【Minecraft】鬼滅の刃 煉獄杏寿郎の屋敷を作る【前編】
週刊少年ジャンプにて2016年11号から2020年24号までの4年と3ヶ月間連載され、アニメ化を経て人気が爆発。一躍、国民的漫画の仲間入りを果たした吾峠呼世晴先生著『鬼滅の刃』
とりわけ、2020年に公開された『劇場版鬼滅の刃無限列車編』ではその快活な人柄と鋼のように強い信念を持ち、主人公炭治郎のその後の人生における重要な道しるべとなったキーパーソン煉獄杏寿郎が人気を集めました。
鬼との壮絶な戦いの末、自らの命と引き換えに若い隊士達と200人の乗客を守り抜き、まさに炎(ほむら)の様に燃え上がり暁と共に散った漢
彼の生き様に劇場で心を打たれた方も多くいらっしゃるかと思います。筆者もその一人。
劇場公開日は2020年10月16日、つまり初日に観に行った筆者にとってこの日は煉獄さんの祥月命日に当たります。オタクとしては鎮魂の灯明は己が手で点したい所。
そうだマイクラで作ろう。
煉獄さんが生まれ育った生家を!
改めましておばんです。
上映当時原作既読勢なれど、同乗した妻はアニメ派であった為徹底したネタバレ回避を敢行
上映後に入ったスタバで煉獄さんゆかり(?)のさつまいもフラペチーノを前に「バッドエンドなんかじゃない……煉獄さんは立派だった……」と顔をくしゃくしゃにした妻を見て、一番楽しめる状態で映画を観せる事が出来た達成感と自分が大好きなコンテンツを高い水準で理解ってくれた彼女へのリスペクトが相まり今年一渋い声で「せ や ね ん !」と頷いた。
筆者、笹がきゴボウと申します(長いねん)
普段は『note理想の街企画で知り合った友人達とマイクラ武者修行始めました』略してティークラと銘打ちMinecraftのサバイバルワールドでコツコツ仲間達と建築をして遊んでいる様子を記事に認めたりしていまして。
今回も同ワールドでの建築記第17回目なのですが、ナンバリングタイトルを重ね続けるのもチョット取っ付きにくくて窮屈に感じたのと、今回は昔お世話になった界隈の方々へも届いてくれれば良いなと思ったのでタイトルをよりシンプルにしてみました。分かり難かったら元に戻します。ご容赦
冒頭でも申しました通り今回は煉獄さんの生家煉獄邸を作っていきます。
思い立ったその時、最初に浮かんだのは2021年にアップされたこちらの方が投稿された作品
はい 綿密な分析と考察、一匙の愛で煉獄邸の図面を引かれた絵師gattcha氏。
投稿された当時はまだマイクラにも触れておらずただひたすら「この人スゲー!」だけでお気に入りにしていたあの頃から幾星霜。
それなりに作りたいものを表現出来るようになってきたかな?となった今なら偉大なる先人に挑める気がするんですよね。
建築に先駆け「gattcha様の図面を参考にマインクラフトというサンドボックス型のゲームで立体物にしてその様子をnoteに書きたいと思っているのですが、よろしいでしょうか?」という素っ頓狂な申し出を二つ返事で快諾してくださったgattcha氏にまずはお礼を申し上げます。
ありがとうございます。頑張ります!
どうぞよしなに。
・設計図を書く
gattcha氏の間取り図を参考に引いた設計図がこちら、左上に殴り書いてある通り第三校です。
今回は内装も込みの再現建築なのでマイクラ的に説得力のあるサイズ感になるまで図面を引いてはクリエイティブで試作して、壊して直しては図面に起こしを愚直に繰り返しています。
この図面も実際に作っている最中に不具合が見つかって何ヵ所か微調整が入っています。
まぁスクラップ&ビルドでこの国は成り上がって来たって赤坂先生も言ってたので今度も上手くやります。
次は建築予定地を確保するべく整地のお時間です。
・下準備
と言う訳でサバイバルワールドに入りまして、ここは和風区。和風の建物を集めた区画にする予定、ではあるのですが……生憎まだ開拓が始まったばかりなので大阪城天守閣と大手門しか無いですね。
なんで一軒目にいきなりお城建ててんだよ画角に写り込んで仕方ねぇよ誰だよ作った奴あ、俺だったわすみませんでした始めていきます。
・整地をする
今回の建屋は62×28マス
塀で囲った敷地面積全体は86×92マスと中々の用地を確保する必要がありますが、当ティークラサーバーには筆者を始め整地からでしか得られない栄養素を糧に生きているイカれたクラフター野郎共が揃っているので何も心配いらないですね。
整地とは救いであるという教えを守っていきたい。
断っておきますが、家は曾祖父の代から浄土真宗です。
と言う訳で仲間達の協力もあり、建築予定地を確保出来ました。
あとは必要資材の調達ですかね。
と、言ってもメイン建材は深層岩に白色のコンクリートパウダーと在庫で足りているものばかりですし、強いて言うならダークオークが1シュルカーと少しあれば足りる計算なのでサクッと集めてしまいます。
え?普通はブロックをシュルカー単位で数えない?ハハッそんな馬鹿な話があってたまるか。
・資材を集める
ダークオークは仲間の1人が農業関係のブロックを管理するために興した区画「ホウジョウ区」に最近出来た新施設で集めます。
まずは機構部分のみですが、外観が出来たらまたご紹介しますね。
ダークオークを集めた事のある方ならご存知かと思うのですがこの木材、苗木1個だけだと育ってくれないんですよね。
樹を生やしたい場合必ず苗木を4つ正方形に植える必要があるので当然ながら樹を生やす為の使用量も4倍に、葉からランダムでドロップする苗木をしっかり回収していないと枯渇してしまう事もしばしばあるのが玉に瑕。
仲間の一人から時透無一郎ばりのスローイングで寄越してもらったのは幸運クワ
ありがたい!これで葉ブロックを壊せば高確率で苗木がドロップします。
兎にも角にもこれで材料を揃え終わったので、いよいよ建築に移っていきます。
・煉獄邸を建てる
まずは用地に目印を付けていきます。
安山岩の部分が柱を建てる所ですね。
ここに高さ6マス分皮を剥いだダークオークを建てて
間を横向きの柱で接続させます。
ここに下2マスはダークオークの木材で鎧張りの表現に上はコンクリートパウダーで漆喰風にしていきます
さて、ここからが山場
煉獄邸最大の特徴である長い縁側とその上に連なる縁桁(えんげた)を作っていきます。
今回建屋が大きい為、今どこを作っているのか分からなくなるかと思い参照画像を用意しました。流石にアニメの画像そのままはよろしくないかと思い線画を取り込んで水彩画風にボカしています。
これでどうにか許してはいただけないか(五体投地)
縁桁(えんげた)を作ります。
恐らく雨風があった時にこの縁桁を支えにして雨戸を取り付ける事で長い縁側を美しく保っていたのではないかと推察されます。これも千寿郎くんの仕事だったのだろうか……
こんな感じです
フルブロックだとらしく見えなかったので壁ブロックを採用。薄い印象を持って貰えれば御の字です。
白い壁ブロックが閃緑岩のみだったので使いましたが、クォーツの壁ブロックの実装を筆者はいつまでもお待ちしていますよMojangさん!聞いていますか!?ねぇ!Mojangさぁん!
軒下から見たらこんな感じ。行商人さんの立ち位置が丁度煉獄さんが千寿郎くんを励ましていた時のポジションですね。
てめぇどこ立ってんのか理解ってんのかァ!?(情緒どうした)
縁桁の外側にも垂木を伸ばしてみました。長い縁側とバランスを取るためか、軒(のき)が深いのが特徴ですね煉獄邸。
このままだと内装に移った際にどこを作っているのか分からなくなるかと思い先に床を張ってみました。
gattcha氏の考察によると2つの棟は居住用と来客用でそれぞれ分かれていたのではないか?との見解でした。筆者も同意見です。(全力で乗っかるスタイル)
それを踏まえ、右側(東棟)を土間、板間、仏間、寝間、千寿郎くんの部屋等の居住スペース、左側(西棟)を表座敷、客間、書斎等の来客スペースで、2つの棟を結ぶ真ん中の部屋に父・慎寿郎さんが横になって書物を読んでいたシーンが印象的な主人の間を配置しようと考えています。
誰ですかアル中クソ爺なんて言った人は?
君、ちょっとそこに座りなさい。
いいですか?所帯を持つ主人として言わせてもらえれば自身が生涯をかけて積み重ねて来たアイデンティティの根底を揺るがされた上に最愛の妻を喪うという畳み掛けを受けた彼の苦悩は察するに余りある訳でしてry……(以下5000文字に続くお気持ち作文の為、割愛)
天井を張っていきます。
柱材に上向ハーフブロックで梁(はり)の表現にするのが好きです。この話前にもした気がするけれど多分これから先もすると思います。
今回2つの棟を滑らかに接続させるため多少テクニカルな屋根になるかと思います。
まずは垂木を含む三段をハーフブロックで寄棟(よせむね)に
そこから両棟はなだらかな傾斜を、接続させる部分は階段ブロックを使って急勾配にしていきます。原作の建物のシルエットを崩さないようにしつつマイクラ的に不自然のないように階段とハーフを繋げるのが中々難しく、大変歯応えのある作業でした。
原作では接続部がスッと斜めに通っているので可能な限りそのラインを表現したいのですが、只でさえハーフと階段の接続に制約があるのにその上シルエットまでとなると頭こんがらがり過ぎてこの辺り作りながら「バナナ……バナナ……」しか呟いてなかったです。
ゾロ(あだ名)のアドバイスもあり屋根を葺き終わりました!ひとりでは出来ないこと仲間となら出来る事で乗り越えましたね。団結って強い感謝の心を忘れずやっていきたいです。
最後にケラバの装飾をして一旦外装は完了としておきます。
ケラバはアニメでは角度的に丁度隠れてしまっていて再現のしようが無いので筆者なりにアレンジを加えてみます。
炎の呼吸の使い手の家から火を出したりなんてした日にはとんだ良い笑い種になってしまうと思い、寺社仏閣に多く見られる防火祈願の装飾懸魚(げぎょ)をあしらってみました。
隙あらばチラ見せコッタして煉獄カラーを推していくスタイル。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
本当は一本にまとめたかったのですが流石に4500字を越えてしまったので一旦前後編で区切り、内装と周辺の装飾は後半に回そうと考えています。
出来れば同日にアップしたいと鋭意執筆中ですが遅れたらすみません。直ぐ、直ぐに書くんで!しばしお待ちください。
それではノシ。
追記
書き申した。ご査収ください