の海にも潜れたりする)
例え一回失敗してしまっても午後に頑張ろうと切り替えられるので落胆は少ない印象ですね。
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この体力、スタミナ、制限時間の管理を酸素ゲージ
という要素でひとまとめにしたの上手いなぁって
プレイヤーは辺りを泳いでいる多種多様な魚を持ち運べる重量の許す限り好きに銛や銃を撃ってインベントリに加える事が出来るけれど基本的に銛や銃で撃ち抜いて倒してしまうよりも、網で動けなくしたり眠らせて生け捕りにした方が食材としての品質が良くなり重量は変わらないのに寿司に使える切り身の数が変わってくるので、可能なら生け捕りにしたい。
この辺りがまた難しくて面白い。
その日は暗くなるまで攻撃的な魚と格闘したり初期装備では喧嘩を売っちゃいけないタイプの大型の捕食者の脅威に怯えながら、銛突き漁を頑張り約束通り納品したのですが。
なんとバンチョさん、プレイヤーは夜は寿司屋で配膳業務をしてくれるという話では?
と、小首を傾げます。あんのコブラの野郎
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聞こえの良い事ばっかり言って
口八丁で人脈かき集めるだけするけど
実際の業務内容違うタイプの!
信じられねぇよな
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捕った魚は寿司として売る以外にも料理としての品質を上げ単価やSNSでのイイネ数が上がる『強化』にも使えるのでしばらくは数多く捕っても余るという事は無さそうです。
強化に夢中になりすぎて今日売るつもりだったネタまで使いきってたら本末転倒だけど。
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そんなこんなで捕れたてピチピチの自慢の魚を
目一杯強化しお品書きにチョイスして営業開始
食材をメニューとして卸してしまうと営業後に余った際、破棄してしまうので客足を予想した品数選びも必要。
知名度の低い初期はそんなにでもないですが、人気が出始めるとサービスの手が足りなくなるのでこの辺りもバランスを見て従業員を雇用したい所
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カウンターのお客に配膳したり時折アガリ(緑茶)を
淹れるミニゲームがあったりと兎に角忙しい
でもパーフェクトって言われるとチョット嬉しい
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今日は86Gの黒字。この売上げを使って
デイブが最初から海に持ち込める装備を強化したり、従業員を雇ったりとお金をやりくりしていきます。
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ブルーホールの特殊な素材を使って壊れない武器を
クラフトしてくれるオタクの武器職人ダフや
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発見したから手伝って欲しいと話を持ち掛ける
歴史学者のベーコン博士
等々個性豊かなオッサン達が登場しプレイヤーに依頼をしたり手助けしてくれたりします。(なんでオッサンばっかりなんだろう…)
寿司屋の評判はただ売上を上げていけばエスカレーター式に有名になる訳ではなく
「クックスタ」というインスタの料理版みたいなSNSでのイイネ数を稼ぐ必要があり、
例え単価が低くても誰かが投稿することで宣伝してくれる可能性があるので一度はお品書きに載せておくのがベターだったりと一筋縄では行かないのも現代らしい要素で、人気が出てくるとクックスタの審査員が来訪。
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どこからともなくやってくる審査員
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みたいな厳しい審査の上
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他にも一癖も二癖もある舌の肥えた「VIP」客が来店し、シェフのバンチョさんに挑発的な
無理難題を吹っ掛けて来たりもするのですが
このVIP達が新しい要素のアンロック的な役割を担っているので是非とも成功させたい所
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流れるので必見です
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力を貸してくれるようになるキャラクターも
ゲーム性として兎に角やることが多く
「ひゃー忙しい」という嬉しい悲鳴も上がるのですが、それに負けない位メインストーリーがゴリゴリに骨太。
特に頑固過ぎる気質が仇となり前職では上手く行かなかったバンチョさんが
主人公デイブの柔らかい人となりに絆されて
少しずつ歩み寄っていく人間模様だったり
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歴史博士の海底調査を手伝う内に徐々に
このブルーホールの謎が解き明かされていく話としての面白さだったり
経営が安定してきた頃合いを見計らうかのように新しい要素を引っ提げて来訪するVIP客に
対応する為、普段と違う獲物を狙って海に潜ったり
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時折挟み込まれる日本的なノリのギャグや
ムービーを駆使してみたりと
プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に散りばめられていて、これホントに2400円で良いの?と逆に動揺してしまいました。
そう、2400円なんですこのインディーズゲーム
このnoteを読んで「へぇ、どれどれ」と
思ったそこの貴方!良ければ是非一緒に潜りましょう
「DAVE THE DIVER」
オタクは自分が好きになったものを損益度外視で布教したくなる生き物なんです。
Nintendo Switch版とSteam版がありますのでよろしければ是非。
データ引き継ぎも出来る無料体験版もあります筆者は体験版プレイ時最初ノコギリザメにボコボコにされて上手く行かなかったのが悔しくて
敢えてデータ引き継ぎせずに最初からやり直しましたけど。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
もう、なんかこの面白さを人に話さずにはいられねぇという激情のままに筆を走らせたので
駄文乱文読みづらい所もあったかと思いますが、何と言うか……こう…想いだけでも伝わってくれれば良いなと。
まだchapter4までとゲームプレイは途中なので全クリしたら改めて感想など書きたいなと考えています。
それではノシ。
普段はMinecraftの開発日誌的なものを書いています。よろしければそちらも合わせてどうぞ。